ジム・リード(Vo.)とウィリアム・リード(Gt.)の兄弟によって結成されたイギリスのロックバンド、ジーザス&メリーチェインの1stアルバム。
つんざくようなギターノイズに甘く気怠いメロディが合わさったサウンドが特徴。
その音楽を形容するなら「ノイズポップ」という言葉が的確であり、強烈なインパクトをリスナーに与えます。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやストゥージズに影響を受けた彼らのサウンドはまさにオルタナティブを体現しており、ピクシーズを始め多くのオルタナティブロックバンドに影響を与えることになります。
ギターノイズをコントロールし、一種の美しさすら感じさせる本作は、80年代のオルタナティブロックを代表する作品の一つです。
【トラックリスト】
1. Just Like Honey
2. The Living End
3. Taste the Floor
4. The Hardest Walk
5. Cut Dead
6. In a Hole
7. Taste of Cindy
8. Never Understand
9. Inside Me
10. Sowing Seeds
11. My Little Underground
12. You Trip Me Up
13. Something's Wrong
14. It's So Hard
フィードバックノイズに気怠いメロディが合わさった楽曲
「Just Like Honey」
強烈なノイズが響き渡るインパクトの強い楽曲
「The Living End」
60年代っぽさを感じる楽曲
「The Hardest Walk」と「Taste of Cindy」
ノイズを響かせながらテンポの早いドラムにのって進行する楽曲
「Never Understand」
ニューウェーブ風のサウンドにノイズがのる楽曲
「Something's Wrong」
などがハイライトです。
Just Like Honey
The Living End
【和訳】
バイクに乗って突っ走る
革のブーツは速度を感じる
ジャケットを着れば危ない雰囲気さ
そして自分に酔いしれる
自分しかいない
誰もいない道
最高だ
涼しい風が俺を気持ち良くさせる
こうなるって分かっていたのさ
バイクに乗ってワイルドに突っ走る
月明かりの夜に俺は自由になる
鋭いナイフのように道を横切る
そして自分に酔いしれる
自分しかいない
誰もいない道
最高だ
涼しい風が俺を気持ち良くさせる
高速で突っ走る
速度を出しすぎてハンドルをコントロールできない
木に突っ込んでいく
レザーブーツが頭に突き刺さる