3月8日は国際女性デーでした。
私が学生の頃、成績が悪いと母親は良い顔をしない一方、弟より成績がよかった私には「女が勉強出来ても仕方がない」とか「見本(私)が悪いから弟の成績が悪い」などと言うのは疑問だったし嫌でした。
こうしたことはフェミニズムの話で、社会学という学問の範疇にあることを高校生の私は知らなかった。知っていたら進路を変えていただろうか…
きちんと勉強したことはないが、時々上野千鶴子氏の本を読んだりする。ジェンダーと名のつく本もいくつか持っている。
私が就職したのは20年も前のことで、その頃はまだ女性社員にのみ「お茶当番」なるものがあったりした。「女の子は早く結婚して仕事を辞めるほうが良い」とか、未婚で働く先輩女性を指して「あんな風になるぞ」と先輩女性を蔑む言い方で言ってくるのだった。
飲み会の2次会がスナックで、雰囲気的に私もお酌を要求されたこともあった。スナックの女性がそれでお金を貰えるのだから、私も時間外手当欲しいと思った。
自分は強く言い返したり戦える人間ではなく、その会社に未来が感じられず転職したが、今もまだ日本は変わらないのか。
年収の壁の議論をしているとニュースで取り上げられるとき、その面々は高齢男性ばかりでがっかりする。
フジテレビの問題の報道は、今まで知らなかったような体だが、そんなはずないだろうとしか思えない。
自分の経験からすれば、女性が接待を求められるのは不文律なので、調査結果に出てくるかは疑わしい。
子供の保育園のお友達のママ達の中には夫のことを「主人」と呼ぶ方が結構いることに驚く。それも私より若いママさん達。どうしても「主従関係にあるの?」と心の中で思ってしまうのだった。
自分の中にもおそらく染み付いている感覚や思い込みを含め、意識を変えることはなんて難しいことなのだろう。