モーツァルトとブラームスは絶対にトランペットが嫌いだったんじゃないかと思う今日この頃。ブラームスの曲にトランペットの聴かせどころといわれても、思いつくのは交響曲第2番の末尾くらい。それだってトロンボーンの方が有名だし。
モーツァルトの時代はちょうどヴィルトーゾトランペッターが絶滅した時代で、仕方ないのかなあと思われつつ、父親が協奏曲を書いてるのになあと寂しかった今年はモーツァルトイヤー。
ブラームスのはよく分からないなあ。ヴァーグナへの対抗意識なのか当時のピストンの音がよほど悪かったのか……。まあ確かに現代のトランペットの音は本来のトランペットの音じゃないらしいけど。
次の定期演奏会はそんな二人の曲を取り上げるプログラム。ホルンはおいしいのです。トロンボーンもおいしいのです。木管は言うに及ばず、ティンパニにも見せ場がある。
……トランペットの見せ場はどこなんでしょう。非常に難しくて外すとモロバレの割に当てていても報われない曲。悲劇的とはトランペットのための形容詞ですか。
トランペット吹きにしか分かってもらえないんだろうなあ。演奏会全編を通じて、下のレとファが出てこなくてラが1音というのが2回続(以下略)
そんな曲の足をひっぱるのは癪に障るので、今回も苦手な上のAの練習をするのであった。何せうちのロータリは上のAがなぜか非常に苦手だったり。マウスピースを変えてようやくきれいに当たるようになったという……。相性?
ちなみにその間に来るベートーヴェン、シューマンはトランペットが割と好きだったんじゃないかと推測。シューマンはその前にホルン好きですけどね。さらにいうならシューベルトは論外。
どうでもいいけどSオケもR☆Sオケもラッパ泣かせのプログラムが続きますね。これがオケラッパの真実?