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歳をとると、どうしても、あっさり系の食事になる。
そういえば、明治生まれの祖母は、秋から春まで、
毎夕、魚すきをつついていたっけ。
ハモの水炊きなど、どこがおいしいのか、昭和30年代のことだった。
あの頃の祖母の年齢を、わたしははるかに超えてしまっている。
年賀状に添えられた近況に、
ことしは〝老老介護〟がめだつ。
同級生の老いの現実、
me,too.と共感したとて、なんになろう。
安心のない毎日、だから、食欲も減退の今日この頃。
無理矢理口に運んだ魚介類の、
静かなおいしさが身にしみる。