終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

くるみ餅

2016-09-23 21:15:55 | 食物

千利休や与謝野晶子への官製のオマージュは、聞き飽きた。

が、時に、さすが〝黄金の日々〟!と感嘆させられることもある。

それは、役所の宣伝からこぼれた、堺のおいしいもん。

秀吉が屋号を名付けたという〝かん袋〟のスイーツ〝くるみ餅〟は、

大切な人に差し上げたい、ほんまもんのおいしさ。

明治生まれの祖母に手を引かれて、チンチン電車に乗って、

くるみ餅初体験にでかけたのは、60年も昔の話になる。

以来、「食べたいなあ」と、夢みていても、

此処ニュータウンから北西へ20kmの距離。

それに、本日限りの賞味期限を念押しされるので、

差し上げるのもなかなか難儀だ。

ただ、敬愛するバラの恩師ご来訪の折に、お土産にと、

往復1時間かけて陶製の壺に入ったくるみ餅を買いに走ったことがある。

その素朴さを大いに悦ばれ、深夜にお礼の電話をいただいた。

くるみ餅を喜んでくださるのは、

素朴さを愛する方に限られるのかも知れない。

    

きょうは車之町のめがねやさんを訪れるついでに、

寺地町のかん袋に立ち寄ることができた。幸せな日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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