ホップ ステップ ジャンプ

喜びも悲しみも感じるままに~。

引退表明に思う

2011年08月24日 | こんなことあんなこと
ペチュニア“カリブラコア”


23日に島田紳助さんが、「暴力団関係者との交際を理由に芸能界から引退します」と引退表明をしました。

暴力団と聞いて思い出したことがあります。
高校のクラスメイトに、とても大人しく、いつもニコニコしていた人がいました。
その方は、ある大きな暴力団の組長の息子さんだったと聞いたのは、卒業して大分経ってからのことです。
幼稚園から大学までの総合学園でしたから、高校から入ってきた人は、なかなか馴染めないところがあったと思いますが、それでもかなり個性の強い人がいる中で、とても静かな大人しい方でしたから、その方が暴力団の組長の息子さんだったと聞かされても、なるほどと…。はとても思えませんでした。(今でもそうですが…。)

その方は、卒業後 クラス会や同窓会の案内を出しても、丁寧な欠席の返信はがきが届くだけで、決して姿を現すことはありません。
高校の時のその方のことを思い出して、どうしているだろう?と、クラスメイトは、時々噂をしていましたが、誰一人 その後のその方の様子を話す人がいませんから、卒業後は、誰とも付き合っていないようです。

当時、どことなく気弱な雰囲気のあったその人が、暴力団の組長の息子だったとは、とても結びつかないのですが、大学を卒業した後、家業?を継ぐことになり、堅気の人達に迷惑をかけてはいけない…。との気持ちからか、卒業後は一切姿を現さなくなりました。

昔、病院に勤めていた時、ヤクザの人(あまりえらくないヤクザの人)のお世話をしたことがありますが、その時に 「クラスメイトだったけれど、その人のこと知っている?」と尋ねたら、“凄い!”と言って、それ以来 私を一目置くようになりました。

それほどその世界では、名の知れた組の息子さんだっのです。

自分の置かれた立場を幼い時から教えられていて、社会人になってから、堅気の友人と一切の交友関係を断って、組を率いていったのでしょう。

生涯、会うことはないと思いますが、“欠席します”と丁重に書かれた返信はがきは、クラスメイトだったことを証ししています。

まだ、高校の時はまだ若かったですから、皆と同じ道を歩めない悲しさを、その背中は物語っていたのかもしれません。
おとなしく決して自分を表に現さない、弱い雰囲気の人でした。

今では、クラス会でもその人のことを、口にする人はいなくなりました。
怖いからではなく、その人の気持ちが解かるので、皆、その人のことを、心に刻むことに とどめているのでしょう~。


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