福島正伸の「夢しか実現しない」

一人でも多くの方に、夢と勇気と笑顔を与えたい

夢は実現する

2005年10月31日 | Weblog
●夢は実現する

今日は、日帰りで出張です。
いつものように、空港まで車で行きました。
家から空港までは、車で15分。
でも、何かあるといけないので、1時間前には空港に着くようにしています。
私たちの仕事は、遅刻をすることは絶対に!許されませんから。

ところが!
今日に限って、車の通行量がちょっと多い。
連休初日しかも、早朝の空港。
しまった!!!
私には曜日の感覚がなくなっていたのです!

ドキドキしながら空港に着くと・・・
あってはならない表示!
「満車」!!!
「90分待ち」!!!

ああ!もうだめだ・・・

最後尾に並んでから、少し落ち着いて、
「そうだ!空港から少し離れた駐車場に止めれば、歩いてもどって来てもなんとか間に合うかもしれない」
すぐさま、空港周辺の駐車場探し。
ところが、なんと空港周辺は、私と同じような駐車場探しの車が殺到して、渋滞!

ああ!もうだめだ・・・

みんな考えることは同じか!
どうしよう!

そうだ!
空港につながっている高速道路を使って、離れたところに行こう!
少し先の、インターチェンジのところに大きなホテルがある。
そこの駐車場に止めて、タクシーに乗って戻ってこよう!

おおお! これは、名案だ!!!

ホテルに着くと、駐車場の入り口に大きな貼り紙。
「本日、イベントのため、一般車は駐車できません」

ああ!本当にもうだめだ・・・・・・・・。

ボー然として、道端に車を止めて
残りあと30分

もう、どうしていいかわからない・・・

ちょっと待て!
自分に負けるな!!!
自分を励ませ!!!

そうだ!
たまたま家の方向に走ってきたんだ
このまま家に帰ろう!!!

ここから家までは約15分
そのまま妻に送ってもらえば、ぎりぎり間に合うかもしれない。

なんとかなる!  
夢は実現する!
昨日の講演会でも、自分で言っていたじゃないか!!!

と・・・何度も、自分に言い聞かせ。

そして・・・
2分前に余裕?で空港に到着!

無事、飛行機に乗って、講演会場に着くと、

いつもより、思いを込めて

「夢は実現する」ことを、強調する・・・私


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駐車違反

2005年10月23日 | Weblog
 ある時、講演終了後に一人の参加者から、この後是非話したいことがあるので、時間を取ってもらいないか、というご要望がありました。
 そこで、近くのレストランでお話を伺うことにしました。
 「福島先生の話を聞くのは、実は今日で二度目です。一年前に一度聞きましたが、その時の印象は、“ただのきれいごと!”でした。その頃、私の息子は、言うことを聞かず、世間から見ればいわば不良でした。私は会社を経営しています。人様に迷惑をかけたことなどありません。ところが息子はたくさんの人に迷惑をかけることばかりやっていたんです。私がやっていることと、息子がやっていることはまったく正反対だ、と思っていたのです。ですから、福島先生のおっしゃることは“きれいごと”としか、感じませんでした」
 「その後、何かあったのですか?」
 「ええ・・・実は息子が大きな問題を起こしたと、警察から連絡があったのです。」
 「そうだったんですか・・・」
 「それは、ともすれば私の会社の信用問題にまで発展しかねないことでした。息子のために、会社がつぶれてしまうかもしれないと、真剣に悩みました。そして息子に会った時、どうしてこんなことをしたのか本心を聞こうと思いました。」
 「息子さんは、なんとおっしゃったのですか」
 「息子は、はじめて僕の話を聞いてくれた、と言いました。それまで私は、息子には一方的に怒ってばかりいただけだったのです。でもそれは、息子には気づいてもらいたかったからです。そして、さらに息子は、こう言いました。父さんは、僕のことなどわかってくれない、だから僕も父さんの話を聞かなかったと」
 「息子さんの話を聞こうと思ったからこそ、はじめて本心から話ができたんですね」
 「いろいろ息子の話を聞いているうちに、はっと気がついたんです。実は、私は息子と同じことをしているかもしれないと。つまり、息子が自分勝手な行動をしているのは、私が自分の会社の利益のためなら、他社のことなどどうなってもいいと、本当は心の中で思っていたからなんです。息子が法律を平気で無視した行動をするのは、私が息子の前で平気で駐車違反など、見つからなければいいと、法律を軽視する行為をしてきたからです。息子は私の心の鏡だったんです。私はとても息子に対して、すまない気持ちになりました。すべては、私に原因があったのです」
 「気づかなければいけなかったのは、息子さんの方ではなく、お父さんの方だった?」
 「私は息子に謝りました。今は、本当のことを教えてくれた息子に、心から感謝をしています」
 「それは、なかなかできることではないですね・・・」
 「それから、もう駐車違反をしようと、思うことをやめました」
 「思うことをやめる、というのは、ほんとうにすごい!その後、息子さんはどうしていますか」
 「私の会社で働いています。私の後を継ぎたいと言って・・・」


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お客様が話を聞いてくださる理由

2005年10月16日 | Weblog
大手メーカーA社のEさんから、そのお客様であるB社の方々と一緒に食事でもいかがでしょうかと、お誘いを受けたことがありました。

 お話をしているうちに、何となく不思議な雰囲気であることに気づきました。Eさんの話を、お客様であるB社の方々が一所懸命に聞いているのです。本来は、お客様であるB社の方々の話を、A社の営業担当のEさんが一所懸命に聞くはずです。

 私は不思議に思って、B社の方に聞いてみました。
 「どうして、そんなに一所懸命に話を聞いていらっしゃるんですか?」

 すると、B社の副工場長は次のような話をしてくださったのです。
 「私はEさんのことを、誰よりも信用しているんです。実は、何年も前のことなんだけれど、A社が納品した機械が壊れて、大きなトラブルになったことがあったんですよ。それは政治問題になりかねないほどの大きなトラブルで、その時、私たちとA社の営業や技術開発などの方々と、話し合いをすることになったんです。ところが、A社の方々は、一方的に、自分達には責任はない、と言い張るんです。私もはじめは黙って聞いていたのですが、だんだんと腹が立ってきましてね。もうこれ以上我慢ならん!、と思って怒鳴り返そうと思った瞬間、福島先生の隣に座ってらっしゃるEさんが大声で怒鳴ったんです。『いいかげんにしろ!すべて私たちに責任があるんじゃないか!なんで相手のせいにするんだ』とね。その時、B社にもすごい人間がいると、私は本当に驚きました。Eさんは一人で、すべての責任を負うことも覚悟している。彼は信用できる、彼とならばこの問題は解決できるって、その時確信できたんです。そして、一緒に協力しあって、なんとか解決することができました。その後、社内でこの話をしたんです。そうしたら、みんな彼のファンになってしまいました。うちの会社では、みんなEさんと仕事をしたがっていますよ」

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福島正伸です!

皆さんのコメントから、いつも元気をいただくことができます
ありがとうございます

今回の話は、自著「メンタリング・マネジメント」の中でも、
紹介させていただいたものですが、
生きる姿勢のすごさを、痛感させられた話でした。


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7年越しの夢

2005年10月10日 | Weblog
N社に、Sさんという方がいます。

Sさんとは、7年前にはじめてお会いしました。
それはN社の講演会の時でした。

その時から、私はSさんと何度もお会いすることになります。

私の講演会があると、Sさんは10人以上もの社員を連れてきてくださいます。
本当にどこで情報を得ているのか、いつも団体で来てくださるのです。
そして、講演会が終わると私はそのメンバーに囲まれて、名刺交換大会になります。
その後は、サッといなくなってしまいます。

そしてある日、講演会の後、私は他の参加者とともに近くの居酒屋に行きました。
そこにはSさんが、仲間とともに先に集まって、一杯やっていました。
“なるほど、サッといなくなって、こういう所に来ていたんだ”
私は挨拶をして、近くで食事をすることにしました。

すると、Sさんが社員に熱く語る声が聞こえてきます。

「やればできるんだよ!」
「失敗は糧なんだよ!」

そちらの方に目をやると、若手の社員が目を輝かせてSさんの話を聞いています。
私の話を聞いた後は、Sさんの話が続いていたのです。

そんなある日、Sさんから連絡がありました。
「弊社の設立記念日に講演会を御願いします。やっと、私の権限で福島先生を御呼びすることができるようになりました。私の7年越しの夢だったんです!」


Sさんは、以前から人材育成の大切さを実感しながらも、どうしていいのかわかりませんでした。
しかし7年前の私の講演会がキッカケとなり、行動を開始しました。
何の権限もなかったSさんは、会社に人材育成の機会を作ってくれるように交渉し続けたのです。

しかし、会社からは厳しい条件が出されました。
「予算は出ない。しかも、業務に差し支えがあってはならない」

一方で、次のような条件を引き出しました。
「休みに集まるのなら良い。空いている会議室を使うのなら良い」

このような条件の元、自主勉強会を開きました。

Sさんはチラシを作って募集をしました。
そのチラシには、次のようなことが書いてありました。

「求む自立型人材、時間外手当なし・日当なし、成果は夢と感動」

Sさんは、与えられた条件の中で、自分ができることを見出したのです。
そして、この活動を何年も続けたのです。

その結果、なんとSさんは人材育成の責任者に抜擢されました。


講演会には、社長をはじめ全国から会社の幹部も集まっていました。
私の講演の前に、Sさんはこれまでの経緯と、創業者の思い、会社の社会的な役割についてなどを、本当に熱く語りました。
私は、その言葉一つ一つがとても深く心に響いて、涙が出そうになりました。


社長室で、社長がおっしゃっていました。
「彼は一人で、会社の風土を変えたよ」

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福島正伸です!

トータルビューティー永田さんとmiyaさんが、
このブログがキッカケで出会ったことに、
本当に感動しました。



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コンシェルジュ

2005年10月02日 | Weblog
以前、アメリカに行った時のことです。

レンタカーを借りようと思って、ホテルのコンシェルジュに聞きました。
「レンタカーを借りたいのですが・・・」

彼は自信ありげに言いました。
「任せてください!部屋番号を教えてください」
「○○です」

すぐにパソコンをたたいて、私の名前を確認すると、
後ろの棚から分厚い電話帳を取り出し、パラパラとめくって電話をかけはじめました。

話が終わって電話を切ると、また別のところに電話します。
”なかなか見つからないのかな?”
とても手際が良いのですが、次々と電話をし続けています。
早口で何を言っているのかよくわかりません。

そして7~8件電話をしてから、メモに何かを一生懸命に書きました。
彼はそのメモを私に渡しながら言いました。
「この近くのレンタカー会社すべてに電話をしました。三つの条件を満たすところを探していたんです」
「どんな条件ですか?」
私は不思議に思って聞きました。
「第一の条件は、値段が安いところ。第二の条件は、ガソリンを満タンにして返さなくてもいいところ、外国の方はこちらのガソリンの入れ方がわからないでしょうから。そして、第三の条件は、いま電話で手続きの代行ができるところです。これらの条件を満たすところが一件見つかりました。すでに、手続きは終わっています」
「すばらしい仕事をしますね!」

「ここに二枚の紙があります。一枚は、そのレンタカー会社までの地図です。もう一枚はその会社についた時に、受付で出すだけで、レンタカーを貸してくれますよ」
彼は私が英語があまり得意でないことを、考慮して、できる限りのことをやってくれたのです。

「すごい、ありがとう!」

「お客様に尽くすことは、私の楽しみですから・・・」

と言うやいなや、彼は電話帳を天井に向かって高く投げ上げました。
電話帳は、クルクル回りながら空を飛び、落ちてきました。
すると、彼はその電話帳を片手の中指一本で、指を立てて受け止め、クルクルとまわし続けたのです!

「ウォー!すごい」

思わず私は叫びました!

彼は、曲芸のように電話帳を何度も飛ばして、左右の指で交互に受け止めます。
そして最後に、電話帳をまわしながら後ろの棚に見事に投げ入れました。
まるで何事もなかったかのように、電話帳は元あった場所に収まったのです。

私は思わず拍手をしました。

彼は余裕の笑顔を返してくれました。




よくよく考えてみると、私は彼にレンタカーを借りたいと言っただけのことです。

しかし、最後に私は感動していました。


コンシェルジュ・・・恐るべし!


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福島正伸です!

前回のブログのコメントに寄せていただいた望君の詩に感動しました!
これ本当に10歳の時に書いた詩ですか!
あまりにすばらしいので、今回また紹介させていただきます。


「翼」永田 望

ぼくには、見えない翼がある
人には見えない翼がある
背中にそっとたたんでる
ぼくには、みえない翼がある
希望の翼、勇気の翼、幸せの翼

ぼくには希望がある限り
希望の翼は飛び続ける
僕には勇気がある限り
飛び立つ時を持っている
ぼくに幸せ呼ぶものは
はばたき続けるその翼

どんな時でも忘れない
ぼくに翼があることを!
いつかきっと大空に
白い羽を広げては
大地をけって飛び立とう
三つの翼で飛び立とう
その日が来るのを信じてる





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