終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

ティータイム

2008-02-06 22:26:23 | 食物
お菓子を焼かなくなって、10年は経っている。

手作りのお菓子は、幸せの象徴。

頻繁に焼いていた頃は、そうとは気づかなかったけれど。

引越しを機に、つり戸棚に入りきらない程所有していた製菓のツールをすべて、処分してしまった。

クグロフ型、ハート型、パウンド型、からフィナンシェまで、金属製に耐熱ガラス製、が10種以上。

キッチンツールコレクターかと見紛うほどの、ツール好きだった、調理以上に。

もう二度と手に取ることがないそれらを、憧れのまなざしで思い浮かべるのは、なぜだろうか?

きょうは、ひとりの静かなティータイム。

図書館の返却日が近づいている本を、めくりながら。

鷲田清一さんの”「待つ」ということ”は、重たかった。

認知症について割かれている多くのページでは、

この間体験したばかりの、ケアする側のわたし、と、

将来ケアされる側に回る(かもしれない)わたし、

の両方を見渡して、そのリアルさに立ち尽くすばかりで。

もう十年になるだろうか、ファイバーアートのワークショップで、

講師の造形作家の先生から薦められて、鷲田さんの本をはじめて読んだ。

もちろん当時は、学長さんなどではなく、

川久保玲や山本耀司を語る、異色の哲学者、憧れのステキなおじさん(ごめん!)、だった。

お忙しくなられても、著作、テレビ、コラムなどでお会いしたい、と願いつつ・・・。



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