暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

おぼろ夜の月に くらべて

2011-04-24 | 樹木・植物・動物・有職故実

去るほどの 如月の月は 隈なく
氷(ひ)のごとく 透ほりて さゆるなり

欠けゆくままに 明け残りたるは 更にもいはず

こは 弥生二十日の月にして ゆゆしとまでは思はねど
雲の奥のかたにありて ものうげなり

遠く 見ゆる月

残りたる月

雲を 友と為し

雲に まがふ月

この卯月十九日には 雲の天蓋に宿りたる姿 ふと心寄せに見る

♪・・・おほかたは 月をもめでじ これぞ この つもれば 人の 老いとなるもの・・・♪(879古今)

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