ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

2018/4月

2018年04月01日 | 日記

4月になりましたね。

関東地方では桜を始めとして花が満開です。

町内会の桜も満開です。まさに春本番。

一昨日からプロ野球の公式戦も始まって早速夜になったらマリンスタジアムの花火の音が聞こえていました。

井口新監督も昨夜は初勝利で良かった。

入学、入社、新しい人生の始まりです。老人になるとそういう輝かしいイベントには一切かかわらなくなります。

老人ホームの入所式なんかはないんでしょうね。

最近認知症が始まったのか昔のことはよく覚えているのに昨日食べた晩御飯のおかずが思い出せません。晩御飯は食べたと思うのですが。

 

ランドセル 背負いてあまる 小さき児が やがて大きな 年金背負う

(朝日歌壇 所沢市 小坂進 さんの作品)

大きな夢を抱いて人生の出発ですが玄関を出たら年金の負債の風が吹いてきたんじゃ気の毒です。

政治にいろいろ課題はありますがとにかく国の借金を減らすことを真剣に考えてほしい。

国でも個人でも借金が多いと元気が出ません。(若い頃借金では泣かされました)

 

先日のかんざき蔵元まつりの帰りに佐原まで行ってみました。

小京都といわれている佐原は「重要伝統的建造物群保存地区」になっています。

春の陽を浴びながら散策してみました。

東日本大震災の影響でかなりの被害がありましたが昔の面影を残して再建されています。

おみやげや民芸品、喫茶店など楽しませてくれます。

落ち着いた街並みが続きます。

そして佐原といえば伊能忠敬ですね。

忠敬橋から小野川を望みます。

明治、大正、昭和の町屋・土蔵・レンガ造りの建物など情緒漂います。

おばあちゃん二人の世間話も弾みそうです。

忠敬旧宅の前から船に乗ると利根川まで出られます。

発着場所のある道の駅「水の郷さわら」は人気があります。

ちょうど放水の時間でした。

伊能忠敬旧宅前に来ました。入ってみましょう。

以前はここが記念館にもなっていましたしたが現在では小野川の反対側に素晴らしいい博物館が出来ました。

書院、店舗、土蔵など貴重な建造物が見られます。

忠敬は17歳で伊能家の婿養子になり49歳で隠居、50歳で江戸に出ます。

江戸では幕府天文方高橋至時の弟子になり本格的に勉強を始めました。

50歳過ぎて理数系の勉強するのですから大変だったでしょう。

ご隠居の友人でも理数系が出来る人で天才的な人もいますのでなんだかんだ言ってもそちらに向いていたのかもしれません。

55歳で第一次測量(東北・北海道)から始めて71歳で第十次測量、そして73歳で江戸八丁堀亀島町にて没。

地図は1821年完成の「大日本沿海興地全図」(大図214枚縮釈1/36000、中図8枚1/216000 小図3枚1/432000)です。

地図は実際に測量してつくれれているので正確なのはもちろんですが芸術的な美しさを備えているそうです。

男の生きざまです。

昔読んだ井上ひさしの「四千万歩の男」という本も面白かった。

本棚がさごそごそ探したらありました。全五巻です。

実はご隠居も測量士の免許は持っています。

授業で測量実習なんかに良く出かけました。友人なんかは結構きれいにできているんですがご隠居は苦手でした。

やっぱり若い頃から緻密な作業より口先三寸の芳香に向いていました。

「野崎のは汚いし正確さにもかけているからウソ八百の一だな」「はいはいそうですよ」

現在ではコンピューターがどんどん修正してくれるので手作業の正確さは必要なくなりました。

ザマァミロです。

伊能忠敬記念館ロビー。

日本中どこに行っても博物館とか美術館はきれいになっています。

綺麗なスタンプがありました。

4月も引き続き楽しく暮らしましょう。

コメント
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