もしものために。

みなさん、こんばんま

『金八先生ファイナル』。
髪とネクタイの色で、まっすーの居場所がすぐにわかりました（笑）
ハセケンさん、ちょっと緊張の面持ちに見えました。

あのドラマは、色んな世代の人が観たドラマですよね。

観たり観なかったりしたシリーズもありますが、
終っちゃうとなると、ちょっと寂しいです。


さて、今朝も大きな余震がありましたが、
お蔭で会社のエレベーターが停止してしまい、
７階まで上るのにゼェゼェしちゃいました。




（「建物の安全は確認されました」と一応言われた、会社のビルの壁。
とても安全とは思えないんですけど…）


今日は、退屈なお話になってしまうかもしれませんが、
被災して感じたことや思ったことで、
参考になればいいなと思ったことを少しだけ書かせて頂こうかと思います。

今は退屈な話でも、地震の多い我が国で、
いつどこで震災が起こるとも限りません。

起こらないことを祈りますが、もしそうなった時に、
ここに書いたことを思い出してくれたらな、と思います。



（震災直後の仙台駅前。普段車が走っている道路に人が集っています。
仙台駅は被災後すぐに危険なので閉鎖されました）


震災から２週間以上経ち、
露店みたいに小さい規模で売っていたスーパーも、
少しずつ売り場が広くなってきましたが、
一般のお店はまだまだ営業していません。

いつもは15分くらいの通勤時間が、
今は渋滞と乗り継ぎで１時間半ぐらいになっています。

コンビ二は品薄だったり、15時閉店だったり、
外食するお店もなかなか開いていないので、
毎日お弁当を持って行くようになりました。

やっとパジャマを着て寝るようになりましたが、
枕元に懐中電灯は必ず置いて寝ています。




（自宅近くの地割れ）


地震が頻繁に起こる土地でしたが、
我が家は、その準備を殆どしていませんでした。

何が必要になるかわかっていたつもりだったのに、
結局準備出来ていなかったものも含め、
被災して必要だったもので、今思いついたものだけ挙げると…

＠ペットボトル・・・これは飲料水用の水汲みに行く時に役立ちます。
我が家はゴミに出したばかりで、空のボトルがなかったのですが、
ご近所さんがわざわざ２本、水を入れて持って来て下さいました。
ご近所さんと言っても、挨拶程度にしか話したことがないお宅です。
震災がきっかけでお裾分けまでするようになりました。


＠小さなバケツ２個・・・これは母が100円ショップで２個買っていたのですが、
トイレ用や、食器洗いの水を汲むのに役立ちました。
バケツが大きすぎると、給水所が家から遠かったり、
マンションの階段を上る時（エレベーターが使えなくなるので）
女性では重くて持って歩けなくなります。


＠ポリタンク・・・これも水入れに１個準備しておくといいかも。
震災後、一気に売切れました。


＠トイレットペーパー・・・買いだめる必要はありませんが、被災数日後には、
どのスーパーでも売切れました。


＠単三電池・・・携帯の充電をしたくても、停電なので出来ませんでした。
車から充電する人もいましたが、じきガソリンもなくなりそれも出来なくなりました。
この電池が真っ先に売り切れました。
我が家では、小型ラジオにも単三電池を消費しました。


＠携帯充電器・・・出先で思いもかけず電源を提供して下さるところがあった時、
コンセント式の充電器を持ち歩いている人は充電出来ました。


＠ラジオ付き懐中電灯・・・停電になり携帯の充電もなくなると、TVからの情報は入りません。
情報源はラジオになります。
新聞も新聞社自体が被災すると、隣りの県からの配達になったりして遅れます。


＠寝る時は靴かスリッパを近くに置く・・・暗い中避難する時、ガラスが割れてたりすると足に怪我をします。


＠カップ麺、お餅・・・長く置ける非常食。


＠簡易コンロ・・・オール電化の住宅だと、水があってもお湯が沸かせません。


＠小型懐中電灯・・・会社で地震があった時、全館の照明が落ち昼間なのに部屋の中が暗くなりました。
街中が暗くなった時刻、停電の為、大通りでさえも足元が暗くて見えなくなりました。
足元には、壊れて落ちたビルの壁が落ちていて危なかったです。
暗くなってから徒歩で歩いて帰る可能性もあるので。


それと、家族でいざという時の避難場所や落ち合う場所についても
話し合っておいた方がいいです。
地震後、殆どの携帯が繋がらなくなりました。


震災のニュースを知り、すぐさまお友達の無事を確かめたくなるものですが、
被災者が最初に連絡を取り合いたいのは、家族です。
なかなか家族に繋がらず焦る気持ちで携帯を握っている時、
わずかに残った携帯の充電が、他からのメールや電話で消費されます。
電池の消費を防ぐ為に、途中から携帯の電源を切る人もいました。
結果、充電して携帯の電源を入れてみたら、受信メール40件って人もいたようです（笑）

心配してくれるのは嬉しいし有り難いし、お付き合いの深さにもよりますが、
お友達同士のやり取りは、少し時間を置くか、数日後になさった方がいいと思われます。

私のことで言えば、NEWS関連のお智だちは、
みなさん、落ち着いてからメールを下さいました。

でも、一般の友達の中には心配して下さるあまり、
電話が繋がったことで安心して、こちらの今の状況も気にせずに一方的に話し続ける人もいて、
「じゃ～ね、ありがとう」と言って切ろうとしても、その空気を読んでくれない人もいました。
折角数時間かかって充電して、緊急用に備えても、
そういう電話やメールで充電がなくなってしまいました。

切りたいことをハッキリ伝えればいいのですが、心配してくれた人に、
なかなかそれを言い出せなかったりもします。


それと、停電すると夜は早寝になるんですけど（笑）
それで体力を温存して、明るいうちは給水所、配給所、スーパーに、
積極的に出掛けた方がいいです。

例えば私の地区では、震災翌日は繋がった携帯が、
その後、数日間圏外になりました。
充電出来ても圏外じゃ、携帯も使えません。
公衆電話は長い列です。

そんな時、ラジオでは得られない近所の情報で１番役に立ったのが、
『クチコミ』でした。

その情報が入ってくるのが、給水所、配給所、スーパー。

そこで並んでいる時間は、２時間だったり３時間だったりしますが、
お店情報や地元の情報が色々入ってきます。

ニュースでもやっていましたが、避難所ではなく、
自宅にいる被災者には、配給がないところがあります。
我が家もそうでした。

もしそうなったら、自分たちで食料を確保しなければいけません。
そういうことにも備えていた方がいいかもしれません。

お隣にも無関心だった住人たちが、停電により階段しか使えなくなった時、
すれ違う者同士、みんな挨拶を交わすようになりました。

水を運んでいる人には「ご苦労さま」「お手伝いしますか？」
そんなふうに声を掛け合うようになりました。

エレベーターでは目も合わさなかった私たちが（笑）


今日はNEWSに関係ないお話ですみません。


今夜の「KちゃんNEWS」では、癒しのふたりの声が聴けて嬉しかったです。
やっぱり、楽しそうに話しているのを聴くと、ホッとします。