ラッパ吹きの私的つぶやき

沼津交響楽団Tpパートリーダの華麗でも素敵でも詩的でもない私的な音楽的手記。

節度というか。

2007年12月23日 23時49分27秒 | クラシック
 プロオケの演奏を袖と客席で聴く機会があってしみじみ思ったのですが、演奏に関してアマチュアとの一番の違いは何かと分析するに、やはり音程と音量ではないかと。
 音程のいいピッコロは久しぶりに聴きました。あとで話を聞くと、やはりそれ相応に努力があったということで。

 適切なピッチあっての明確な演奏。適切な音量あっての明確な演奏。これは音色にも繋がることかもしれない。
 来年の目標は、ffffffの区別がつく演奏かな。ベートーヴェンだし。自分では認めがたいことではあるけど、もう30になっちゃったんだし。ちょっとは大人にならなきゃね。
 節度ある演奏を心がけなければ、ベートーヴェンの7番の4楽章は完奏できません。そうでなくてもこないだ仕事で消耗したあとで吹いたら、練習記号K以降の怒濤の進行で最後に息が入らなくなって、fffのGが当たらないという屈辱を味わってしまったりしたのに。先が思いやられる今日この頃。

 基礎練習が上手なのを聴くと、自分ももっと真面目に基礎練習しなきゃなあと思う。すぐ忘れるのがいけない。忙しいからというけど、多忙は怠惰の隠れ蓑といいますからね。

横管に違和感

2007年12月01日 23時23分36秒 | クラシック
 次の定期演奏会の曲はベートーヴェンの交響曲第7番なので、久しぶりにロータリィ管を取り出してみた。
 かなり久しぶりなのでロータリィも重くなっていたのでオイルを差し直すところから。
 で、曲自体はとても難しく、かつきつい。しかもしばらくピストンばかり吹いていたものだから感覚が取り戻せない。
 結局音程は取れない、息は入らない。ああ悲惨。
 こんなに違うものなんだなあ、とつくづく思う今日この頃。しばらくすれば慣れるんだろうけど。間にピストンの出番もあるし。
 それにしても4楽章は吹きっぱなしできつい。3楽章はAの延ばしがきつい。休みのない第九か。