終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

魚ちり

2016-01-04 21:04:01 | 食物

歳をとると、どうしても、あっさり系の食事になる。

そういえば、明治生まれの祖母は、秋から春まで、

毎夕、魚すきをつついていたっけ。

ハモの水炊きなど、どこがおいしいのか、昭和30年代のことだった。

あの頃の祖母の年齢を、わたしははるかに超えてしまっている。

年賀状に添えられた近況に、

ことしは〝老老介護〟がめだつ。

同級生の老いの現実、

me,too.と共感したとて、なんになろう。

安心のない毎日、だから、食欲も減退の今日この頃。

無理矢理口に運んだ魚介類の、

静かなおいしさが身にしみる。

 

 

 

 



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