平砂浦、サイドオフ、すね、まぐれの膝。
面だけは良いんだけどなぁ。
この時期には珍しくサイズ無し。
なぜか白黒になった。
さて、昨日のコロナの続き。
彼は死にました。
病室の天井から自分の遺体と、慌てている医師や看護師、心電図がゼロになっているのを見ていたそうです。
5分後、引っ張られるように体に戻り、痙攣と共に息を吹き返しました。
医者も認めた臨死体験。
その夜に意識も戻りました。
咳も熱も無し。
次の日から早々とリハビリが開始され、3日後には私とLINEが再開され、驚愕的な生命力で1か月後に退院しました。
この話の核心はここからです。
彼曰く、コロナを軽視している人が多すぎる。
軽症、無症状ばかりではない。
発症、入院と共に、誰とも会うことは出来ない。
焼かれて骨になるまで、家族すら会えない。
これは悲惨な孤独死と同じである。
息が出来ない体はとても苦しいし、精神的にも、覚悟が出来る時間がたった3日足らずで死刑囚よりも短く、気が狂いそうに辛い。
人工呼吸器を付けていても意識はあり、その苦しい時間は永遠のように続く気がしている。
さて、大変なのはこれからです。
生還したは良いけれど、ほとんどのコロナに罹った人に「後遺症」があり、それに一生悩まされ続けることになると言うこと。
人それぞれ違うらしいが、彼は頭痛、いきなりの動悸と息苦しさ、以前のことだけじゃなく最近も続く記憶喪失。
これらは治らないかもしれないと覚悟したとか。
重症者は特に、今までの生活に戻れて居ない。
仕事も続けて行けない。
とにかく、一家の主が重症になって生還した場合、相当な経済力と世話人が居なければ、家庭は崩壊するんだとうということを分かって欲しいです。
陰性に戻ったら、すべて終わりじゃないんです。
新たな戦い、それもずっと続くかもしれない闘いの始まりなのです。
こんな苦労を誰にもして欲しくないので、あえてマーメイドのブログを見ているマーメイドファンの皆様にご忠告したく、コロナを軽視するのだけは止めた方がいいことを経験者として伝えたい。
そんなことを私に書いてくれないかと頼まれました。
私もコロナは確率から、なることはほとんど無いと思っていました。
そして、なっても軽症で済むんじゃないかと。
ワクチンが出来るまでの辛抱だと。
気が付きました。
ワクチンはまだありません。
確率はゼロで無ければ、罹るんです。
そして、罹ったことに彼のように気が付かなければ、最愛の人達を含むみんなに移して、もしその人の中の一人でも亡くなるようなことになったなら、自分はどうするだろう・・・。
移されることよりも、移すことが怖いと言うのは、このことです。
その確率はゼロでは無いんです。
マスクは移らないためじゃなく、いつの間にか感染していて飛沫を飛ばして他人に少しでも移さないためにするもんなのです。それしか今は方法が無いから。愛する人たちを守る為にも。
だって、こんなに身近な人がなっているんだもん。
彼も会議の時の前の感染者がマスクをしていれば罹らなかったかもしれない・・・。
これからも彼の後遺症との戦いを見守っていきます。
未知の病気なので、研究が進み後遺症の良い薬が出るかもしれません。
ワクチンと共に早く出ることを祈ります。