文旦をたくさん買いました。
家庭用2Lサイズなので少し小さくて、減農薬で育ててあるから見た目も贈答用(贈答用に文旦がスーパーなんかに出るのは西の文化ですか?東京で見ないんですが…)のようなわけにはいかないけど。
でもせっかく減農薬なわけだから、どうせなら皮までおいしくいただこうと。
まず文旦の砂糖漬け、所謂ピールを作りました。
柚子なんかでもできる作り方です。柚子ならここまで茹でこぼししなくても大丈夫なんですが…
材料:
文旦の皮 実を食べた残り(1~2個分くらいがしんどくないです)
砂糖 重さにして掃除済みの皮の2/3量~同量
水 炊くときひたひた
文旦の剥き方(?):
皮に十文字に切れ込みを入れて、ぺろんとはがして文旦1個あたり4等分の皮をとります。
作り方:
1.文旦の皮の掃除をします。しなくてもいいんですが。
ワックスや農薬が心配な場合、外側を薄くピーラーで剥きます。
内側はふわふわしたワタをむしるなり包丁でこそげるなりします。
また、白い部分を全て切り取って薄く仕上げると、キレイです。
でも肉厚なのが好きならふわふわしたとこだけとって、白いところも厚く残します。私は白いとこ、残してます。
2.1で掃除した皮の重さを計って、その2/3量から同量のグラニュー糖を準備します。
うちは2/3量で。1/2量でも冷凍するならいいんです。
1/2量なら、出来上がりがより瑞々しく。
3.鍋に入れ、水をたっぷり注いで火にかけます。
4.沸騰したら弱火~中火で5分炊く→水洗い、の作業を5回繰り返します。
そんなにやって風味は飛ばないか、という話ですが、やっていいと思います。
文旦の皮のえぐみはかなり強いので、1、2回の茹でこぼしではぴりぴりした刺激が残ってしまいます。
特にこの作り方では市販の砂糖漬けピール類とくらべて砂糖の量が少ないと思われるので、砂糖でのごまかしがききません。しっかりアクを抜きます。
2回湯でこぼしたところで、細く切ります。
丸のままの文旦からしたら縦に切れ込みが入るように、縦に切っていっても、食べよく横に切っていっても。
お茶請けにするなら後者がいいのかなあ、と思います。
あと、1回目の茹で汁、ものすごええ香りします。ボールに張ってつかの間のなんちゃってアロマテラピーとかやっちゃったりとか。
5.水につけて6~12時間(冷蔵庫へ)。
6.水を捨てて砂糖をかけて6~12時間(冷蔵庫)。
7.お鍋に入れ、ひたひたの水を加えて火にかけ、弱火でゆっくり水分が飛ぶまで煮詰めます。
8.水分がなくなったら、お箸で一本一本、オーブンシートの上に並べます。
オーブン用天板にオーブンシートを引いて、並べていきました。
9.キッチンペーパーをふわりとかけて、乾かします。
風通しがいいところならベター。
10.グラニュー糖をまぶします。
も少し短縮できるはずなんですが、この一連の作業を家事や外出の合間に3日かけてやりました。
1日目、夜スタートで5までやって終了。
2日目の朝6をして夜7~9。
3日目の朝10、という具合。
できあがったものは瓶に入れたり、ジップロックに入れたりして、冷蔵もしくは冷凍保存。水分たっぷり、糖分少なめにつくってますから常温はいけません。
お菓子に使っても、そのままお茶請けに頂いても。

昨日買った、うさぎやさんの所謂茶通と餡入りの焼き饅頭、「喜作あんぱん」というのをいただきました。
茶通すっごくおいしい!お茶の香りがばっちり出てる!
喜作あんぱんもぎっちりのこしあんが満足感高くて。形のいい、小粒のくるみがアクセント。
共通して感動したのが皮の薄さ。上も底も均一に薄い!もう、かじっては断面見て大喜びという、妙な頂き方になりました。ほんとに丁寧な仕事のお店だと思います。
あぁ、なんで今までどらやきばっかり買ったんだろう。
他のお菓子も楽しみにいただこう♪
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