行雲流水の如くに

衆院2補選は自民党が苦戦しているーー参院選必ずしも自民安泰とは言い切れない

21日投開票の衆院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙は自民党が苦戦している。

沖縄3区は当然であろう。
野党系の屋良候補がリードしているという。
沖縄にもうこれ以上基地はいらないという県民の民意を無視して、問答無用とばかりに土砂を投入する自民党に正義はあるまい。

大阪12区の状況は少し複雑だ。
維新の藤田候補が大阪府知事と大阪市長選のダブル選挙を制した勢いに乗り、自民の北川候補や無所属の樽床候補、宮本候補らを抑えて先行しているようだ。

統一地方選の前半戦の状況を見ると、維新は大阪以外ではほぼ壊滅状態だ。
大阪だけが元気が良い。
これは大阪人気質が大いに影響しているのだろう。
大阪人は、①「理」より「利」に重きを置く ②アンチ東京 ③政治も「お笑い」の一種と考える
※通常のあいさつは「儲かりまっか?」、「ぼちぼちでんな」である。
万博やカジノなどを引っ張ってきたことをそれなりに評価しているのだ。
※自民党が東京風を吹かして偉そうにすることには反発する。
※お笑いタレントの「横山ノック」が大阪府の知事になったことがあったが、政治も同じようなレベルとみて茶化すところがある。

安倍首相は「北方領土問題の解決」と「憲法改正」を旗印にダブル選挙を仕掛ける腹積もりだったが、両方とも見通しは暗い。
残された道は使い古された「消費税の先送り」だけだ。
これもG20で消費税引き上げは国際公約になったから、簡単にはいくまい。

問題は野党だ。
特に立憲民主党の枝野代表がキーマンになるだろう。
「項羽」になるかそれとも「劉邦」になるか?
項羽は楚の武将一族出身、天下無双であり、自信家で喜怒哀楽が激しく、他者に対して厳しかった。
始皇帝の行列を見て、「とってかわってやろう」と叫んだという。
劉邦は沛の農民の出、若いころは侠客であったが、人望があり人を動かすのがうまかった。
同じく行列を見て「男子たる者、ああなりたいものだ」とつぶやいたとか。

願わくば「劉邦」の道を歩んでもらいたいものである。

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