シルクオーガンディの裂き織り、
グリーンの濃淡に合わせる黄色が欲しい。
ちょうど、冷凍庫の場所塞ぎになっているザクロの果皮を、みつけた。
家人から抗議をいただく前に、使い切らなくては。
ザクロは、赤みの黄色を、アルミ媒染で得られる。
久しぶりの染め場仕事。
天窓をフルオープンに開いて、
鋳物コンロでグラグラと。
ああ、ほんの10年前には、毎日なんやかやと染めていた充実の日々があったっけ。
きょうは、シルクオーガンディ以外に、夏の木綿のガーゼ織りのストールなども試みる。
自作を差し上げるのは気が進まないけれど、
ささやかな取るに足りないお礼なんかには〝汗取りタオルに〟などさりげなくていいかも、と。
ところで、草木染めの木綿は、アカネやアイ以外は頼りない感じに染まる。
というか、ガッツリした染まり具合にゆかなくて、
ヒツコイめが好みの当方にとって、
なんだか誤魔化しているような、不満足な染め上がり。
ま、いっか、ザクロは女性の健康の守り神、ということで。
