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福島正伸の「夢しか実現しない」

一人でも多くの方に、夢と勇気と笑顔を与えたい

感謝!3つの物語、発売3日目、3万部増刷!

2008年04月01日 | Weblog

ありがとうございます!

皆さんのおかげで、「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」が、発売3日目で、なんと!3万部増刷となりました!

アマゾンのランキングでも、先週末からベストテン入りしています!

たくさんの方々に支援されて、この本がさらに、たくさんの方々にお読みいただけることになりました。

支援者であるはずの私が、たくさんの支援をいただいていることに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、今まで以上に一人でも多くの方々に、本気で勇気と感動を伝えていきたいと思います。

今日は、本の中にある詩を一つ、紹介させていただきます。

============

仕事を感動に変える人は

どんなに些細な仕事であっても
その仕事の意味を考えながら取り組みます
仕事の意味を実感することで
どんな仕事であっても感動を得られることを知っているからです

仕事を感動に変える人は

どんな問題が起きたとしても前向きに受け止めます
前向きに受け止めることで
次の機会や自分の成長に活かすことができることを
知っているからです


仕事を感動に変える人は

ものごとの根本的な原因を自分自身に見出します
自らに原因を見出すことによって
自分の出番も見出すことができるようになることを知っているからです


仕事を感動に変える人は

自分ができることを自分らしくやります
自分らしく取り組むことで
仕事を楽しみ
より高い価値を生み出すことができるようになることを知っているからです


 仕事を感動に変える人は

夢や目的をあきらめません
自分があきらめないかぎり
本当の失敗ではないことを知っているからです

==========

「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」

★推薦文を見る⇒ http://www.entre.co.jp/newbook/ 
★ムービーを見る⇒ http://www.entre.co.jp/newbook/ 
★書籍を注文する⇒ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712313/entre03-22/ref=nosim

この本によって、一人でも多くの方が、今まで以上に仕事を楽しいものにしていただくことを心より願っております。

福島正伸


★★★★★★★★  プレゼンのノウハウ全公開  ★★★★★★★★

■「感動と共感のプレゼンテーション公開講座&ドリプラ2008説明会」
4/5(土)より、順次開催!! 夢を叶えるために、10分間で自分に足りない経営資源を集める全ノウハウを初公開です。
☆詳細・申込  http://www.entre.co.jp/dreamplan/seminar.html  

☆夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2008概要  http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html
今年は、どなたでも挑戦することができます!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

■「メンタリング・マネジメント」公開講座
◇人材育成担当者、および人材育成に関心のある管理職、役員の方々へ
【詳細】http://www.entre.co.jp/seminar/index.html

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◆株式会社アントレプレナーセンター URL:http://www.entre.co.jp

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新刊「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」

2008年03月20日 | Weblog

いよいよ新刊が出ます!!

「どんな仕事も楽しくなる3つの物語~働くことの本当の意味に気づく本」
 福島正伸著 (きこ書房、定価1,050円、3月28日発売)

本書は、
「すべての仕事に感動がある」
「仕事に取り組む姿勢で感動が生まれる」
というテーマで、これまでに私が出会った3人の方々
(駐車場のおじさん、タクシーの運転手さん、ペンキ屋さん)
のエピソードを交えて書いた、さらりと読める本です。

働くすべての人に、「仕事は楽しいもの」であり、
「自分の姿勢を変えるだけで、仕事が感動に変わる」
ということを知ってもらいたい、という思いが込めて書きました。

また、『鏡の法則』の野口嘉則さん、
『3秒でハッピーになる 名言セラピー』のひすいこたろうさん、
『戦わない経営』の浜口隆則さん、
てっぺんの大嶋啓介さんの他、
70名以上の経営者、著者、大企業の人事担当者の方々から、
推薦のお言葉をいただきました!
★推薦文を見る⇒ http://www.entre.co.jp/newbook/ 

本書の第1話「人であふれた駐車場」は、ムービー形式でご覧いただけます。
★ムービーを見る⇒ http://www.entre.co.jp/newbook/ 

期間中、Amazonでご購入いただいた方には、私(福島正伸)の講演データを
プレゼントさせていただきます。
★書籍を注文する⇒
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712313/entre03-22/ref=nosim
★キャンペーンに申し込む⇒ http://www.entre.co.jp/newbook/campaign.html 


※最新情報
紀伊国屋書店新宿本店、新宿南店、梅田本店様では、3月22日(土)より、
その他の大手書店では、29日(土)より店頭に並ぶ予定だそうです。
お近くの方はどうぞお出かけいただき、お手にとっていただけると幸いです。

この本によって、一人でも多くの方が、今まで以上に仕事を楽しいものにして
いただくことを心より願っております。

福島正伸

★★★★★★★★  プレゼンのノウハウ全公開  ★★★★★★★★

■「感動と共感のプレゼンテーション公開講座&ドリプラ2008説明会」
4/5(土)より、順次開催!!
夢を叶えるために、10分間で自分に足りない経営資源を集める
全ノウハウを初公開です。伝説のホテルの鶴岡秀子社長の生プレゼンも!!
 ☆詳細・申込
  http://www.entre.co.jp/dreamplan/seminar.html
 ☆夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2008概要
  http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html 
   今年は、どなたでも挑戦することができます!

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◇人材育成担当者、および人材育成に関心のある管理職、役員の方々へ
【詳細】http://www.entre.co.jp/seminar/index.html

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URL:http://www.entre.co.jp

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「夢」の発表者大募集!!!

2008年03月02日 | Weblog

★★★ 「夢」の発表者大募集 ★★★

福島正伸です!

いよいよ・・・・・・・・・・

昨年末、500人が感動の涙で包まれた「夢」の発表会の
今年度の概要を発表いたします。

【夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2008】
↓        ↓        ↓
http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html
(4月より発表者向け説明会開催)

感動と共感の「夢}の発表会

なんと・・・・!

今年は「東京ビックサイト」で開催します!!!

12月19日(金)予選会(事前の書類選考による20人の選抜者)
12月20日(土)本選(8名のファイナリスト)

選ばれた発表者(ファイナリスト)は、国際会議場にて観覧者1,000名の前で夢を語り、1,000名から支援のカード「メンターカード」をいただくことができます。
そして、1,000名の投票によって「感動大賞」と「共感大賞」が選ばれます。



すべての人に「夢」を持つ権利と「夢」を語るチャンスがあります。

誰でも夢を持つことができる
どこにいても、日本中を感動させることができる
夢を持つと、すべての過去が輝き出す
夢は、自分だけでなく、まわりのすべての人をわくわくさせる
そして
夢は、生きている意味を実感させてくれる


人生を変える、未来を変える、夢を実現する【ドリプラ2008】


今年は、どなたでも挑戦することができます!

日本中を夢と感動で包み込む、その夢に向けて、私も全力で走りたいと思います。
年末、みんなで一緒に、東京ビックサイトで感動の涙を流しましょう!


アントレプレナーセンター 福島正伸


★★★★★<福島正伸>セミナー情報 ★★★★★

■【夢・実践会】ー動けば変わるー
(人材教育ドットコム主催)

◇自分の人生を輝かせたい皆さんへ
自分の人生のテーマとなる夢を描き、その実現のための行動を促進します

【詳細】http://www.j-kyoiku.com/seminar/yume2.htm

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

■アントレプレナーシップ講座
(大前研一アタッカーズスクール主催)

◇将来、創業を考えている皆さんへ
 
【詳細】http://www.attackers-school.com/course/sy/entre/entre.htm

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

■究極のコンサルタント養成講座
(キャリッジウェイ・コンサルティング主催)

◇本気の経営者を育成するコンサルタントを目指す皆さんへ

【詳細】http://www.carriageway.jp/semi/fukushima_consul.html


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

■本気の朝礼で有名な居酒屋「てっぺん」の各種セミナー
(「てっぺん」主催)

◇独自の感動価値を生み出したい自営業の皆さんへ

【詳細】http://www.teppen.info/

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

■「メンタリング・マネジメント」公開講座
(アントレプレナーセンター主催)

◇人材育成担当者、および人材育成に関心のある管理職、役員の方々へ

【詳細】http://www.entre.co.jp/seminar/index.html

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


 

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坂本龍馬は、携帯電話を持っていなかった!

2008年02月25日 | Weblog

先週、高知に行ってきました。

いつか高知(土佐)に行きたい、とずっと思っていたのですが、
これまで、一度も行く機会がありませんでした。
しかし、とうとう行くことができました!

本当に感動の連続でした!
9人の仲間とともに、行ったのですが、まず、空港でひっくり返りました。
そこには、私たち9人の名前を書いた大看板を持った人たちが待っていてくださったのです!
自分の名前が大きく書かれていることに、ちょっと恥ずかしさを感じながらも、
感激・・・

そして、私たちを待っていたのが、大型観光バス!
そのバスの中の最後列のテーブルには、文字が一ずつに書かれたクッキーが置かれています。

「夢」「は」「必」「ず」「実」「現」「す」「る」

もう、最幸です!

その後、顧客満足度でナンバーワンの会社を訪問し、その社員を大切にする考え方に、目が潤みました。
さらに、夜の講演会では広い会場がいっぱい!そこで、昨年のドリプラの映像の一部を見ていただいたのですが、思い出し涙が止まりませんでした。
そして、地元のカツオ料理に感激!

翌日は、どうしても行きたかった坂本龍馬のゆかりの地まわり。
何と言っても感動したのは、坂本龍馬は、携帯電話も、メールも、自動車も、電車も・・・今、私たちがないと困る、と思っているモノを何も使わず、日本を変えたこと!よくよく考えてみると、本当にすごいことだ!と思いました。

志という経営資源があれば、何もないところからでも、日本を変えられるんですね。
大変な勇気をいただくことができました。

はじめから終わりまで、感動のプログラムで迎えてくださったS社のN社長・・・本当に、感動しました!
御世話になりました!
ありがとうございました!

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

昨年以来、大きな新しい時代の流れを感じていますが、今年はさらにそれが加速している感じがしてなりません。
そこで、共通しているのは「感動」です。
毎日の講演や研修で、そしてイベント企画などを通して、感動を与えたいと思えば思うほど、反対に感動を与えられてしまいます。
「感動」は、与える方も、与えられる方も、どちらも幸せになれる不思議な力を持っています。

この感動をテーマにした、
『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』(きこ書房、3月28日予定)
という、私の新刊が出ることになりました!

私が日々の講演・研修でお伝えしている「すべての仕事に感動がある。仕事に取り組む姿勢で感動が生まれる」という内容を、
警察と一緒に教室を開いたペンキ屋さん、
会社を日本一にしたいというタクシーの運転手さん、
私に夢を持つことを教えてくれた駐車場のおじさん、
のエピソードを交えて書きました。

働くすべての人に、仕事は楽しいもの、自分の姿勢を変えるだけで仕事が感動に変わるということを知ってもらいたい。
その思いを込めて、原稿を書きました。

本屋さんで、手にとって見ていただけたら、大変うれしいです!

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

前回、たくさんの感動に包まれて終了した「夢・実践会」を、今年も開催いたします!!!
本講座では、自分の人生のテーマとなる夢を描き、その実現のための姿勢を身に付けます。

日時: 3月27日(木)開講 全6回 19:00~21:20 
講師:(株)アントレプレナーセンター代表 福島正伸 
詳細・お申込: http://www.j-kyoiku.com/seminar/yume2.htm 

前回の「夢・実践会」では、全国各地からたくさんの参加者に集まっていただくことができました。
そして、最後の「夢・発表会」では、自分らしい夢を感動的に伝え、会場全体が興奮に包まれました。
あの感動を超える感動を、新たな仲間とともに体験したいと思います!

みなさんにお会いできることを楽しみにしております。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

そして、間もなく・・・・ 【夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2008】の概要、ならびに発表希望者向け説明会の予定を、弊社HPにて発表いたします!

今年は、12月20日(土)東京ビックサイトで開催を予定しております。
発表者は、「フリーエントリー」ですので、どなたでも挑戦していただくことができます。



子供たちは、夢を持って挑戦している大人たちに憧れます。
すべての人が夢を持ち、充実した人生を送ることができる社会を創ることが、私の使命と思っています。

これからも全力で突き進んでいきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

福島正伸

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誰もが輝く時代に向けて

2008年01月06日 | Weblog
あけましておめでとうございます!


誰もが輝く新しい時代に向けて
今年は、忘れられない大きな変化と感動の一年にしたいと思います。

昨年は、大きな時代の流れを実感しました。

すばらしい仲間たちと出会いました。
感動という価値を、たくさんの人と共有できました。

今までの価値観が大きく変わり始めています。
いよいよすべての人が、自分らしく輝くことができるすばらしい時代がやってきたことを
これほどまでに、強く感じたことはありません。

私は今年で、いよいよ50歳になります。
生まれてから半世紀が経つことになります。
これまで、本当にいろいろな経験をしてきました。

そして、これからの10年間に
自分のすべてをかけて挑戦しようと思っています。

すべての人が輝く社会をつくる
つまり
自立創造型相互支援社会の創出に向けて、
自分の中にある無限の可能性を試していきたいと思います。


人生は短いかもしれません。
でも
どれほど短くとも、できることは無限だと思います。
時間は有限でも、その使い方は無限にあるからです。

限界は自分でしかつくることはできません。
つまり、
自分が限界と思わないかぎり、限界はないと思います。

まずは、私が自分の限界を超えて行きます。
できない理由を見つけるよりも
できる理由を探し出しながら進んでいきます。

一日一日、一つ一つの仕事を、本気で大切にします。
そして、困難を楽しみ、どんな時でも笑顔で、
誰にでも思いやりをもって、接していきます。

すべての人を輝かせるために

福島正伸
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泣きながら仕事をする

2007年12月22日 | Weblog
まさに、興奮冷めやらぬとは、このこと。

いくら時間がたっても、感動はまったく変わりません。
それどころか、感動が日本中に広がっていくような感じがしています。

このわずか一週間の間にも、さまざまな連絡をいただきました。
何と言ってもうれしいのは、
参加されたみなさんからの感動の声でした。

「9人の発表者全員の本気に感動しました!」

「こんなに泣いたことはありません!」

「社員もみんな連れてきたかった!」

「次は家族で来ます!子供と一緒に感動を味わいます!」

「来年は発表者に挑戦します!」(たくさんの方が言ってくださいました)

「どんな厳しい環境でも、やる気になれば、何でもできると実感しました!」

「会社の中でも、同じような発表会がやりたい!絶対、会社が変わってしまう」

「最初の三人が終わった時に、過去最高の感動を味わいました。このあと六人もまだあると思った時、これ以上の感動の大きさに耐えられないと思いました。何とか耐え切りましたが」

「発表では泣いたが、何よりまず、クロークと受付の対応と笑顔、会場内の誘導のすばらしさに感動した!」

「参加者500人に、一人ずつ直筆の違う言葉を書いてくださっていたことに、もうはじめから感動でした!サプライズのクリスマスプレゼントや、最後に大きなバルーンが割れて、500人の夢が飛び出すところなど、最初から最後まで感動の嵐でした」


そして次のようなコメントを、お一人の方からいただくこともできました。

●今までで参加したイベント、映画の中で一番泣きました。
●今までで一番、人って素敵だと思ったイベントです。
●夢ってやっぱりすごい!と確信したイベントです。
●応援することの素敵さが心からわかるイベントです。
●次も絶対に参加したいと思うイベントです。
●今までで一番自信をもって勧めたい集いです。
●今まで、全力で感じて一番疲れたイベントです。


実は、小さなミスやトラブルもいっぱいあったのですが、スタッフがみんなで協力し合って、次々と乗り越えて行きました。

その中の一つを、ご紹介します。
========

お二人目のプレゼンに移るとき、ドラマは起きました。

映 像 が モ ニ タ ー に 映 ら な い !

PCをあまり長い時間待機させていたためなのか、
映像がテスト用のモニターにいっていない様子。

ステージでは、司会とコメンテーターとのやり取りが
一人目、二人目と続き・・・
Sさんが[Ctrl]押しながら[F3]を
何度も試してみるも・・・反応なし。

横でTさんが司会の福島先生に小さく「延ばしてー」のジェスチャー。。
三人目のコメントに入ったときには、ちょっとやヴぁぃ空気。

そんな状況で、なんとSさんはOS再起動を英断!
OSの立ち上がりの状況を、固唾を飲んで見守る。

(動 け !)

OSの起動状況を克明にインカムで伝えるSさん。
「今ー、パアポ起動中です」

今年、もっとも長く感じた3分間でした。

インカムを通じて、モニターの映像が映っていることが確認できた瞬間、
Sさんが右手で小さくガッツポーツ。「よしっ」


キューが入り、会場の照明が落ち、待機場所に戻りながら
横で見ていた僕も心の中でガッツポーツ。


すごい緊張感でした!Sさんお見事でした!

そして、それよりもプレゼンに臨むプレゼンターの本気のオーラが
さらにすごくて、そこに来場者の熱気が加わり、終盤に向かうにつれて、
エネルギーが高まりあって、ひとつのゴールに向かっていくような、
あの感じにほんとにしびれてしまいました。

くせになりそう、いや、なりたい!

ドリプラチームの一員となれたことは誇りです!
ありがとうございました!

=======

問題があることで、チームが結束し、それを乗り越えるたびに大きな感動に包まれる。

確かに、このようなイベントは大変な労力が要ります。
しかし、苦労するほど、困難が大きいほど、感動も大きくなるだけです。

スタッフの一人が言ってくれました。

「泣きながら仕事をするって、本当にあるんですね」


――――――――――――――――――――――――――――――

★★★ベストセラー「闘わない経営」の浜口隆則さんが、新しい本を出版されました!

とっても読みやすく、心に響く本です。
読んでいるだけで幸せになれる、そんな不思議な感覚がありました。
■「仕事は味方」(かんき出版)
  ~幸せと人生と自分らしさは、仕事でつながる~
  http://tinyurl.com/32pg9e
浜口さんは、本当の経営、仕事の価値、生きる意味を追求しています。その考え方には、私もたいへん共感しています。

◆◆◆◆◆◆◆ 2008年・福島正伸セミナー ◆◆◆◆◆◆◆◆

<アタッカーズ・ビジネススクール主催>福島正伸の「アントレプレナーシップ講座」 http://www.attackers-school.com/course/sy/entre/entre.htm

<てっぺん主催>福島正伸が講師をつとめる公開セミナー!
●リーダー育成塾(全6回)東京・桑名でそれぞれ開催 https://ssl.teppen.info/seminar/seminar_080108juku.html
●夢をかなえる塾(全12回)東京・桑名でそれぞれ開催 https://ssl.teppen.info/seminar/seminar_080125juku.html  

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ありがとうございました!

2007年12月17日 | Weblog

ありがとうございました!
本当にありがとうございました!
夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007は、おかげさまで超満員、超感動で、無事終わることができました。
皆様のおかげで、私の夢が一つ、実現しました!

全国30都道府県からご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今回は、遠くからおいでいただいた方が多く、本当にうれしく思いました。
超満員の皆様のすごい拍手の中を、コメンテーターのみなさんと歩いて入場した時、「ああ、このまま時間が止まればいいなぁ」と、思いました。
最初の講演は、もういっぱいいっぱいでした。
恥ずかしい話ですが、前日から30分の原稿がなかなか覚えられず、朝から何度も原稿を読み返しました。本番では、こみ上げてくる感動と涙を抑えることで、精一杯でした。お聞き苦しい点があったことを、深くお詫びいたします。
そして、会場の皆さんのご協力と、暖かい御支援のおかげで、最幸にすばらしい時間を一緒に過ごすことができました。
一日中、たくさんの拍手をいただきました!
500人もの方々と、こんなにも一つの感覚になることができて、こんなにうれしいことはありません。この時間をともに過ごすことができて、本当に最幸です!

ボランティアでお手伝いいただいた皆様、ありがとうございました!
最後の片づけまで、本当に御世話になりました。みなさんのおかげで、こんなにすばらしい夢の発表会を開催することができました。心から、感謝いたします。

発表者、および支援者のみなさん、本当にお疲れ様。そして感動をありがとうございました!
岩手のみなさん、島根のみなさん、そして、東京のみなさん、みんな僕の想像をはるかに超えた、すばらしい感動と共感の発表でしたよ!

そして、最幸のスタッフ。僕の誇りです。

たくさん涙が出ました!
こんなに一日中涙が止まらなかったことは、はじめてです。
泣きすぎて、頭が痛くなるほどでした。
頭痛薬、飲みました。

本番までいろんなことがありましたが、何が起こっても幸せにしか感じない。
そして、何かが起こると、わくわくしている自分がいる。
こんな経験もはじめてです。

そして、来年は・・・12月20日(土)、東京ビックサイト国際ホールで、開催する予定です!
来年は、だれでもプレゼンに参加することができるようにしたいと思います。
もう、昨日の帰りに、何人もの方から、発表者として、挑戦したい!また来たい!と言っていただくことができました。
もしかすると、会場を変更しなければならなくなるかもしれません。それは、それで、すごくうれしいお話です。
詳しくは、追って、このブログやHPなどで、お知らせいたしますが、この夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーションに、どんどん挑戦してみてください。

私の夢は、日本中、世界中をワクワクする夢で埋め尽くすことです!
そのために、残りの人生をすべて使いたいと思います。

本当に、本当にありがとうございました!

福島正伸

★写真は、会場に飾った大きなバルーンアートです。岩手県釜石のバルーンアーティスト福成さんにお願いしました。
福成さんの発案で、面白い仕掛けをしました。
この大きな風船の中に、小さなハート型の風船がたくさん仕込まれていています。実は、その一つ一つのハート型の風船の中には、参加者から集めた夢が入っているのです。
そして、最後に割れて、ハート型の風船が舞い、夢が飛び交う演出をしました。


◆◆◆◆◆◆◆ 2008年・福島正伸セミナー ◆◆◆◆◆◆◆◆

<アタッカーズ・ビジネススクール主催>福島正伸の「アントレプレナーシップ講座」 http://www.attackers-school.com/course/sy/entre/entre.htm

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●「夢しか実現しない!」1日研修(12月12日(水)) https://ssl.teppen.info/seminar/seminar_071212.html
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満員御礼!

2007年12月09日 | Weblog

みなさん、本当にありがとうございました!

おかげさまで、夢(ドリーム)プランプレゼンテーション2007は、満席となりました!
私のわがまま企画にもかかわらず、これほどたくさんの方にお集まりいただいて、もう、始まる前から感動しています・・・。

本当に、たくさんの素晴らしい仲間がたくさん集まる、最高の大会になりそうです!

あとは、私たち運営側の勝負となりました。
スタッフは徹夜でがんばっています!(その姿にも・・・感動しています)

発表会まで、あと5日です!

発表者9名は、それぞれ極めて個性的な方々ばかりです。
コメンテーターも、これからの日本を「夢」と「感動」で溢れさせることができる最高のメンバーに、集まっていただくことができました。
どんな発表会になるか、超ワクワク・少しドキドキしています。

全力でがんばります!!!

 ◆◆◆◆◆◆◆ 2008年・福島正伸セミナー ◆◆◆◆◆◆◆◆

<アタッカーズ・ビジネススクール主催>福島正伸の「アントレプレナーシップ講座」 http://www.attackers-school.com/course/sy/entre/entre.htm

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12月15日(土)は、感動の涙の日になる!

2007年11月04日 | Weblog
【 夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007 】

夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーションとは、
心が震え、涙が溢れる体験型のプレゼンテーションです。


夢を実現するためのプレゼンテーションとは、どのようなものか?

このテーマは、ずっと私の頭の中で、悩み続けてきたことです。

はじめに私は、プレゼンテーションとは、「夢を実現するために、自分にないものを他人から集めること」と、定義しました。
ところが、どうしたら、

「自分にないものを他人から集める」ことができるのでしょうか?
他人は説得や説明で、自分のために動いてくれるのでしょうか?
長い時間をかければ、相手に伝えることができるのでしょうか?

私は15年以上に渡り、さまざまな機会を通じて、プレゼンテーションの可能性を探ってきました。
その結果、私が出した結論は、

「夢は感動と共感でしか伝わらない」
「そのために長い時間は必要ない」
「体験できないことは共有できない」
「どんなに苦しくてもあきらめない理由がある」
「発表者の人生観が伝わる」
・・・・・

ということでした。

それは言わば、今まで誰も見たことがないような「感動価値の体験」プレゼンテーションです。

このプレゼンテーションは、普通に見ることができません。
ビジネスプランのプレゼンテーションであるにもかかわらず、私はいつも感動の涙で目が潤みます。

そして、夢を実現するために必要な、もう一つの特徴が、
「メンターシート(カード)」という、とても簡単なシートで、発表者を支援することです。
これが、参加者と発表者の絆を深め、会場内により大きな感動の渦を起こし、夢が実現へと大きく動き始めます。

今回、私が、東京、岩手、島根の起業家セミナーにおいて15年間実施検証し、ノウハウを構築 してきたこの究極の体験型プレゼンテーションの集大成を初公開いたします!

発表会は500人の会場で行われます。
上記3地区より選ばれた9名の発表者。
与えられた時間は1人10分間。
このわずかな時間で、誰もが発表者のファンになってしまう、魔法のようなプレゼンテーションが繰り広げられます。
人を動かし、夢を実現したい人は、是非ご来場ください!

大人も子供もみんなが感動して、みんなが支援者となり、みんながファンになる。
そして、どんな夢でも実現してしまう、まさに夢のようなビジネスプラン発表会です。

ここに参加することがみんなの憧れであり、そして、参加した人たちが皆、その「夢」を実現できるような、そんな「夢の舞台」を創りたいと思います。
今回は、その第一回です!
そして、この流れを全国に広め、「大人が夢を語る社会」を実現します。


ご参加は、以下よりお申し込みいただければと思います。

◆12月15日(土)は、感動の涙の日になる・・・集大成イベント
―感動と共感のビジネスプラン発表会―
「夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007」
http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html

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馬のダイちゃん(第二部)

2007年10月08日 | Weblog
いよいよ、「馬のダイちゃん」第二部、感動のフィナーレへ。


<><><><><><><><><><><><><><>

 ある知人に、今回のことを相談しました。洗いざらい全部話しました。
 その知人は、普段から特別親しいという訳ではありませんでしたが、私の中での彼女の存在が、少し特別なところにあったので、この人に話してみようと思い立ったのです。彼女は自分ひとりで事業を始めたばかりの獣医さんでした。
 小さなプレハブを診療所がわりにして文字通り、体を張って頑張っている、凛とした方でした。
 きっとこの人なら、他の人と違うことを言ってくれるに違いない、私はそう思い、私の背中を押してくれるようなそんな言葉を求めて会いに行きました。
 その獣医さんは言いました。「その一途な思いを貫いてごらん。あなたがこんなに本気だということを、周囲にもっと伝えなきゃ。頑固になって、わからず屋になって、駄々っ子みたいになるのも、いいんっじゃない?本気なんでしょ、決めてるんでしょ、もうそれしかないでしょ。そうした場合、対外相手はそんなあなたに飽きれて、そして次に諦めるから・‥。私は本気なんだということを相手が飽きれて諦めるまで伝えてみるというのも、ひとつだと思うよ。」
 私には、何にも変えられない励ましのメッセージでした。
 そうか、私の武器は、この「思い」だけなんだと気づかされました。
 よし、この気持ちでひとり戦い続けようと決め、御礼を言って、一路車を飛ばしました。
 運転している私は、妙に穏やかな気持ちになっていくのを感じました。
 翌朝、上司に自分の思いを再度伝えました。
 一時の感情で言っているのではないということ、私なりにきちんと決意があるということ、会社の提示している金額は持ち合わせていないけど、その提示金額の五分の一なら用意できる、馬を手に入れた後の具体的なことは何も決まってないけど、必ず何か方法を探す、私に内密に話を進め、馬の行き先を決めたり、処分場へやったりしても、私は追跡して探し出し、連れ戻すつもりだ。第三者に会社の希望額で売ったとしても、私はその相手から買い戻すつもりだ。お金はサラ金でも何でも貸してくれるところはいっばいあるんだ、と。
 直属の上司は、ただでさえ残務処理に追われていて頭が痛い毎日だというのに、よりによって、こんな部下がいる訳ですから、さぞ大変だった事でしょう。
 でも、彼もー緒に馬の仕事をしてきたのだから、私の気持ちは痛いほどわかるんです。
 彼は大学生のとき馬術部にも在籍していたし、愛着のある馬と別れるのは、どんなにか身を切られる思いをするか、というものちゃんと知っている方でした。
 彼はそんな私に飽きれて、部長にこの件を預けました。
 私は同じ態度を取り続けました。冷静になるべく穏やかな口調で気持ちを伝えました。
 とうとう取締役が登場しました。応接用の部屋に通され、困りきった表情を浮かべてこちらを見ていました。まるで蛇に睨まれたカエルです。でも怯んでなんかいる場合ではありません。
 私は本気なんだということを、わかってもうらおうと必死でした。
 しばらく話は平行線でした。向こうは、ため息ばかりついています。ため息つきたいのは、むしろこちらの方です。細い一本の糸がなんとか私を支えていました。
「私が会社の提示している金額を持ち合わせてさえいれば、今すぐ売ってくれますか?そういう事であれば、この足でサラ金からお金を調達してきます。親にも相談しましたが、協力はしてもらえませんでした。誰に話してもダメです。だからこの足で、サラ金に行って耳そろえて全額用意してきます。その方法しか思つきません。そしたら売ってくれますか?」
「いや、そう言うことを言っているんじゃない。あなたの人生はどうなるんだ、大きな馬を引き取ったって、飼う場所も無ければ、世話する人もいないだろう。大きな足手まといになるだろう?」
「何を言っているんですか?ダイちゃんがいない人生の方が、よっぽど考えられません。農家のどっか空いている納屋でも見つけて、何とかそこで飼わせてもらって、私が朝晩世話しに通います」
「何馬鹿なことを言って・・・」
「私にしたら、他人の手に渡ってしまったり、処分される事の方が、よっぽど馬鹿な話です。」
 私を支えていた一本の細い糸が、とうとう切れてしまいました。涙が溢れ、止まらなくなりました。憤りも悲しみも悔しさも孤独感も全て、こみ上げてきました。
「もう泣くな、君の気持ちはよくわかった。少し時間をくれ」
 疲れきって、職場に戻りました。他の先輩スタッフは、完全に私の応援団になっていました。
 最初は色々説得を試みようとしてくる人もいましたが、その時はもう完全に応援の姿勢でした。
 もうやることはやったのだ・・・次はどうしようか考えなくてはと思いつつ、何も考えられない状況にありました。「心ここにあらず」とはよく言ったもので、そんな状態で四、五日ぐらいたった頃、部長から連絡を受けました。色々相談の結果、私が用意できると言った五分の一の値段で、ダイちゃんを売るとのことでした。
 最初ピンときませんでしたが、じわりじわりと喜びがこみあげ、その時ばかりは神様の存在を意識し、感謝したのを覚えています。
 先輩スタッフもー緒に喜んでくれ、私の使命が果たせた嬉しさでいっぱいでした。 早速、獣医さんに連絡をいれ、結果の報告とお礼を伝えました。
「あたしは何もしてないわよ、あなたが全部やったのよ。」と相変わらずクールでしたが、「あたしの知り合いに、ダイちゃんを置いてもらえそうなところがないか、数件あたってみるね」と言ってくださり、お礼を伝えても、伝えても、伝えきれない程でした。
 問題は山積みで、一難去ってまた−難、という状況でしたが、その時の私は「きっと何とかなる」「必ずうまくいく」と信じるしかなく、根拠の無い、幸せな未来を想像して進んでいくしかなかったように思います。
 いつか、どこかでまたダイちゃんと馬車営業して、皆に喜んでもらうぞっ!全ては今始まったばかりだ、と感じていました。
 諸手続きを済ませ、正式に私のものになりました。上司や会社の決断に深く感謝しました。
 いよいよ今日は、旅立ちの日。しばらくの間、離れ離れになるけど、すぐ迎えに行くということ、必ず馬車営業をするということを、心の奥深くに誓い、安比高原から新天地に移動するための、トラックに乗ったダイちゃんの後姿を、複雑な心境で見つめていました。
 最後トラックが出発したとき、ダイちゃんの大きな噺きが聞こえました。
「わかってる、わかってる・・・。待っててね」
 そして一年後、私はダイちゃんのいる、小岩井農場へ転職しました。
 仕事内容は、馬とは関連の無いことだったのですが、同じ敷地にいるためすぐ会いに行けるということだけで充分でした。
 あれから五年、色々と寄り道をしてきたけれど、ウエディング馬車パレードという夢に向けて、準備していきたいと思っています。

==================================

この手紙を読み終えるまでに、八丸さんは、何度も声がつまり、頬を伝った涙がぽたぽたと落ちました。

発表が終わるとすぐに、会場の中で警察官の中本さんが手を上げました。会場全体が、急に緊張感に包まれました。中本さんは、立ち上がって、太く、大きな声で言いました。
「八丸さん、お伝えしたいことがあります。実は、私は来月から警察署長になります。県北の地域が管轄ですが、私の所管内であれば、私が許可しましょう。年2回行なう今年の交通安全パレードでは、先頭をダイちゃんの馬車に御願いしたい。そうすれば、みんなに知ってもらうことができる。それをマスコミに取り上げてもらえば、次の機会につながるかもしれないでしょう。どうですか?引き受けてもらうことはできませんか?」
 止まらぬ涙を拭きながら、八丸さんは答えました。
「えっ・・・ホントですか・・・」
「みんなにダイちゃんを見せてあげてください」
「・・・ホントにいいんですか?」
「是非やりましょう!」
「ううう・・・・うううう・・・・」
 八丸さんは返事もできずに、ただうれしさのあまり、泣き続けました。
 会場中からも、嗚咽する声が聞こえました。

後に、中本さんの絶大な支援の下、この日のために練習を重ねてきたという地元の小学生たち70人の鼓笛隊とともにダイちゃんは誇らしげにパレードを先導し、地元のマスコミにその勇姿は取り上げられました。

その直後、隣町にあるリゾートホテルから、連絡がありました。
「たまたま新聞を見たよ。以前手書きのパンフレットを送ってもらったけど、その時はわからなかった。すばらしいね。ウエディング馬車について、一度相談させてもらえないだろうか?」
ホテルの責任者からの連絡でした。
 こうして、とうとう八丸さんの夢であるウエディング馬車が実現することになりました。ただ、パレードというわけではなく、リゾートホテルの敷地内を散策する程度でしたが、それでも八丸さんにとっては、夢が実現したことに変わりはありませんでした。

同時に牧場用地も見つかり、いよいよ牧場作りもスタートしました。日中は、ご主人とふたりで一緒に、当時荒地だった農地を手作業で開墾整備していきました。
少しずつでしたが、ダイちゃんの仕事も増えていきました。しかし、ダイちゃんを養い、生活するためには、まだまだ、まったく仕事量が足りません。
他に何があるのだろうか、八丸さんはまた、新たな悩みに苦しむことになりました。

 どうしていいかわからずにいたところ、たまたま地元紙で奉仕活動の団体が発足したというニュースを耳にしました。地域の清掃活動をしたり、献血の促進活動をしたりします。早速、入会を決め申し込み手続きをしたところ、そこには地元の名士といわれる人がたくさん参加していました。その中に、たまたま地域の活性化をしている方がいて、ダイちゃんのお話しする機会がありました。
「八丸さんといったね。あなたの話を、私の所属している団体で話してもらえませんか?」
 こうして、八丸さんに初めての講師の依頼が来ました。

 講演の当日、八丸さんは、町の中を走るウエディング馬車パレードをやりたいという、自分の思いを必死に伝えました。参加者は、みな興味津々で話しを聞いてくれました。そして、講演が終わると、びっくりするくらいの拍手が、いっせいに沸き起こりました。
みんなが八丸さんの夢に関心を寄せてくれました。参加者の多くが、これからの地域の活性化をどうするか、まじめに考えている地元の人たちばかりでした。八丸さんの発想に、驚かない人はいませんでした。

しばらくして、八丸さんに地域団体の方から連絡がありました。
「盛岡をどう活性化するか、私たちはずっと考えてきました。その結論は、三つのキーワードにまとめることになりました。それは、『盛岡』『観光』『馬』です。この三つの中で、私たちは、馬のことがまったくわかりません。地域の未来のために、是非協力していただけないでしょうか?」
八丸さんがお願いしたいことを、反対にお願いされることになったのです。
「こちらこそ、なんでもします。私とダイちゃんにできることなら、何でもします!」
「それで、実は・・・馬車ってどうかなって、思っています。八丸さんは、馬車を持っているんだよね」
「はい、持っています」
「地域を活性化するためには、他の地域ではやっていないことをする必要があるんです」
「はい、私もそう思います」
「町の中心部を走る『定期運行馬車』ができないかと思っているんです。それをダイちゃんにお願いできないだろうか?」
 「す、すごい!『定期運行馬車』ですか!・・・やります!」
「いろいろ難しい問題もある。でも、私たち全員で力を合わせれば、必ずできます。町中の人たちと一緒に協力し合えば、定期運行馬車だって必ずできると信じています。」
「・・・できます!・・・できます!・・・ううう・・・」
 また、八丸さんの目が真っ赤になって、涙があふれてきました。
一方で牧場作りもゆっくりではありましたが、確実に前進していました。それまでは知人の牧場に預けていたダイちゃんですが、いよいよ手作りの馬小屋も完成し、自分達の牧場で飼うことができるようになりました。

定期運行馬車については何度も打ち合わせしまいた。八丸さんは、馬のこと、馬車のことを、何回も何人もの人にたくさん話しました。

そんな頃、たまたま警察官の中本さんから連絡がありました。
「八丸さん、ダイちゃんは元気ですか?盛岡の警察本部に帰ってきました。何かできることはありませんか?」
「あります!あります!」
八丸さんは、中本さんのところに飛んでいって、定期運行馬車という夢の話をしました。
「地域の未来を担うというのは、私たち警察官にとっても大切なことです。私も是非お手伝いしますよ」
「本当ですか!?」
「安全であるためには、何もしてはならないのではなく、地域の未来を担うことを安全に行えるように支援することが、私たちの役目ですから。任せてください」
「・・・ううう・・・」
また、泣きました。

そして、社会実験として、町の中をダイちゃんの馬車が走るというニュースは、地元紙の一面を飾りました。ダイちゃんが走るコースまで詳細に紹介されました。
実験の当日は、たくさんの人がダイちゃんのまわりを取り囲み、まるでお祭りのような盛り上がりになりました。そして起業家大学で知り合えた大切な仲間達も、大勢駆けつけてくれて、まるで自分のことのように喜んで下さいました。そしてダイちゃんの馬車を引く姿は、さまざまなマスコミに取り上げられました。
 町の反応は、予想をはるかに超えたものでした。85%の人が、“是非実現したい”、と言ってくださり、“ないほうがいい”、と言った人は、ほとんどいませんでした。
 渋滞の問題も、コースをうまく設定すれば、ほぼ解決することができました。
 それでも、車が馬車の後ろにつくと、ゆっくり走らなければならないことに変わりはありません。馬車の後ろについてゆっくり走らざるを得なくなった、ある運転手は、アンケートに対して、次のように答えました。

「この町で、急いでどうするんだ」

 こうして、八丸さんとダイちゃんは、自分たちの夢を超えた、地域の将来を担う定期運行馬車の実現に向けて着々と準備が進んでいます。

<><><><><><><><><><><><><><><>

■10月20日12:30より、岩手県立大学講堂にて、
「感動と共感のプレゼンテーション・いわて大会」
を開催します。

お問い合わせ090-2957-5516(オフィス朝比奈・朝比奈)

■そして、さらに東京、岩手、島根からの選抜者によるプレゼンテーション大会を
12月15日(土)に東京で開催します

○感動と共感のビジネスプラン発表会
【夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007】
(アントレプレナーセンター、HPにて、詳報)
http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html

感動の涙を拭くタオルをご持参ください!


福島正伸



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酪農ベンチャー

2007年10月07日 | Weblog
(馬のダイちゃん、第二部の前に、どうしてもお伝えしたくなったこと)

今回は、兵庫県の但馬に行ってきました。

そこには、私のセミナーにいつも来てくれる田中君がいるからです。
彼は、島根県でも、三重県でも、東京でも、私のセミナーに来て、一生懸命に経営を勉強しています。
とにかく、その真剣で純粋な姿には感動させられます。

田中君はまだ、30歳そこそこの若さですが、自分の努力で酪農をはじめた起業家です。
両親は酪農とは、まったく関係のない仕事をしています。

田中君は、努力の甲斐もあって、はじめの頃は順調に推移していました。
しかし、その後、牛の足が壊死して歩けなくなり、死んでしまうという事態に遭遇しました。
そのような牛の肉を、人間が食べるわけにはいかないと、彼は強く思いました。
食べ物に問題があると判断した彼は、自然牧草によって牛を育てる決意をしました。
「自然の牧草で育った牛の肉はまずい!」という、風評に立ち向かったのです。

彼は、私のセミナーでプレゼンテーションを学び、あちこちで自分の夢を伝え始めました。
その感動的なプレゼンテーションによって、たくさんの共感者を集めることができました。

そして、昨日は自然牧草だけを食べて育った牛の、はじめての体験試食会だったのです。
彼のプレゼンテーションに共感した仲間が、東京だけではなく、あちこちから20人以上、この但馬の山の中に集まることになったのです。

鳥取空港から1時間強走ったところに、田中君の牧場はありました。
レンタカーを借りて、私が運転して行きました。

しかし、とにかく遠い~!
いつも私のセミナーに、ここから来てくれていたんだ!
頭が下がるとともに、勇気をもらうことができました。

到着直前、
道の傍らで、神輿を見かけました。
「今日、僕たちが来るんで、準備しているんだよ!」
と、冗談を言っては、車の中で盛り上がりました。

そして、いよいよ田中君の家に着きました。
家の隣には大きな牛牧舎もありました。
皆、車から降りると興奮気味に牛を見に行きました。

すると・・・
私たちの後ろをつけてきたかのように、
さっきの神輿を積んだトラックがやってきました。
そして、どこからともなく集まってきた何人もの半被を着た人たちが、
私たちの前で、神輿をかつぎだしたのです!
それは、まさに私たちのためのお祭りでした!!

村の皆さんによる、感動の出迎えです。
いきなり、やられました・・・

皆を集めて田中君が話をはじめました。
「みなさん、今日はわざわざこんな遠くまで来ていただいてありがとうございます。
実は、今日は私にとって記念すべき日ですので、・・・入籍しました!」
入籍って・・・・
少し間があって、突然大きな拍手が沸き起こりました!
となりに奥様がいらっしゃいました!
これほどまでのサプライズ(?)、見たことも、聞いたこともありません!!!

そして、皆で車に分乗して、山の牧場へ行きました。
藪の中を皆が一列になって歩きました。
牛の足跡や、糞がいたるところにありました。
とても牧場というイメージではありません。
しかし、そのようなところこそが自然の牧場なのだそうです。

そして、やっと山頂の広い、広い、牧草地帯に出ることができました!
こういう場所こそが、私のイメージする牧場でした。
みんな牛と戯れました。
私も、人間の体温よりも少しだけ温かい牛の体をはじめて触りました。
すると、牛の目から一粒の涙が落ちました。

「うれしいと、涙を流すんですよ」
田中君は牛の気持ちを教えてくれました。
なでただけで、涙を流すほど、うれしいんだ・・・
うれしさや感動って、小さなことにあるんだ
ということを、牛から学びました。

そして、いよいよ試食会です。
田中君は言いました。
「おいしいと言わず、遠慮せず、厳しい意見を言ってください」

まず、ビデオで「しょうふく」という牛が連れて行かれる映像を見ます。
「しょうふく」もわかるのか、少し抵抗しています。
他の牛も一緒に歩いて、「しょうふく」についていきます。
トラックに無理やり、載せられて、去って行きました。

ちょっとまって!!
この牛の肉を試食するんですか~、そ、そんな・・・

もう、こんなに命の大切さを感じながら牛肉をいただいたことはありません。

「生きることは感謝しながら生きること」

日本人の文化である、食事の前に手を合わせることが、
こんなにも大切な意味があったんだと、思い知らされたことはありませんでした。
厳しい意見など、言えるはずもないです・・・。

さらに、夜もふけた頃、もう一度山の上の牧場へ。
そこには、満天の星!!!
天の川がはっきりと見えました。

限りなき宇宙の営みの中で、命が継がれていく・・・
すべてがつながっている不思議な体験をしました。

翌、早朝の帰り道。
山の中腹に、大きく文字が書かれていました。

「夢」

もう、偶然とは思えなくなっている自分がいました。
言葉では、言い尽くせない・・・

田中君の生き方、思いのすべてを体感することができました。

彼のような起業家が増えていけば、社会は感謝と感動に包まれ、戦争もなくなると確信しました。

田中君、但馬の皆さん、
本当に、本当に、ありがとう!

来年また、皆で行きたいと思います。
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馬のダイちゃん

2007年09月30日 | Weblog
岩手県の宮古市にいます。

今日の講演が終わってホテルに着いたところです
昨日は、大船渡市で講演でした。
明日は、久慈市で講演です。

岩手県の町をめぐりながら、毎日たくさんの新しい出会いと、たくさんの夢に出会っています!
本当に、こういう旅は、楽しくて仕方がありません。
このような機会を10年以上に渡ってつくってくださった岩手県の方々には、感謝!感謝!以外、何もありません。

私が講師をつとめた「いわて起業家大学」は、全国に先駆けて始まり、10年間に渡って開催されました。
約半年間の及ぶ講座にもかかわらず、参加者は約1000名におよび、最後の一年間だけでも200名以上が参加されました。
その中から、100名以上が創業しています。

その伝説の「いわて起業家大学」が、なんと・・・・
来年、4年ぶりにいわて起業家大学OB会が中心となって復活!の話があります。

これはもう、本当に感動です!!!

「いわて起業家大学」の特徴の一つに、最終回のプレゼンテーション大会があります。
事業プランの発表会であるにもかかわらず、会場は感動の嵐となり、司会を務める私はいつも涙を流してしまいます。

その理由は、そこに人生のドラマがあるからです。

その中から、今回は一つのドラマを紹介したいと思います。

文字数の関係で、二回に分けてお送りいたします。


<><><><><><><><><><><><><><><><>

【馬のダイちゃん】<第一話>


ある高原の乗馬クラブが閉鎖されることになりました。20頭以上いた馬は、次々と売却されていきました。
その中に買い手の見つからないダイちゃんという馬がいました。
ダイちゃんは唯一の馬車馬(ばしゃうま)でした。馬車を引くことだけがダイちゃんにできることで、他に何の役にも立ちません。引き取り手が見つからないのも当然です。
どうしても買い手が見つからなければ、処分されてしまうかもしれない。
そんな時、馬の面倒を見てきた八丸さんは、自分が馬を買いたい、と会社に申し出ました。はじめは断っていた会社も、その熱意に打たれ、破格の値段で売ることにしました。
しかし一方で、八丸さんにとっては、全財産を失うことになりました。
その後のダイちゃんの飼育費や自分自身の生活費などを考えると、どうしていいかわかりません。ダイちゃんをどこかの牧場に預け飼育管理を委託しても、飼育費だけで年間100万円以上かかります。
会う人、会う人に相談しました。必死になって、ダイちゃんの生活場所を探しました。

たまたまそんな時、以前から付き合いのあった獣医さんから、ある農場で馬車を引く若い馬を探しているようだ、という情報を得ることができました。
すぐさま連絡を入れると、すぐに牧場の方がダイちゃんを見に来てくれました。
「一円も要らないから、飼ってほしいんです。ダイちゃんが元気でいてくれたら、それだけでいいんです」
なんと、その農場でダイちゃんに仕事をしてもらうかわりに、面倒をみていただけることになりました。
さらに、たまたま人材が不足していたため、八丸さんも同じく農場で働くことができることになりました。馬の仕事ではありませんでしたが(ダイちゃんの世話をすることはできませんでしたが)、同じ敷地にいるというだけで、とても幸せでした。
そして約二年間、そんな生活が続いた頃、たまたま以前の会社でお世話になっていた先輩が、乗馬クラブを作るという知らせを聞きました。お会いしたところ、次のようなお話をいただくことができました。
「立ち上げスタッフになってくれないだろうか?ダイちゃんも連れてきたらいい」
八丸さんは、飛び上がるほど喜びました。
 八丸さんは、ダイちゃんのためにと、がむしゃらになって働きました。
しかし、ダイちゃんには仕事がありませんでした。馬車を引くという仕事が、立ち上げたばかりの牧場にあるはずもありません。

「何とかしたい・・・」
とにかく会う人、会う人に相談しました。
すると、たまたまある友人から、県が地域を支援するために作った産業振興センターという、ところがあると聞き、とにかく行ってみることにしました。
そこで、勧められたのが起業家大学でした。
八丸さんはここでさらに、人生の転機となる人と出会うことになるとは、その時はまったく思っていませんでした。

八丸さんの事業は「ウエディング馬車」でした。とにかく、ダイちゃんにできることを事業にしようとしているだけです。事業の見込みなどまったくあるはずもありませんでした。

八丸さんは意を決して、勤めていた牧場を辞めることにしました。自分のすべての時間をダイちゃんのために使うためです。まずは中古で売りに出ている馬車を探したり、どこかに使っていない馬車がないか問合せをしたりしました。
 八丸さんの意を決した行動を、批判する人もいましたが、“そこまで本気なら”と、応援してくれる人もいました。
ところ、たまたま遠く離れた山梨県で一台使っていない馬車がある、という情報を得ることができ、以前勤めていた牧場の社長から八丸さんに連絡がありました。
「山梨にボロボロの馬車があるようだ、破格の値段で売ってくれると言っているよ。興味あるかい?」
「あります!どんなにボロボロでも構いません。本当にありがとうございます」
八丸さんは、喜び勇んで購入を決めました。そして、以前勤めていた牧場の社長が修理に力を貸してくれました。

 同時に、八丸さんは自分達の念願の牧場作りをスタートさせるべく、まずは理想に近い近隣の休耕農地をあちこち探し始めました。
また、ウエディング馬車の仕事をするために、会社を作ってはみたものの、受注はまったくありません。
“早くなんかとしないと・・・”
気ばかりが焦ります。
こうなったら、できることは何でもやろう、と思いました。 

東北地方にあるすべてのホテルに、電話をかけました。
「ウエディング馬車は、いかがですか?」
「ウエディング馬車・・・?」
「これからやりたいんです。どこまでも行きます」
「興味がないね・・・」
冷たく言われて、切られてしまうことも何度もありました。それでも、すべてのホテルに電話をかけ終わったころには、パンフレットを送ってもいい、というホテルを20社ほど見つけることができました。

八丸さんは、一生懸命に作った手作りのパンフレットを送りました。
しかし、一社も反応がありません。
「どうしたらいいんだろう・・・やっぱり、事業にはならない・・・」

日増しに、そんな思いが強くなってきましたころ、先に申し込んでいた起業家大学が始まり、八丸さんは藁をも掴む思いで参加しました。

起業家大学に参加した彼女は、まわりの参加者に言いました。
「ウェディング馬車のパレードをやりたんです。町の中をパレードしたいんです」
「何のために?そんなことして、何の役に立つの?ビジネスになるの?」
彼女は、はっきりした答えもないまま、ただ必死に答えました。
「馬のダイちゃんのためなんです・・・ダイちゃんは、馬車を引くことしかできないんです・・・ウェディング馬車しか、思いつかなかったんです・・・」

彼女は、提出した事業計画書のはじめに、思いをつづった長い手紙をつけました。
起業家大学の講師は、その手紙を読んで、彼女の強い思いに感動しました。そして、何とか彼女を応援したいと思い、最終回に行われるプレゼンテーション大会の発表者に選びました。

発表会でプレゼンテーションするためには、他の参加者の前で練習をしなければなりません。彼女が始めて、その発表の練習をした時のことです。

八丸さんは、ダイちゃんの写真を持ってきて、みんなに見せました。
発表の練習には、他の受講生もみんなで、どうしたら事業になるか、一緒に考えます。
受講生の中に、中本さんという現職の警察官がいました。中本さんは、冷ややかに言いました。
「そんなこと、まず警察が許可しないよ」
冷静で、太い声でした。見た目もちょっと迫力のある中本さんの、この一言は、彼女に大きなショックを与えました。
「ウエディングだろうが、なんだろうが、町の中を馬車が走ることなど、警察が許さない。何か問題が起きたら、誰が責任を取るんですか!?あなたに責任が取れますか?・・・考えが甘い!」
 彼女の目から涙が溢れ出し、みんなの前で嗚咽して泣き出しました。

しかし一方で、彼女の純粋な思いに共感した人たちもいました。
「なんとかなるよ・・・」
「あきらめないでがんばろうよ・・・」

そして、本番のプレゼンテーションでは、ダイちゃんの写真を何枚も見せながら、彼女は精一杯訴えました。
講師の助言で、事業計画書の内容を説明するのではなく、事業計画書に添えた手紙の内容を、そのまま発表することにしました。

その手紙===================
〜たった一人の戦い〜
何が何でも成し遂げると決めた私のある決断

 私は当時、ある高原の乗馬クラブのスタッフとして勤務しておりました。銀座のOLから転身して、大好きな馬連に囲まれ、四季の移り変わりを味わいながら、自然の中で楽しく仕事しておりました。
 そんな私には、ちょっとした夢がありました。乗馬クラブには、二十頭の乗馬用の馬と、ただ一頭の馬車馬がいました。
 その馬車馬の名前は「ダイちゃん」。八百kgもある大きな体と、力強さ、迫力とは反対に、愛卿たっぷりの大きな目、強い好奇心、いたずら好きな性格は私を魅了してやみませんでした。
 馬車に乗った子供達や家族連れは、あっという間に「ダイちゃん」のフアンになってしまいます。
 当時、馬車営業はGWや夏休みのシーズン、祝日をからめた連休などに行われ、観光客に喜ばれました。
 時にはTVの撮影に応じたり、安比のペンション街を、花嫁花婿を乗せてパレードしたり、そんな仕事も担っていました。
 当時、六十代の専門職のおじさんが、「ダイちゃん」のボス(調教師)でした。おじさんがひと声、合図を出すと「これから仕事だな」とわかるらしく、何だかダイちゃんもピシッと引き締まります。それまでは放牧場で勝手気ままにしていたのに、おじさんが近寄ると、ダイちゃんの気持ちが切り替わるのです。
 そのおじさんが、当時の私の「師」でした。見よう見まねで、私も馬車に関する知識と経験を体得していきました。
 「いつか御者(馬車を操縦する人)になって、ダイちゃんと−緒にこうやって安比高原を馬車遊覧して、お客様に喜んでもらいたい!」そう強く思うようになっていました。
 おじさんも、事あるごとに、「オレはそろそろ引退しようと思っているから、後はお前に頼むぞ。」と言っていました。
 今の馬車アシスタントから「御者になる」ということ、そしてダイちゃんと、ずっと一緒に仕事をしていくんだ、ということが私の夢となり、大きく膨らんでいきました。
 ダイちゃんは仔馬のときに会社が購入し、安比にやってきた馬でした。私がずっと世話をしてきました。
 私が26歳のときでした。本当にそれは突然でした。
 今思えば、とてもその出来事が、自分の人生に大きく影響を与えたなと思います。
会社からある発表がありました。
 来期から乗馬クラブを廃止する、という正式決定を受けて、今後の対策を来期に向けて早めてくれとのこと。
 いわゆるリストラです。よくあるリストラです。
 私たち自身の衝撃もはかりしれませんでしたが、すぐスタッフの頭をかすめたのは馬達をどうするのかということ、でした。誰か買い手を探さなくては、貰い手を探さなくてはと、それはそれは必死でした。いくらかでも馬たちにとって、幸せな将来が約束されている条件で行く先を決めるのは、私たちスタッフの最大の責務でした。
 とてもとても悲しい仕事でした。馬たちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
 車が来て馬を積んでいきます。来る日も来る日も、別れの日が続きました。どの馬にも色々な思い出がありますから、それが一気に頭の中に沸き起こるわけです。スタッフの中で私が一番、年齢が若かったのですが、毎回胸を割かれる思いで、涙をおさえるのがやっとでした。
 こうして、馬がどんどん減っていきました。
 そんな中、ダイちゃんだけが行く先も決まらず、会社にとっては悩みのタネでした。乗馬用の馬は、あちらこちらの乗馬団体に移っていきましたが、ダイちゃんだけは貰い手も買い手も決まらず、中に浮いた状態でした。
 そりゃそうです。
 馬車をひく馬が欲しい、なんて人にめぐり合うのは万に一つの確率です。何も馬車をひくだけではなく、人が乗ることも出来るのですが、今度は乗馬用としては「大きすぎるねえ」と言われてしまう始末です。
 いよいよ馬の行き先を決定するという、締め切りの日が間近に迫ってきました。
 こうなると会社は、「いよいよとなったら処分場行きかな・・・。」とにおわしてくる訳です。
 私の中では、マグマのようなものが確かに動き始めているのがわかりました。
 「絶対殺させない、殺させるもんか」と。
 それならいっそ、私が会社から購入して、私が引き取る、私がなんとかする、細かいことも具体的なことも、何ひとつ決まってないし、わからないけど、絶対他人には渡さないと、強い決断をしたのです。
 それまでただ悶々として、自分の非力さ、何もしてやれないことへの苛立ちでグチャグチャでしたが、
 「ダイちゃんを守る人は、私しかいない。」と使命感を感じました。
 何があっても、誰に何を言われても、されても、私は成し遂げると決めたのです。
 そして上司に思いを告げました。
 案の定、思った通りの反応をしてきました。「嫁入り前の娘が、八百kgの馬なんか所有したら、これからどうしていくんだ?」「一時的に気持ちが高ぶっているだけだろう」馬を手に入れたところで、どこで飼って、誰が毎日世話をするんだ?」「どこかの牧場に預けたとしても、一ケ月の管理代なんて、お前に払えないだろう」もう、それは予想通りでした。そしてまた、その通りでした。そもそも会社は、ダイちゃんにはまだまだ残存簿価が結構あるので、売るとなっても金額的にも「値がはる」と言ってきました。
 それはちょっとした、中古車が購入できるぐらいの金額でした。当時の私にはそれが最大の問題でした。
 会社が提示しているお金を持ち合わせていないのです。
 これじゃ話になりません。でも私が何とかしなかったら、処分場行きはほぼ決定です。
 どうにもこうにも他の選択肢がありません。随分追い詰められていました。全て頭打ちで、お金も無ければアイデアも無く、八方ふさがりでした。
 勇気を振り絞り、親にも相談しましたが、言わずと知れた予想通りの返事でした。
 今になってみると、彼らの心情も理解できますが、その時の私には、他の皆が鬼に見えました。きっと感情的になっている私に、頭を冷やして欲しくて、良かれと思って言ってきたのだと思います。
 私は表しようの無い、孤独感と怒りとやるせなさを感じていました。
 ダイちゃんを救いたい、助けたいという気持ちだけだと、だめなのかなあ、使命感だけじゃダメなのかなあ、でもこの戦いから降りるわけにはいかない?!私の最大の武器は何だろう、考え続けました。

<第一話>終了


<><><><><><><><><><><><><><><>

■10月20日12:30より、岩手県立大学講堂にて、
「感動と共感のプレゼンテーション・いわて大会」
を開催します。

お問い合わせ090-2957-5516(オフィス朝比奈・朝比奈)

そして、さらに全国大会を12月15日(土)に東京で開催します

感動と共感のビジネスプラン発表会
【夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007】
(アントレプレナーセンター、HPにて、詳報)
http://www.entre.co.jp/dreamplan/index.html

感動の涙を拭くタオルをご持参ください!


福島正伸






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宮崎シーガイア

2007年09月25日 | Weblog

宮崎シーガイアに来ています!

ゴルフとサーフィンと懇親会と講演会と・・もう、なんでもありのショート・スティです。 そもそもは、宮崎シーガイアを支援してきた香取貴信くんから、休日を満喫しながら、皆でより元気に盛り上げて欲しい、と言われて来たのですが、なんと全国から20名以上が応援に駆けつけていました。
加賀屋克己さん、鬼沢慎人さん、大嶋啓介さん、篭池哲也さん、中澤清一さん、大原光秦さん・・・
他にも素晴らしい方々ばかり。
忙しい人たちばかりなのに・・・
みんなの熱い気持ちに、まずは感動!

そして、ホテルの部屋からの景色は、今まで見たことのない絶景です。
施設の充実ぶりも、ちょっと想像を超えたものでした。
さらに、スタッフの方々の温かいおもてなしの心に、また感動!

ゴルフは世界のトップスターが集まるダンロップフェニックストーナメントの開催地でやりました。
3ヶ月ぶりでしたが、やはりスコアは・・・でも、天気が良く、コースも最高でした。
特に、楽しかったのは、「前向きなこと以外、発言禁止」のルールでした。
とにかく、なんでも前向きな表現だけで話します。
こういう会話は楽しくてやめられません。

そして、何より印象的だったのは、このゴルフ場の施設の中に過去の優勝者やタイガーウッズなどの世界トッププレーヤーの写真、使ったボールや道具などが展示されていることでした。
毎年、新たな伝説が作られていることを、強烈に感じることができました。
限界を超えながら、挑戦し続ける人間の活動が、伝説として語り継がれているということは、本当に素晴らしいことだと思いました。

そしてサーフィンは、波の出るプールがあるオーシャンドームで挑戦。
ゴルフ終了後、すぐに着替えて、ボードを抱えてサーフィン会場へ直行。
いよいよ、挑戦です。
目標は、「立つこと」。
とにかく大きなプールで、波も意外なほど大きく、迫力がありました。
パドリングをして、波の発つポイントにいきます。
2分間隔で波が起こるのですが、突然、真後ろに大きな波が現れます。
ちょっと、あわてながらスタート・・・
そして、な、なんと、一本目から目標であった「立つこと」ができました!
しかも、その後も連続して立つことができて、自分でも本当にびっくりしました。
もちろん、やっと立っているだけですが・・・

その時、また忘れられないような感動体験をしました。
うっかり、メガネをしたままプールに入ってしまいした。
そのままサーフィンをして、気がつくとメガネがありません。
「最後にプールの水をすべて抜くので、必ず見つかりますよ」
と言われましたが、とにかく大きなプールですし、激しい波の中で果たして壊れずに見つかるのだろうか、ちょっとだけ気になっていました。

サーフィンの参加者は、20名ほどいるので、一つの波ごとに交代します。
波に乗れても乗れなくても、一度は岸に上がらなくてはなりません。
私の番の時、波に乗り切れないことがありました。波打ち際まで引き上げてくると、何気なく見た水面下に何かが転がっているのが見えました。
なんと!それが私のメガネだったのです。
さっとすくい上げて取ったのですが、こんな偶然があるのでしょうか!!

波に乗れなかったからこそ・・・
何気なく水面下を見たからこそ・・・
こんな大きなプールの中で、見つかった。
浜に上がると、皆も、拍手して喜んでくれました!
私にとっては、「奇跡のシーガイア」となりました。

今、懇親会から帰ってきたところですが、二次会では、「感動体験発表」をしました。
一人ずつ交代で、最近感動したことを順番に発表します。
本当に心が温かくなるお話をたくさん聞くことができました!
何度も涙が出そうになりました・・・
もっともっと、やるべきことがあることに気がつきました。
こういう飲み会は、毎日でもやりたいと思いました。

そして、明日は宮崎シーガイアの皆さんに、夢と勇気を与える講演会とパネルディスカッションです。
最高のおもてなしで私たちを迎えてくださったスタッフの皆さんのために、今度は私たちが、感動のウェーブを起こせるようにがんばります!


★★★★★【新イベント情報】★★★★★
不可能を可能にする!アントレプレナーシップフェスタ2007  
~ビジョンを達成し、人生を充実させる感動と共感の輪 ~  
アタッカーズビジネススクール主催、受講生の夢のビジネスプランの
  プレゼンテーションと、福島正伸の講演の2部構成です。  
日時:2007年10月5日(金) 18:30 ~21:45   
詳細:http://www.attackers-school.com/site/entrefesta2007.html


■逆転の発想で、境地を飛躍のチャンスに変える、福島正伸の本!
「小さな会社の社長のための問題解決マニュアル」(PHP研究所) http://www.entre.co.jp/book/newbook0706.html

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感動が人を動かす

2007年09月15日 | Weblog

人を動かすということは、人の心を動かすということです。
そして、最も人を動かすのが「感動」です。
感動は、新たな行動の動機となり、また感動で動く人は本気で行動します。

どのように感動を創造するか・・・

感動を生み出すために大切なことは、「創造力(意外性)」、「オリジナリティ(独自性)」、「本気」です。
そして、これらは、価値を高めようとするすべての企業に当てはまるものだと思います。

そこに行けば、すぐに最高の感動を味わうことができるところもあります。

「本気の朝礼」や「居酒屋甲子園」などで、時代のヒーローとなった大島社長率いる居酒屋「てっぺん」
http://www.teppen.info/
「てっぺん」主催のセミナー(私も講師をつとめています)
http://teppen.info/seminar.shtml

顧客満足度日本一と言われる、高橋社長率いる「愛と感動のレストラン・カシータ」 →●http://www.casita.jp/
「カシータ」高橋社長の特別講座(知人の久保ひろしさんが主催しています) http://dreamintelligence.com/modules/semi00/index.php?id=8

それぞれがまったく違ったコンセプトながら、最高の感動を生み出し続けているところが、本当にすごい!


今日はこれから、アタッカーズスクールの受講生らによるプレゼンテーション大会に行ってきます。

プレゼンテーションが成功したか、失敗したかはその後のまわりの反応ですぐにわかります。
たとえば、プレゼンテーション後、相手から次のようなことを言われたとすれば、そのプレゼンテーションは失敗したことになります。

「君ね、営業したことないでしょ。営業の難しさがまったくわかっていないようだね。いくら君が、良い商品だ、と言っても、そんなに簡単には売れないよ・・・」

一方、プレゼンテーションに成功すると、相手の反応は次のようになります。

「君ね、営業したことないでしょ。実は、私は営業には自信があるんだ!任せてくれないか。私が売り方を教えよう!いやいや、君は売らなくてもいい、私が売ってあげよう!是非、協力させてもらえないだろうか・・・」

プレゼンテーションとは自分に足りないものを、まわりから集めることです。
説得や説明で他人は動いてくれません。

感動と共感でしか、他人を動かすことはできないのです。

私がセミナーを開催している、東京、岩手、島根の受講生の方々を中心に、感動のプレゼンテーション大会を開催します。
 →●夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2007年
   ―感動と共感のビジネスプラン発表会―
【近日、アントレプレナーセンターHPにて、詳細発表!】
・開催日 2007年12月15日(土)
・会場 墨田リバーサイドホール

どれだけ感動をあたえ、そして自分自身も感動できるかが、人生の価値なのではないかと思います。

コメント (3)
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サーフィンをはじめよう!

2007年09月13日 | Weblog
もうすぐ50歳。

何か新たなことをはじめようと考えて、今年の春頃、サーフィンをしようと思い立ちました。もともと、学生時代から十年以上、やってきたこともあって、まあ何とかなるだろうと思った・・勘違いしただけかもしれません。
ボードとウェットスーツを手に入れ、毎日のように自宅やホテルで腕立て伏せをして、ちょっとだけ体力をつけてきました。とにかく、サーフィンは、体力が必要なスポーツですから。

たまたま、毎年研修の依頼をいただくある企業様の、研修センターの目の前の海が有名なサーフポイントであることを知っていました。
そして昨夜、その研修センターに、サーフボードを積んでやってきました。
私の頭の中の計画は、次のようなものでした。
明朝、研修のスタートは午前8時30分ですから、5時半に起きて、6時から海に入り、7時30ごろにあがって、着替え、シャワーを浴びよう。
そうすれば、研修までには十分、間に合います。
いよいよ明日、挑戦です!

いてもたってもいられず、わくわくしながら、真っ暗な海を見に行くことにしました。
す、すると・・・
道端にはいくつもの立て看板があります。
なんだろうと思って、よく見てみると・・
「世界プロサーフィン大会」
すごい・・・なぜ僕が来ることを、知っていたんだろう・・・
とは、思えず、
そうか、それなら、もっと早くから練習しておけばよかった・・・
とも、思えず、
そうか、まずは始める前に、世界一のサーフィンを見て、学びなさいということなんだ!
と思ったら、とても納得することができました。

今、海から帰ってきたところです。
世界一のサーファーたちが練習をしているところを見てきました。
波の高さはオーバーヘッド(2m)くらいで、すごい技を連発していました。
ただ、見とれて、学ぶというよりも、感動しました。

もちろん、私の目標はまず立つことです。

次は、月末に宮崎で挑戦です!
コメント (7)
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