(1999年)玄倉川キャンプ水難事故発生
この事故は被害者が大変悲惨な目に遭うも、同情が寄せられるより非難にさらされた事例だった。
確かに今振り返っても責められて然るべき出来事ではあった。
まず中洲にテントを張る非常識。
再三に渡り避難勧告を受けたにも関わらず、徹底して無視(時には冷笑を浮かべる態度を見せたという報道すらあった)。
起こるべくして起きた水難事故との側面が強い。
酷い言い方になるが、大人はそれでも構わない。
自分で責任を負えばいい。
しかし、子供達が可哀相だ。
明らかに危機が迫り、どんなに不安でも、最終的に幼い子は親の言う事を聞く。
黙ってここにいろ、と親に言われればそれに従う。
……そして悲劇は起きた。
親の愚かさが招いた哀しい結末だった。
余談だが、当時Chappieなる企画ユニットの『水中メガネ』という曲がヒットしていたが、事故発生から暫くは放送自粛扱いとなった。
歌詞にある「洪水みたいに…」の部分が引っ掛かったようだ。
曲を耳にするたびに、この水難事故を思い出す。