リアル店舗は青息吐息であるが、ネット通販もまだら模様である。「PCさえあれば全世界が顧客になる」と云う謳い文句は正しいのであるが、全世界の競合相手と戦わざる得ないと云う事でもある。何より独自でECサイトを立ち上げても見つけてもらうまでが一苦労であり、巨大プラットフォーマーに有利な条件で軒先を借りて、価格競争するしかないのが現実である。ただ最近増え始めた「ネットを介した対面販売」が、一つの転換点となる可能性を秘めている。やっている事はテレビショッピングの様に商品の特長を立て板に水でまくし立てているだけなのだが、ライブでやっている時には客側からリアクションが可能である。もし売り物に愛着と知識と自信があるのであれば、寄せられる質問に即座に反応する事で信頼を高める事も出来るだろう(逆効果の可能性もある)。今は玉石混淆であるが、いずれ将来のジャパネットたかたが誕生するに違いないと適当に断定するのである。