行雲流水の如くに

高揚感なき緊急事態宣言解除へ

コロナウイールス対策で発令されていた「緊急事態宣言」は、21日で解除の方向だという。

科学的根拠のないままに、なんとなく醸し出された空気感で一定の流れが決まる。

この後、コロナは減るのか増えるのか、誰も分からない。

 

「住民が宣言になれて効果が薄れた。いったんリセットすべきだ」---官邸関係者

どのレベルの官邸関係者が言っているのかよくわからないが、なんとも情けない解除理由である。

要するに「緊急事態宣言中」なすべき対策を殆どせず、国民の自粛頼みが唯一の政策だったということか。

 

わけがわからない話と言えば、2020年に亡くなった人が前の年より少なかった。

20年に死亡した人は138万4544人、前年より9373人減ったという。

減り幅が大きい死因は肺炎で−1万2456人、インフルエンザも−2314人。

あれだけ大騒ぎしたコロナ騒動は何だったのか?

しっかり検証してもらいたいものだ。

 

一時期「医療崩壊」が声高に叫ばれたが、あれは「不安遺伝子を過剰に持つ日本人」の心配性のせいだったのか。

この遺伝子のおかげで皆が自粛した効果はあったのだろう。

またICU病床数は少ないが、トータルの病床数は世界一である。

日本の医療の特徴と強みがこのような結果をもたらしたと自信をもって良いのかもしれない。

 

今後どんな展開になるか予測が出来ないが、国民の自粛のみに頼るのではなく、総合的な対応策を政府に望みたい。

もっとも今までのやり方からすると、あまり多くは望めない。

やはり「自助努力」で頑張るしかないのだろう。


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