問題: 授業中に先生が教科書とは違うことを言いました。
よく教科書を読み返してみましたが、明らかに先生のほうが間違っています。
しかし、Aさんは、その場で間違いを指摘するのは失礼だと思い、だまっていました。
このときのAさんの行動について、あなたはどう思いますか。
元和田中校長の藤原和博さんの200字意見文トレーニングです。
ほとんどの日本人は意見を述べるのが「苦手」に見える。
「苦手」と書いたが本質はわからない。
日本には「言わない美徳」的な感覚や、「口は災いの元」的な感覚が強くあり、
「言えない」のではなく「言わない」という人も多いのかも知れない。
実は「問題」にあった内容、そのまま娘が遭遇しました。
娘は、その場で先生に指摘したそうです。
そして先生の対応は・・・よろしくないものでした。まさかの体罰・・・。
まぁ「体罰」なんて書くとオオゴトな感じがしてしまいますが、理不尽な対応に
娘が私に相談してきたのですが私は「先生は恥ずかしかったんだよ。ゴメンなさい
間違えましたって言うのは勇気がいる。それをどう誤魔化していいのか方法が
わからなくて手をあげちゃったんだ。一時的な感情だよ。きっと今は反省してる。
たぶん次は謝って訂正すると思うよ。先生だって人間だからね。
もし同じことをまたされたら次はパパが先生と話すから今回は許してやれ。」
そう言うと娘は納得した顔をしていました。
たぶん娘の指摘の仕方にも問題があったんだと思うんです。
言い方一つで教室の空気は変わる。そこまでの気遣いがなかった。
それを小学生に求めるのか?という考えは個人的な価値観の主張であって、
私は、この「理不尽な社会」に巣立たせる親として「理屈だけでは生きていけない」
ことを学ばせておかなければならないと思っています。
藤原和博さんの著書は何冊か読みましたが面白いです。オススメです。
ただし「こういう教育方法は素晴らしい」と思っても実際に行動するには、
簡単ではない。教育を変えるには社会そのものから変えないと進まない。
「よのなか科」は一時期話題になりました。これから知る人も共感されるでしょう。
日本の教育は「世の中の本質」については教えていないように思える。
アメリカでは小学生に「株」について教える授業があります。
「株」と「銀行金利」の関係をマトモに説明できますか?
資本主義、資本主義と言いながらも資本主義の根本もわからない日本人は多い。
サッカー日本代表が頑張っていて、明るいニュースで盛り上がるのは嬉しい。
しかし触ってもないのに転んで「ファールをもらう」とか、サッカーでは常道ですが
ああいう審判への騙し合いみたいのは個人的には「スポーツねぇ・・・」と
冷ややかな気持ちになってしまう。子供に「上手く騙せ」とは教えたくないな。
相変わらず「生きづれぇ世の中だなぁ」とは感じる。
だからと言って死のうとも思いませんが、この理不尽さと不快感さを死ぬまで
感じ続けることは人間としての宿命なんでしょうね。
犬や猫を見ていると幸せな気持ちになれます。寝て、食って、散歩して・・・。
さぁ今日も仕事に励もう。