陶芸を始めたばかりの時は、
素焼や本焼の焼成の仕組みや工程を説明を聞いてもピンと来ませんでした。
登り窯へ何度か連れて行ってもらっているうちに、少しわかるようになってきたのは、
長い時間をかけての気温や窯の焼成温度の記録と
薪をくべるタイミングを身をもって体験してからでした。
以前、説明を受けたあのグラフのカーブと薪や木端をくべるタイミングや動きが、重なりました。
最近は、お菓子やパンを習い作り始めて焼き加減の重要性を強く感じています。
火加減の調整が、結構陶芸と似ているんですよ。
そんなこんなで、図書館で借りる機会が増えたお菓子作りの本。
ありがたいことにかなり高価な本も所蔵されているの大助かり。
今借りているのは、小山進シェフの『Oven Magic』
業務用のオーブンと家庭用のオーブンの温度と時間の目安が併記されていて、
その焼き加減のポイントが、命令口調で記されているのですが、
関西風の関東言葉に聞こえてきます。 わかるかなぁー???
少し吹き出しそうになりながら『そうやんなぁ。だから、そうやん』 などと目を通す、私なーみん
傍から見れば、知ったかぶりにしか見えないかもしれませんね。 そうワンねぇ~。
「(有名シェフの)ロールケーキを家庭で作りたいといわれるんですけど、あれ、家庭では無理です」
有名シェフのお菓子のトーク会やプチ教室では、皆さんきっぱりとそうおっしゃいます。
それだけオーブンの熱の伝わり方が違うためでそれだけ焼き加減というのは微妙で難しいんですね。
さて、こんな焼き加減の blog となった今日は、タルト生地作り。
シュークリームに挑戦するつもりが、絞り袋がないことに気がつき、変更。
明日は晴れるかな?
早速、絞り袋を買いに行かなくては....
一体今日は何の話題だったの~
という声も聞こえてきそうですが、焼き加減が大事です。というお話でした。
追伸
焼き加減、近所のたこ焼き屋さんにも当てはまることを知りました。
おっちゃんが、焼いたのはホント美味です。
粉もんは、味付けだけでなく、粉を如何に扱うかが大事なんですね。