終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

高齢者用宅配弁当

2009-02-20 22:21:30 | 介護
マイカーが使えない日。

車が使えなかったり、わたしたちが動けなかったり、そんなことは、あり得る。

だから、高齢者用の宅配弁当を、視野の隅っこに入れていた。

とは言っても、母にどう勧めるか、それが難問だった。

とにかく、いつまでも格好よく、どんな時も他人に迷惑かけない。

そう、かたく心に誓っている、風なのだ。

ナースさんとのお散歩も、受け入れない。頑張ったらひとりで行けるから、と。

付き添われるなんて恥ずかしい、と、弱った(危ない)自分を認めようとしないのだ。

給食の軽トラが門前に停車するなんて、わたしらしくない、と信じてるらしい。

毎日、母のところに食事を届けて、母の笑顔を見るのは楽しい、でも、

気づいた。わたしが、母とふたりだけの世界に住んでいる。

友達から電話がかからなくなった。こちらからもかけなくなった。

友達って、誰のことだったのだろう、驚いたことに、すぐには浮かばない。

こうして別の家に住んでいてさえ、甘美な孤立“母の娘”に耽溺していたのか。

で、写真は、500カロリー以下の老人食です。

車がなくて実家へ行けない今日、母の家と、わたしの家、それぞれに一食ずつ、

高齢者用宅配弁当を届けてもらいました。

意外と(ゴメン!)おいしかった。

これから毎週金曜日、わたしの週休をとることを、企んでいます。








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