お盆の様子を詠った、私の好きな短歌
みそ萩の花咲く溝の草むらに
寄せて迎え火炊く子らのあり
若山牧水
今では防火、地域の条例などでこのような光景を見ることは難しいが、子供のころ、ふるさとでは、お盆を迎えるにあったて、子供のお手伝いできる仕事があった。
8月8日のお墓の掃除。
陽が高くならないうちに出かけ、帰り道、瓜畑によって熟れた瓜を採り、裏庭の川で冷やして3時のおやつ。
瓜は前日においしそうなのを見つけておいて採りに行くのだが、もう少し早起き?のに先を越されることがよくあった。
お墓掃除と母が丹精こめて作ったメロン瓜の甘さは、お盆の思い出の一つである。