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名盤まとめブログ

ジャンル問わず名盤をまとめていくブログです。私は音楽ゲーム愛好家でもあり、音ゲー曲もまとめるのでぜひ聴いてみて下さい♪

【シューゲイザー不朽の名盤】Nowhere(1990) - Ride

2025-02-23 08:01:49 | ・1990年代(洋楽)
イギリスのロックバンド、ライドのデビューアルバム。
ライドはマーク・ガードナーとアンディ・ベルの2名によるツインギターとツインヴォーカルの編成が特徴です。

ジャンル:オルタナティブ・ロック/シューゲイザー
オススメ度:★★★★★

シューゲイザーとはロックのジャンルの一つであり、エフェクターを多用した轟音のギターと囁くように歌い上げるヴォーカルが特徴的。甘いメロディとリフの繰り返しにより特有の浮遊感・高揚感を感じられることも特徴の一つとなっています。

本作はシューゲイザーの代表的な名盤の一つであり、轟音ギターと美しいメロディ、幻想的なヴォーカルなど、シューゲイザーの魅力がたっぷり詰まった内容となっています。

ハイライトはフィードバックギターから始まる「Seagull」、爽やかなイントロの「Kaleidoscope」、エフェクトがかかったギターが印象的な「Polar Bear」など。特にトラック5の「Dreams Burn Down」とトラック8の「Vapour Trail」はシューゲイザーのアンセムと言える名曲です。

【トラックリスト】
1. Seagull
2. Kaleidoscope
3. In a Different Place
4. Polar Bear
5. Dreams Burn Down
6. Decay
7. Paralysed
8. Vapour Trail

Dreams Burn Down



Vapour Trail


【和訳】
初めて君を見た印象は強烈で、それも消えていった
太陽が僕の目をくらますけど、とにかく君を愛してる
君の笑顔が見たくて、しばらく君を眺めていた
君は深く青い空に浮かぶ飛行機雲のようだった

ため息を震わせて、君は目を輝かせていく
君は近づいては離れていくようで、僕には分からないみたいだ
僕の時間を全て、君に捧げたいけど
僕達はいつも足りないんだ
二人の愛を示す時間が



【音楽アルバム紹介】Eureka(1999) - Jim O'Rourke

2024-11-10 16:16:38 | ・1990年代(洋楽)
アメリカのシンガーソングライター、ジム・オルークの1999年のアルバム。

ジャンル:オルタナティブ・ロック/ポスト・ロック
オススメ度:★★★★★

ジム・オルークはノイズ、ジャズ、ポスト・ロック、アンビエントなど幅広い音楽性を持つ人物ですが、本作『Eureka』においては彼のフォーキーでポップな一面が現れています。

楽曲はこれまでの前衛性は鳴りを潜め、ひたすら美しく優しい旋律が奏でられて行きます。しかし、ただポップてメロウなだけではなく電子音を活用したり幾重にも音が重ねられていたりして非常に幻想的。

ハイライトはオープニングを飾る「Prelude To 110 Or 220 / Women Of The World」、70年代を彷彿させる「Ghost Ship In A Storm」、彼の音響センスが輝く「Movie On The Way Down」、ジャズ/フュージョン調の「Please Pateonze Our Sponsors」、アルバムタイトル曲となった「Eureka」です。

ジム・オルークは親日家であり、日本のアーティストと深い関わりを持つことも有名。チャットモンチーのレコーディングエンジニアをしたり、くるりのアルバム『図鑑』の中の4曲をプロデュースしています。また、若松孝二氏の映画『実録・連合赤軍』を担当し、このアルバムは日本の漫画家友沢ミミヨのイラストを採用していることも有名です。

【トラックリスト】
1. Prelude To 110 Or 220 / Women Of The World
2. Ghost Ship In A Storm
3. Movie On The Way Down
4. Through The Night Slowly
5. Please Pateonze Our Sponsors
6. Something Big
7. Eureka
8. Happy Holidays
9. Little Island Walking (Bonus Track)

Eureka


【和訳】
モシモシ、聞こえる?
そっちの空は晴れているかい?
雨の中でも風は僕に届いている

また、電話だ
僕の一日の四分の一はこればっかりで
まるで代わり映えがしない
僕の小銭はすぐなくなってしまって
君はお尻を床につけて
考え続けてる
君のシャツに新しいシワができ
背中には汗の跡なんて残らない
必要なものなんてないさ
仕事の口はあるんだ
君の緩みきったものをシャンとさせる
種を撒いたって
水をやる人間がいなきゃ木まで育たないのさ



【音楽アルバム紹介】The Soft Bulletin(1999) - The Flaming Lips

2024-07-20 23:41:28 | ・1990年代(洋楽)
アメリカのオルタナティブ・ロックバンド、フレーミング・リップスの9thアルバム。

ジャンル:オルタナティブ・ロック/ネオ・サイケデリア
オススメ度:★★★★★

フレーミング・リップスは1983年にウェイン・コインとその弟マーク・コインを中心に結成。
初期はノイズロック/ガレージパンク路線だったが、デイヴ・フリッドマンとの出会いによりポップな作風に変貌。1992年のメジャーデビュー以降、ネオ・サイケデリア的なアプローチとポップなソングライティングを洗練させた幻想的な作風を確立することになります。

本作は批評家から絶賛され、1999年を代表するアルバムの一つとなっている作品。
イントロのストリングス・シンセが印象的な名曲「Race for the Prize」、ハープとアナログシンセの音が「A Spoonful Weighs a Ton」、非常に幻想的で美しい「The Spark That Bled」、ゆっくりとした荘厳な曲「Waitin' for a Superman」など。
冒頭3曲を聴いただけでただならぬ作品であることを感じることができます。

幻想的で美しく別の世界に連れて行ってくれる本作は、90年代オルタナの記念碑的傑作であると言えます。

【トラックリスト】
1. Race for the Prize
2. A Spoonful Weighs a Ton
3. The Spark That Bled
4. The Spiderbite Song
5. Buggin'(Mokran remix)
6. What Is the Light?
7. The Observer
8. Waitin' for a Superman
9. Suddenly Everything Has Changed
10. The Gash
11. Feeling Yourself Disintegrate
12. Sleeping on the Roof
13. Race for the Prize (Mokran remix)
14. Waitin' for a Superman (Mokran remix)


Race for the Prize


【和訳】
二人の科学者が競争している
全人類の利益のために
お互い横一列に並んで
強く決意した

熱戦に囚われた
褒賞である治療のために
でもそれはとても危険なんだ
しかし二人は決意した

彼らの目的は勝利すること
もしそれが二人を殺すなら
ただの人間だ
妻と子供と一緒に

前線へ向かう
大きい重圧が伴う場所
顕微鏡の下では
希望と希望がぶつかり合う

未来のために創り出す
自分たちの命を犠牲にしようとも
お互い横一列に並んで
強く決意した

彼らの目的は勝利すること
もしそれが二人を殺すなら
ただの人間だ
妻と子供と一緒に

彼らの目的は勝利すること
もしそれが二人を殺すなら
ただの人間だ
妻と子供と一緒に


【音楽アルバム紹介】Green Mind(1991) - Dinosaur Jr.

2024-07-16 17:04:24 | ・1990年代(洋楽)
アメリカのオルタナティブ・ロックバンド、ダイナソーJr.の4thアルバムでありメジャーデビュー作品。

ダイナソーJr.はJ・マスシスを中心として活動するバンドであり、ノイジーなギターに気だるいヴォーカルが特徴。
2ndアルバム『You're Living All Over Me 』や3rdアルバムの『Bug』はアングラで攻撃的な作風ですが、本作は比較的ポップな仕上がりになっています。

ハイライトはオープニングを飾る名曲「The Wagon」、アコースティックギターが印象的で切ない「Puke + Cry」と「Blowing It」、3rdトラックからそのまま続く「I Live for That Look"」、メランコリックな「Water」と「Thumb」、アルバムの最後飾るタイトル曲「Green Mind」など。

2ndや3rdアルバムのほうがギター鳴りまくりでポストパンク/ノイズロックといった作風なのですが、この疾走感と爽やかな作風は本作『Green Mind』の最大の特徴であり、それゆえ人気の高い作品となっています。

【トラックリスト】
1. The Wagon
2. Puke + Cry
3. Blowing It
4. I Live for That Look"
5. Flying Cloud
6. How'd You Pin That One on Me"
7. Water
8. Muck
9. Thumb
10. Green Mind


The Wagon


Puke + Cry


【和訳】
信じてみるんだ
君に見せようと思っているんだ
明日への道をね
どうか地面を見てくれ
俺はただ進みたくてうずうずしてるんだ
君がどこに居ようと顔を下に向けて欲しいんだ

君に見せたいものがあるんだ
なぜなら君は自分が何者かすら知らないんだ
そうだろ、ガール?
俺は君の角度を感じる必要がある
だって物事はめちゃくちゃになりたくないから
答えてくれ、ガール

君は樹の皮を剥ぎ取り拾い上げる
君は止まり、俺たちは君が戻ってくることを必要としている
物事の上にあってそれはそんなに遠くないんだ
皆が吐いて、泣くことになるんだ
だからお願いだ、戻ってきてくれ

Come on down,Come on down
Come on down,Come on down,Come on down
Come on down

君に見せたいものがあるんだ
なぜなら君は自分が何者かすら知らないんだ
そうだろ、ガール?
君はすべての感情をふるいにかける
それは一人だけじゃなく皆感じていることなんだ、ガール
それは君の手のひらに忍び寄っている
今、冷静を装っていることができるだろうか
目を覚ます時だ、ガール
俺は君の角度を感じる必要がある
だって物事はめちゃくちゃになりたくないから
答えてくれ、ガール

やめてくれ、今回は従うんだ
それがなくては始まらないから
俺は君を止めようとする、だって知っているから
君は最近ずっと笑っていたから
踊っていたから

Come on down, come on down
Come on down, come on down, come on down
Come on down, come on down, come on down
Come on down

君に見せたいものがあるんだ
なぜなら君は自分が何者かすら知らないんだ
そうだろ、ガール?
ここには君が手に入れるものがある
それぞれの些細なことはすごく近くにあるから
放っておきなよ、ガール
君はすべての感情をふるいにかける
それは一人だけじゃなく皆感じていることなんだ、ガール
すべてが大きくて捻れている
どうか俺がそれを治すのを手伝って欲しい
元気を出してくれ、ガール

Come on down, come on down
Come on down, come on down, come on down
Come on down, come on down, come on down
Come on down, come on down, come on down
Come on down



【音楽アルバム紹介】The La's(1990) - The La's

2024-04-12 06:51:28 | ・1990年代(洋楽)
イギリスのロックバンド、ザ・ラーズの唯一のオリジナルアルバム。

リー・メイヴァースとジョン・パワーを中心としてリヴァプールで結成されたザ・ラーズ。当初、7曲入りのデモテープを作成し、それが音楽関係者の目に止まりレーベル『Go! Discs』から直接オファーを受けデビューします。

サウンドはUKロックらしい美しくキャッチーなメロディーが特徴。代表曲の「There She Goes」は永遠のアンセムとも呼べる名曲であり評論家達から高い評価を得ることに成功します。

3rdシングルの「Timeless Melody」をリリースする予定でしたが、リー・メイヴァースがその出来に納得できず発売をキャンセル。ここからプロデューサーやレーベルと軋轢が生まれはじめアルバムのリリースも水に流れてしまうことになってしまいます。

デビューから2年経ったにもかかわらず、アルバムが完成しないことにしびれを切らしたレーベルはスティーヴ・リリーホワイトを新プロデューサーに迎えアルバムのレコーディングを再スタートさせます。
しかし、リー・メイヴァースのこだわりの強さから曲の出来に満足出来ないバンドはまたしてもアルバムの作成を放棄。結局、スティーヴ・リリーホワイトがミックスをした本作『The La's』を完成させることになります。
この件により、リーは激怒し自分たちの音楽に対し「あんなゴミ音楽買うな!」とまで発言します。

その後、バンドは空中分解し、活動がないまま表舞台から姿を消しますが、2005年に突如再結成してライブを行い来日公演も成し遂げています。しかし、リーが納得する出来の
本当の1stアルバムは未だに発表されないままです。

楽曲の方に目を向けると「There She Goes」以外にも「Son of a Gun」、「I Can't Sleep」、「Timeless Melody」、「Way Out」など良曲揃い。最後の「Looking Glass」は8分近い大曲となっており、リーがコンセプトアルバムを作ろうとしていたことが伝わってきます。
しかし、楽曲をまとめてなんとかアルバムに仕上げた影響なのかデモver.のような粗削りの曲が散見されます。

【トラックリスト】
1. Son of a Gun
2. I Can't Sleep
3. Timeless Melody
4. Liberty Ship
5. There She Goes
6. Doledrum
7. Feelin'
8. Way Out
9. I.O.U.
10. Freedom Song
11. Failure
12. Looking Glass


There She Goes



【和訳】
彼女が通り抜ける
また彼女が通り抜ける
僕の頭の中を通り抜けていく

僕はただ抑えることが出来ない
この気持ちが残る

彼女が駆け抜けていく
また彼女が駆け抜けていく
僕の血管の中を駆け抜けていく

僕はただ抑えることが出来ない
この気持ちが残る

彼女が通り過ぎていく
また彼女が通り過ぎていく
僕の気持ちを連れて行く
他の誰も僕の気持ちを癒やすことができないんだ

僕はただ抑えることが出来ない
この気持ちが残る

彼女が通り過ぎていく、再び
僕が通ってきた道を通り過ぎていく

僕はただ抑えることが出来ない
この気持ちが残る