goo blog サービス終了のお知らせ 

海辺の暮らし

アドリア海に面した海辺の小さな町での生活日記

冷製トマトパスタ

2010-08-21 | 
夏に日本の友人達から‘トマトソースの冷たいパスタ’作ってよとよく言われる。が、、

      
               こういうののことだろうか。。?


       で、冷パスタにはカペリーニ(極細パスタ)が定番、、
            
            と‘日本の本’に書いてあるようだが。

            
           それっていったい、どこのパスタ料理よ ??


(題につられて初めてページ開けた方、真面目なお料理ブログじゃなくてスミマセンでした!)


もしあるとしたらきっとイタリア人も知らない南イタリアのどっかか、
はたまたミラノのオシャレなレストラン、トスカーナの‘高級’アグリツーリズモあたりか。
はっきり言って、イタリアの普通のレストランでも家庭でもお目にかかったことがない。

それよりも何よりも、パスタが‘冷た’かったら普通のイタリア人は食べない。
(冷たいのではなく‘冷めてる’パスタを食べる例・パスタフレッドなどはあるが)

で、ネットで調べてみたら、ある、ある、もちろん日本のサイトに。
どうやらパスタは茹で上がったら冷水でシメル、、えェ~、蕎麦と同じか!
(と思ったら、そうめんバージョンがあるではないか!)

そういえば昔、日本人のうちでこういうパスタをご馳走になったことがあったっけ。
その時も‘本場の味と比べたらどうかわからないけど’と恐縮されながら、
それがなんだか?わからないまま美味しく頂きましたけど。

日本に行くと、イタリアにはないような人気パスタメニューというのがあって驚くことがある。
その名も‘和風’とついた、ウニ、たらこ、梅しそスパゲティなどはわかるとして、
ナポリタン、マカロニグラタンなどはイタっぽいがあきらかに‘日本の洋食’
そしてこの‘冷製パスタ’(夏)と‘スープパスタ’(冬)は
まさしく日本の‘麺文化’が生み出した賜物ではないだろうか?!



ともあれ、私もやってみました、冷たいトマトソースパスタ。

自家製トマトソースに、ざっくり切ったフレッシュトマトも加えて、、、
    

はウソ。(毎回こういうノリだともう飽きられてるね、きっと?)

           今日はこんなん使いましたぁ。
        
              味付きトマトソース各種。

これ、‘夏用’に買い置きしてるものだが、好みの味を見つけておくとホント便利。

なぜ‘夏’なのかというと、火を使いたくないほど暑い日のためと、
冷たいパスタならぬ茹で上がったパスタに‘常温’(つまりそのまんま)のこのソースを加えると
ちょうど冷め具合が私流‘冷たい’パスタになってしまうわけである。

それに好みで(というより本のマネして)トマトやルッコラ、または生ハムや

            ツナなんかをのっけても
          
         立派に手抜きをごまかせまぁす。(かな?)

マチェドニア

2010-08-11 | 
  よくイタリアの家庭でフルーツが少しづつ残ったときに作るのが‘マチェドニア’

         
  
            材料は何でもその時にあった果物でいい。
今日は白ブドウ、ナシ、桃、バナナ、メロンでやるが、リンゴやキウイなどもよく使われる。
              

  
こんな風に同じ大きさに切り揃える。   メロンも残りものの半分、もしくは何切れでいい。
バナナは色が変るので後でレモン汁をかけてから。

これらすべてに砂糖を加えて(好みでリキュールも加えると大人風)混ぜるだけ。

   ちなみにこれは最近私が使ってる
      
       ‘リンゴ砂糖シロップ’

カロリーが少ないとのうたい文句にもつられたが、
蜂蜜よりクセがなく、砂糖よりやさしい味がする。


冷蔵庫で冷やしたあと、
              できあがり

(欲をいえば赤い色もあればよかったけれど。。)

このまま食べたり、ヨーグルトやアイスクリームをのっけてもOK。



ところで、これはマチェドニアではないが



ヴェネチアの屋台で売られている‘ミックス・フルーツ’

いろんな果物がコップの中に大きくボコボコっと入っている。(シロップなし)
暑い日は飲み物だけでなく、こんなフルーツそのもので水分&ビタミン補給するのもいいと思う。



パニーニ

2010-08-10 | 
私は軽食が大好きである。   
旦那がいないお昼(イタリア原人の昼はぜったいパスタ)、ここぞとばかりに登場するパニーニもその1つ。


                    
通常イタリアのパニーニとはハムを挟んだだけのものが多いが(素材が良ければそれはそれで美味しい)

              私の好きなのはどちらかというと具の入った惣菜パニーニ。
なので日本のパン屋に行くとしばらくの間(すぐ飽きる性分?)目新しいパンを買いまくって楽しむのだが、
当然ここにそんなものはなし、ということでまたもや自分で小さな幸せ探しに。。




              
    買ってきたばかりのバゲットに、クリームチーズ、プロシュット、ドライミニトマト(オイル浸け)
              旅の途中のドライブインで食べたものがマイブームに。



    
ピアディーナはエミリア・ロマーニャ名物の薄焼きパン。サルチッチャと野菜のグリルをはさんだり


                     
                         ルッコラと生ハムを巻き込んだり

パニーニ(イタリアん)に飽きたら


            ハンバーガー
             
イタリアにもMcはあるが(意外にもすごく込んでる)           サンドウィッチ       
ハンバーガー専門店は今だ見たことない。      ベネチア風‘トラメッツィーニ’はオヤツに食べる。



ベーグルに食感が似たパンを探し出してきて
     
     サーモン&クリームチーズ             アボガド&シュリンプも大好物
NYのベーグルに勝るものはなしですが、、。 (ちなみにアボガドは今だ一般イタリア人には馴染みがない)
 


                で、意外なランクインがこれ、パン コン トマテ。
               
       スペインのバルセロナで食べたカタルーニャ風‘ボカディーリョ’(パニーニ)。
       これはツナ(缶)がのってるタイプだが、       
       
       何が特徴かというと、バゲットにトマトが塗ってある(完熟トマトを半分に切って擦りつける)だけ。
       最初食べた時はトマトの水気が気になっていまいちだったが、
       そのうち慣れてくると、塗ってないと物足らなくなってしまうほどクセになった。

       ちなみにこれがスペインでもカタルーニャだけのものと知ったのは
       その後に移ったアンダルシアのバールでのこと。
       ‘(そんなもの食べるなんて)おまえ、カタルーニャから来たのか?’と‘イヤ’な顔をされた。
       
       どこでもそうだが、同じ国の中でも北と南、西と東にある習慣の違いと対抗意識に驚いた。

       

                 パニーニの世界も、これまた広くて深いものである。
 
                       (あっ、カバブも好きでした!)

トンノ&トンナート&・・

2010-08-03 | 
トンノとはマグロのこと。


こちらでは
    
          こんな風に              こうして売っている。


            で、

   こういう風に食べられるのが普通。

グリルで焼いたものに塩、オリーブオイル、好みでレモン汁をかけていただく、、、のだが


これ、意外とうち(=私とこばと)には人気がない一品。

その理由は、赤身のマグロを焼いたりするとどうもパサつくから。
他にもトマトソースで煮込んだり、小麦粉をつけて焼いたりする料理法もあるが、
1切れ7ユーロ(牛ステーキ肉と同じ)もする魚、火を加えたら結局、、、



      これと同じじゃん!?

      しかも1缶1ユーロ。

なのにこれほど使い用があってかつ美味しいのだから
我が家の夏のテーブルによく登場しないワケがない。

使い方は皆さんと同じように、
パスタの具(トマトソースと和えても)にしたり、サラダにのっけたり、いろいろ。



じゃ、つまらない人のために‘トンナート’をご紹介。

トンナートとは一言でいうとツナソースのことなのだが、
実家のあるピエモンテ州ではこのソースを使った‘ヴィッテロ・トンナート’が有名。

材料はツナ缶、アチューゲ、ケッパー、ゆで卵1個(マヨネーズを使う人も)、

を、ガッーっとミキサーで混ぜるだけ。

クリーム状にするので、水分が足りなければお湯を少し足して。


出来上がりは



あらかじめ茹でて冷まして置いたヴィッテロ(子牛肉)を



薄切りにした上にたっぷりかけていただく。(冷菜です)
 
お皿に残ったソースはみんながパンで拭きとって食べるくらい美味しい。




と、ここで終わるハズが、、、




             実は 、、、1つ告白することが。


エっと、、上のお肉写真、ウソでした。 何がって、子牛が。。。ブタで。

でも豚でも脂身でないところを使えばまったく問題なしなのです(言い訳じゃなぁい)

で、なんで豚にしたかというと



実はコレが食べたかったから。。きゅうりと豚+ゴマだれ辛味噌

やっぱ暑い夏はこっちでしょ。。?!

インサラタ・リゾ

2010-07-28 | 
インサラタとはサラダ、リゾはお米、つまりお米のサラダである。

暑い夏によく食べられる一品。
作りたてではなく冷めてからいただく料理なので、海などへ行くときのお弁当にもなっている。




作り方は説明するまでにいたらないほどカンタン。

ただお米の調理法には気をつけなければならない。
お米は炊くのではなく‘パスタ’と同じように塩を入れた湯で‘アルデンテ’に茹でる。
そして茹で上がったものはすぐザルにあげてサッと水を通す(茹でを止めるため)
出来上がったお米は1つ1つがポロッと分かれるくらいがよし。

であとはお好みの具を加えて混ぜる(レモン汁を加えると爽やかになる)だけ。

基本は野菜(きゅうり、トマト、にんじん、セロリ、ペペロニetc)の角切りと
ゆで卵、ハム類またはツナ、魚介類などだが

実際に活躍してるのは、酢漬け瓶・缶詰たちである。



うちにあったさまざまな瓶詰めたち。
もちろんこのために買い揃えたわけじゃなく、日頃目についた時に買ってあったもの。
このてのもの(缶・瓶詰め)はサラダの出番が多くなる暑い季節になると便利。

これらを使って、この他にもパスタ・フレッド(リゾがパスタに変っただけ)、ニース風サラダ、
ブルスケッタ(具を焼いたバゲットパンの上にのせるだけ+美味しいオリーブオイルをかけて)
などなど応用=手抜きレパートリーはたくさん。


というわけで、今日も買い物行かないで済んだ、、ほっ。