ラッパ吹きの私的つぶやき

沼津交響楽団Tpパートリーダの華麗でも素敵でも詩的でもない私的な音楽的手記。

羽田健太郎さん

2007年06月04日 23時39分19秒 | クラシック
 羽田健太郎さんがお亡くなりになったとのニュースが昼過ぎに入ってきて、非常に驚いた。
 氏とは3年前だか、同じステージに立たせていただく機会があった。そのときの曲目は「ラプソディー・イン・ブルー」。今で言うならのだめのエンディングテーマ。リハの時だか本番だか、ピアノとトランペットが同じことをする練習番号30のあたりで、ニヤリと笑ってくださったことを今でも覚えている。あのときは嬉しかった。
 リハーサルでWhawhaミュートが手から逃げ出してファゴットのあたりまで飛んでいったこととか。買ったばかりだったのに……。などとどうでもいいことをついでに思い出してみたり。
 気さくな雰囲気で、楽しいステージだった思い出がある。

 氏のご冥福を、心よりお祈りします。

縦管に違和感

2007年06月02日 01時09分48秒 | クラシック
 次の演奏会の初見があって、約1年ぶりに縦管(ピストン)を持ち出してみた。
 前の演奏会がブラームスとモーツァルト、その前が第九と魔笛と、ピストンがまったくお呼びでない曲が続いたからだ。
 前記しておくとうちの横管は非常にいい楽器で、師匠に選定していただいた鳴りといい音程といい、申し分ない楽器。YAMAHAのYTR-947という、ちょっと見つけにくい楽器だったりする。
 それを1年吹いたあげくに、久しぶりに縦管を吹いてみたところ、非常に違和感を感じてしまった。数回は吹いていたけど、まともに数曲吹いたあとの感覚が非常に違う。なんでこんなに吹きにくいんだろうとか、なんでこんな音色になるんだろうなどと悶々としていた。もう、音が軽い軽い。ぺらぺらな音しか鳴らない。響きが薄い。素直なピストンはどこへ行った。1年吹き続けている間に、体がすっかりロータリ仕様になっているようだ。
 しかも曲が、前の定期とは打って変わってトランペットを酷使するプログラム。ほとんど吹きっぱなし。High Cisなんて殺す気か、って。しかもピストンしか使わない(ほんとならJ. シュトラウスは横管なんだけど)。
 そんなわけで、この半年のためにリハビリをしなければならなくなってしまった。鳴りのいい楽器と高音専用の楽器が欲しい今日この頃。絶対買えないけど。
 あ、♯系調性はのB♭譜面をC管用に読み替えなきゃ。その辺も悩ましい。