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我が町のエンジュ、夏に収穫した花で染める。
街路樹の花は既に豆果となって、ぶらさがっている。
久しぶりのエンジュの染め。
錫酸ナトリウムの溶液にクエン酸溶液を加えて、錫媒染液とする。
あ、忘れていて、今思い出したのは、錫媒染に加熱が必要な点。
草木染めを始めた最初は、エンジュは蕾に限る、と教わった。
たしかに、漢方薬店で求めると、〝槐花〟は蕾のように丸い。
が、生の落花は、学名にある如く、蝶に似ている。
漢方薬としては、止血剤として重用されていたらしい。
中国で周の時代、(2000年くらい前)、功成り名遂げた者は、記念にエンジュを植え、
最高の官位は「槐位(かいい)」と称された、
それほどに、槐は学問と権威のシンボルであった、
と、wikiにはあるけれど、
とにかく、季節になればいつでもご町内の道ばたで染材を拾い集められる、
から、ありがたいこと、この上なし。
午前中の雨模様(台風27号由来?)も、午後になったら止んで、
クリアな黄色が得られた。
絹も綿も so nice!