MeLoNMusiCBaLL **音楽のお話**

音楽について想う事を正直に。その時感じた“何か”を忘れない様に。要は、『思い出し笑い』をする為に書き綴るSTORY。

マンダリンオレンジ

2007-08-25 | わたしと音楽
「くるりスーパーカーナンバーガール」時代が黄金時代だったと思う気持ちも分かるけれど、時代は動いているのです。

ただそれら過去の音楽を消化して現代に生まれた音を楽しむ事ができないなら、ずっと古い曲を、既存の曲が故自分の感性を裏切られる事のない曲を繰り返し聞いていたらよいのだと思う。
それか自分が思う最高の音楽を自身で生み出すか。

正直今の時代、理解できない事の方が多いのです。
取り上げられるニュースとか若い世代の言動とか。
そこを自分の正義感だとか一般常識だとか過去の自分だったりだとか、同じ感覚で比べる事はできない。そういった事と同じなのです。
同じと言っても、音楽は見ない(聴かない)振りが出来る事を覗いては。

音楽なんて所詮個人的な好き嫌いで成り立っていくものであって、どれが一番とか、あれは○○の模倣だとか、そういう論議を醸し出す事、もはや想像する事自体、この時代においてはナンセンス、というか、
自身が認めることが出来ない部分をあえて引き合いに出すのって『狭い』なぁと思う。

簡単に楽しむ事ができる他者を羨む気持ちとしか思えない。
自分の力だけでは飲み込みきれないから他者に吐き出してしまうストレス発散法だとしか思えない。
実際にLIVEをあまり観に行かない人が、与えられた一握りの情報のみでそういう事を言うことが多い。
自分の好きな曲を繰り返し繰り返し、エンドレスリピートして聴くという事をしたことが無い人が言う事も多い気がする。
初めて耳にする♪の一挙一動に喜びを覚えながら音楽を聴いた事が無い人だとか。


世界中にある音楽全てを検閲している人が語るとなれば納得できるという事。
それ以外が語る全てはうすっぺらく、痛々しい。


『嗜好品を対象にした好き嫌いの討論なんて無意味』なのです。


私自身にも存在する「苦手な音楽」がある事は、短い人生を楽しむ上で大分損している事であり、それは恥じるべき事だと思っている。
同じ人間が良いと思って奏でている音なのに、共感できない部分があるだなんてとても不幸だと思うから。


全てを認めて愛することが出来る人になれたらいいのにね。
人類が皆そうなったら、戦争だって人殺しだって自殺だって起きるはずがない。憎悪という活力が生まれない分発展のスピードは遅くなってしまうのかもしれないけれど。

最終的に行き着くのはそんな話だよね。

RSR2007 in EZO (8/17(金)【1日目】)

2007-08-19 | ライブいろいろ
ライジングサンは、去年の2006が終了した時点から楽しみにしてました。

前売りチケットがまさかのSOLD OUT!
売り切れる事もあるんだ、と驚いた反面、
チケットを未購入だった人が回りに多くみんな焦っていて、
行くと行っていたけど、まだ買ってないの?と驚きました。
ギリギリに買う人が多いんだね。
まぁ、売り切れるだんて思って無かったものね。
それでも当日券もあったみたいで、無事参加できてた様子でなにより。



今年も楽しかったよ、ってことで、簡単にレポ。

▲Dragon Ash@SUNを横目に移動。
昔の曲も演奏していて、懐かしかった。
降谷健志氏/Dragon Ash(VO.)カッコイイよね、って高校時代話していた時に、
その中で友達が「私は古谷一行(父)の方が好き!」って断言していた友達を思い出したりしてました(笑)
音楽は一瞬にしてその曲を聴いていた時代の風景を思い出すから不思議。



↑時間も早いせいか、レジャーシートゾーンも余裕がある会場内。
あいにくの曇り空だったけれど、すごしやすい気温でした。


▲SAKEROCK@REDを横目に移動。
トロンボーンが吹き鳴らされていてお祭りムードでいいね。


■SPECIAL OTHERS@MOON(15:30-16:20)
相変わらずよかった。
野外がとってもよく似合う。
演奏が進むにつれ、メンバーの笑顔もでてきて、
途中曇り空かあ日が差したときとか、本当に楽しそうで。
ゆったりモードでみんな踊ってた。
Sにゃん発見。
ドラムの神業リズムと、ベースの指弾きっぷりを堪能。
途中の涼しい風が気持ちよかったー。
でもラストは「AIMS」とかで終わって欲しかったかも。


▲BEAT CRUSADERS@SUNを横目に移動。
またお○んコールしてました(笑)
さすがにモッシュダイブの嵐なビークルを前方で見る勇気はもう無いし、
盲目的に貪欲に聴きたい時期は私の中ではもう過ぎたので、遠目でよいのです。
でもやっぱり楽しげな曲は好みだから、自然と体は動く。
まったり後ろでも自分なりに楽しんでる人がたくさんいて、
フェスならではの雰囲気、マイペース感が良いね。


▲LOST IN TIME@EARTH TENTを途中参戦。
始めて見たのは、RSRに初参戦した2004年の時。
なんか雰囲気が洗練された感じがあったな。
前回はご両親が観に来ていたみたいだったけれど、今年はいなかったのかな。


■木村カエラ@EARTH(17:30-18:10)
野郎どもが凄かったー!(笑)
みんなカエラの姿が観たい人ばっかり!
前の方で観ていたけれど、腕の隙間からチラリ数回見えた程度。
わずかに見えたカエラの赤いストラト(かな?)姿が可愛いかった。
前方頭上の男性の襟足から滴る汗シャワーにおびえつつ頑張りました(笑)


■8otto(18:40-19:20)
今回のRSRで一番楽しみにしていたと言っても過言ではないオットー!
前見た時にノックアウトされたバンド。
カエラで頑張った甲斐があって、私のベストポジション、右側最前列を無事確保。
オットーはステージ向かって右から観るのが素敵なのです。
理由は前のレポ参照。

事前にリハが無かったのか、セッティング中にメンバーで音あわせ。
しかも「RUNNING POP」をほぼ一曲演奏した!!嬉しい!!
ああ、この曲はセットリストに入ってないんだね、とバレバレだったけれど、
一曲でも多く聴けて本当に嬉しい!
周りの皆も揺れ始めてるし!
「また後で!」って去ってく姿も自然。

そしてスタートしてからはもう顔がニヤケっぱなし!!
トキメキトキメキの嵐!!
あーー本当に幸せだったー。
2曲目から既に立ち上がって叩いてるし、出し惜しみないーー!

マエノソノさんの16ビートが好きすぎて困ります。
完璧です、完璧。私の中で100パーセント!!
思い切り踏んで開いて思い切り叩くハイハットの音が本当に大好き。
声だって低くて渋い甘い声で大好き。

オットーはPAが難しいのか、ハウリングや途中の中音が聞こえてないような場面があって心配しましたが、何事も無かったかのように演奏し続けていて安心。

「レモンティー」も演奏したんだけれど、
私が持っている音源と大分アレンジが違ってて、前奏じゃわかりませんでした。
金属音のような、ストラトの堅い音も好みだしドラムの格好良いし、新鮮でした。
どうなっても格好良さは健在。

演奏中ドラムセット取り囲むメンバーの雰囲気が、
まるで室内でセッションしているような、
見えない壁に囲まれているような、そんな閉鎖的な感じがしました。
広いステージ上で演奏しているのにのかかわらず、
プライベート空間を垣間見ているような錯覚に陥ったのが不思議でした。

ずーっと笑顔で楽しめた。
ずーっと手を上げて踊っていた。
ずーっと終わって欲しくなかったな。

フェスという雰囲気もまた最高。
後日放送で私写らないかな、一緒のTV画面に写れたらもっと幸せ。

ルーツミュージック的な、古い音楽は良く分からないけれど、
辿ったら「○○っぽい」って事になるのかも知れないけれど、
あの音をこの時代に演奏してくれる事が、私にとっては重要なのです。

本当に楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて、、、、、
終わった瞬間には、本気で「もう帰ってもいいな、」と思いました。
実際はまだ帰らないけどね、それくらい大好きという事です。

テントに戻る途中、同じ楽しさを共有した人が、
「今私オットーで1時間は語れるよ!!」と、
友達に高揚した気持ちで楽しさを伝えていて、
“分かるよーー!”と思いました。
一緒に語り合いたかった程です(笑)

あーーーーー10月のツアーが楽しみだーーー!


■ELLEGARDEN@SUN(20:20-21:20)

前の方はモッシュダイブで耐えられないと思ったので、PA前位で参戦。
後ろの方だったので安心してたら、前で小さいモッシュが発生していて若干怖かった。
後ろから押される衝撃なら慣れているんだけど、前から来られると無防備です。
スカ的なノリはどうもついて行けないんだよなー。
フェスなら片手挙げて前のめりで「オイオイ」って言ってる方が私は好み。
あと、あまりにも周囲がみんな歌ってたので、私も遠慮なく歌ってやりました。
否応にも聞こえてくる他人の声を打ち消してエルレの歌を自分のものにしたかったので止む無く歌ったんだけれど、案外気持ちよかったです(笑)「Missing 」とかね。
私は日本語詩の歌の方が好き。
大画面に、最前列で参戦してたAちゃんの姿が写ってた!
後日放送で写ると良いね☆


▲BUCK-TICK@ERATH
大分昔に名前だけ知っていたバンド。
こんな機会が無いと絶対観れないと思うので、覗いてきました。
ドラムの人の髪の毛がツンツンだった(笑)



↑夜のEARTH TENT。この会場が一番好き。


しばしの休息の後、本日のラストを飾るライブ、
「RISING☆SATR」の会場へ移動。


↑噂のNANO屋発見。アジカンのNANO MUGEN FES.PR的な出展なのです。
時間が無かったので、寄るのは明日へ持ち越し。


■「RISING☆SATR」@GREEN(23:00~2:00)

この会場のGREEN OASISがとってもオシャレ空間に変貌していてびっくりしました。
サーカス小屋を改装してライブハウスにした感じ!
去年の面影がない。
中心を取り囲むようにテーブル席もあり、
入り口付近にはバーカウンターもあったりと、まるでLIVE BARのような雰囲気も。


↑特大シャンデリアが素敵!

しかも周りを見渡すと、札幌でバンドをしている人や、
ライブハウスで働いているスタッフや、いつも会う顔なじみのお客さん達ばかり!!
RSRの会場内という事を忘れてしまいそうな、見事にいつもの空間でした(笑)


▲The Mayflowers
マイスペースで聴いてちょっと期待していたんだけれど、
演奏は案外普通でした。
のんびりリズムの王道ロックは私には退屈なのです。
ベースが赤いリッケンだった。


▲木箱
Vo.サヤちゃんの声がYOUの声に似てるなーと思った。
アイツキ君が白いシャツだった。
不覚にもキレイな歌声の中で睡眠してしまったよ。
途中で退場する人が多くて、少し残念だった。
KEMURIとかを見てから来た人には少し刺激が足りなかったのかもね。


■Spirit page
リハーサルの時に、アイツキ君がBoys Don't Cryの「X-girl&ENVY」を演奏していて、楽しかったです。
あんじゅ君を含め、この曲を知っている人達はみんな大笑いでした。

そんな中演奏が始まると、見事に最前列は知った顔ばかり(笑)
けれどみんないつもより揺れてました。
演奏もいつもより格好良かったな。
曲目も分かりやすいメロディー系が多いセットリストで聴きやすかった。
DJ君の手堅い叩き方が格好良くて好きで、目が離せない。
アイツキ君がモノブライトタオル使ってたりしてね、
札幌陣営、みんなデビューできたらいいね、と思いながら見ていました。

終了後、物販コーナーからはいつもの声が!
あんじゅ君が「打ち上げはじまりまーす!」とかいつものように言ってたけど、
「場所違うからー!」「打ち上げないからー!」って、みんな笑って総突っ込みしてました。
確かに知った顔ばっかりだったけれどね(笑)

北海道在住を自慢できる、RISINGSUN ROCK FESの場所で、
地元で頑張っている好きなバンドが見れることは、本当に嬉しい。
ライジングスターシステムに感謝。


<戦利品の一部>

↑前回のフジファブリックのツアーで売り切れていて買えなかったキーホルダーをGET!
メンバー愛用の楽器のモチーフがとっても可愛いので買えてものすごーく嬉しい品♪
それと、交換に交換を重ねて欲しいのをGETした、RSR名物ガチャバッチ達。
今回初めてやってみたのだけれど、そこで開かれていた交換会がとっても面白かった!
バッチによって強い、弱いがあるのね(笑)
いらないバッチをテーブルの上に広げているだけで、「交換してください!」と声がかけられたり、逆に欲しいのを持っている人に声をかけたり。
あとストレイテナーがあれば完璧だったんだけれど、残念ながら出会えませんでした。
初日と、2日目のガチャガチャの売り切れ直前に行ったのだけれど、
両日同じ人が交換会会場内にいて、まるで主のようになっていた。
あの人はこのために来てたのだろうか。
まさか、ね(笑)




【2日目に続く】

『SONIC FLOWER GROOVE 8』 (8/4(土)@SPILITUAL LOUNGE )

2007-08-05 | ライブいろいろ
ビールを飲み、ほろ酔いで参戦したので今日は楽しさ2割増でした。
ワンドリンクでもビールを注文。
泥酔してしまうと、迷惑極まりないお客さんになってしまうけれど、
「ほろ酔い」から生まれるピースフル感は最高だと思うので、
私は、「ほろ酔いLIVE参戦」をオススメします。


----------------------------------------------------------------
『SONIC FLOWER GROOVE 8』 @SPILITUAL LOUNGE
出演 : ふくろ/未完成vs新世界/Ennui Pickup Van
/紅(室蘭)/my penes(函館)/THE WASTERS
opening act : 成田知久(Al Van She's Coming・旭川)
----------------------------------------------------------------

途中から参戦。


■my penes(函館)
最近は、フェイザーの音が好きでたまらない私にとって、
ほぼ全曲フェイザーを導入しているこのバンドは素敵でした。
シュワシュワを追いかけるのが好き。

ベースの女の子が無表情だったけれど、
彼女は楽しんで演奏していたのだろうか?


未完成VS新世界
今日の未完成はよかった。
ここ最近調子悪いのかな?と思っていた里ちゃんだったけれど、
今日は彼女にドラムの神が降りかかっていた感じ。
3ピースになってからというもの、新旧問わず曲のアレンジが色々変わっているんだけれど、
今回は『スピッツのいいなり』が過去最高に格好良かったと思う。
ドラムが格好良くなった!
『僕が歌う君の歌』も、前奏で澤田君ギターが途切れる感じも好きだった。
歌姫里ちゃんのコーラスもキレイだった。

静と動と見せ場が存在する感じが好き。
笑顔で音楽を聴ける瞬間が好き。
シロツメクサ』は名曲。


家に帰って、久々にテル君(ギター)Ver.を聴いてみた。
http://jp.youtube.com/watch?v=1adU8FvryNo
この前奏、やっぱり格好良いなぁー(格好良かったなぁー)

4ピースだった頃も、彼が脱退してからも、
未完成VS新世界は常に変化し続けている。
(澤田君の歌が格段にうまくなってることとかもね 笑)
見るたび印象が変わるのも、成長するのをやめてないから。


どちらかと言うと「あの頃がよかった」ではなく、
「あの頃も好きだったな」な感覚。

日々成長しているのなら、その流れに身を任せようと思う。

しかしコロニーが撮った映像は、歌のラインメインだからあんまり好きじゃないのね。
実際聴いたらもっといいのに。
まるで、「○ステ」に出演したライブバンドを聞いたときみたいな違和感。


ふくろ
伝説のバンド!!(笑)
ものすごく盛り上がってた!!
会場が縦に横に揺れまくり!!

私は活動を休止してから出会ってしまった残念なタイプなんだけれど、
再結成後のLIVEは今回で2度目の参戦。

是非、「アナログフィッシュ」や「スパルタローカルス」と
対バンして欲しい。
このバンドはそっち系のルーツと近いなーと思う。
超クレイジーな空間になること間違いなし。

彼らの凄いところは、「売れたい・有名になりたい」とかじゃなくて、
「自分達が楽しみたい」から音楽をやっている様な気がする所。
そこがこのバンドの強みなんだと思う。
楽しい場所に全力投球的な。
実際、北大卒だしね、「音楽で生活」じゃないほうが人生安泰だよね(笑)


アマチュアらしく、色々なところが「ユルイ」しね、
「始めるよー、みんな準備(チューニング等)できた?」なんて演奏スタートするし(笑)
だからと言って、遊びでダラダラとやっているような、
嫌悪感を感じない「ユルサ」なのが不思議な魅力。

音楽に対しては「秀才」じゃなくて、「天才」の集まりなんだと思う。
結成して4年(?)も経つのに、楽曲が色あせてないのも凄い。

トリじゃないのにアンコールもあったしね(笑)
マツクラさんのバレバレなMCの後で、「台風」。
楽しかった!最高ー!

マイスペース

しかし山本さん(ギター)が格好良すぎで大好きです。
狂ったように弾く姿勢、弾き様が格好良すぎです。
なのでどちらかというと、山本さんがメインで歌うことが多い新バンド、
『遊びじゃねぇんだ』の方が私は好き。
こっちも最高。


THE WASTERS
今回の企画バンド。
とても疲れていたので、早々に帰ろうと思ったのですが、
うわー!16ビート多用!!
私の中での萌完成度は65パーセントのビート具合でしたが、
大好きリズムなので帰れませんでした。
ベースが赤リッケンで、音を比べたりしてみてました。
でも16ビートから目が離せないので、ドラムしか覚えてません(笑)
萌も困ったものですね。


打ち上げでセッションなんていう事になってたらうらやましいなー、きっとなったんだろうなー。
間違いなく、残らなかったことを悔やむ!