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海辺の暮らし

アドリア海に面した海辺の小さな町での生活日記

rose del deserto

2010-10-22 | 
こばとの友達が持ってきてくれたマンマのお菓子

      その名も‘砂漠のばら’

  普通のケーキ地に干しブドウを入れ
  コーンフレークをつけて焼いたもの

この子のうちではよく作るようで、
以前お宅でご馳走になったこともある。

甘さ控えめ、カリカリの食感がいい。

シンプルだが、飽きのこない

家庭で作るマンマのお菓子の味がした。。









うさぎ親子の行方

2010-10-22 | 
                   質問:このうさぎ親子に見覚えのある人?

               

          答:パスクア(復活祭)のとき飾ってたリンツのゴールド・バニーチョコ


          半年たった(よくもまぁ、とっておいたもんだ)今、いったいどうするかというと

         中学がバラバラになったこばとガールズが久しぶりにうちで顔をあわせるんで、、



  
 ママうさぎに一肌脱いでもらい        生クリームの中で            溶けてもった




 カカオ風味のスポンジも焼いて


ママうさぎで作ったガナッシュクリームを中と外に塗ってから
チョコクラム(本当はスポンジの焼けすぎた部分!)を上にかけて


子供たちを全員上にのっけたら


         できあがり



         も、つかの間、、、        
                             あっという間にこんな姿に
                          

                              Addio~!うさぎ親子

リコッタ&スピナチ

2010-10-16 | 
リコッタチーズとスピナチ(ほうれん草)はパスタのフィリングによく使われる組み合わせ。



スピナチはどこの家庭にも常備されている冷凍ものがよく使われている。
ちなみにあらかじめ玉葱と一緒に炒めてから塩・コショウで下味をつけておく。


料理の例を幾つかあげると、
  
スピナチ、ベシャメラ、リコッタ、溶けるチーズ、プロシュット、好きなものをラザニア麺の間に上にのっけて焼く
                                                 ‘パスティッチョ’。



  
スピナチ、リコッタ、卵を一緒に混ぜて、ラザニア麺の上に置いて巻き、その上にベシャメラ、トマトソースをのせて焼く
                                                  ‘カネロニ’




     
貝の形をした詰め物用パスタ(普通のサイズと比べると大きさの違いがわかる)を茹でてからフィリングを詰めて



                 
             仕上げにトマトソースをかけてからオーブンで焼く‘トフェ’

その他、普通のポモドーロソースに混ぜたり(ソースがクリーミーになる)
茹で上げたパスタの仕上げに(これもトロみを加えるため)少量混ぜたりすることもある。



ところで、自分で作っておきながら言うのもなんだが、

実は私、リコッタはあまり好きではない。なぜなら味があってない(ような感じがする)から。
いや、好きな人に言わせると‘ほんのり甘みがある’そうだ。

ちなみにリコッタの特性、味にクセがなく、高タンパク低カロリーという
医者が喜んで勧める食材ゆえ、こちらでは小さい頃から子供に与える親も多い。
そのせいか?リコッタを使った料理はどこか‘お子ちゃま系’の味がしてならない。(と思うのは私だけ?)


そうは言っても、プリモからドルチェにまで多彩に使われる、
イタリア料理のリストからはぜったいハズせないくらい大切な食材なのである。

ティー・コーナーで

2010-10-13 | 
        いつの間にかまた‘紅茶’を飲む季節がやってきた。

       

私はここ何年か、コーヒー(エスプレッソ)よりお茶を好んで飲むことの方が多くなった。
とはいえ、カフェ大国イタリアにて美味しいお茶の葉を手に入れるのは容易くはない。

そんな中、私の住んでる田舎街にも初めてお茶の専門店というのができたのが、去年の冬。


お店の名前は‘ティー・コーナーで’

当初はクラシックな英国茶を目当てに行ったのだが、
やはり思ったより種類が少なくちょっとガッカリ、しかし店主と親しく話しをするうち、

この店の商品が英国茶中心ではなくいろんな国のお茶であること、
紅茶よりもハーブティーが充実していることなどがわかってきた。

そこで店主から勧められて飲むようになったのが
      
       ルイボス茶(南アフリカ原産)

味にクセがほとんどないのが物足りないくらいだったが
ビタミンCがお茶の数倍と聞いて、ならば飲むことに。     
      (冒頭の写真はそれを入れたもの)


           プーアール茶
   
         言わずと知れた中国茶。
   すごく濃く出るので食事の後などによく飲む。


           赤フルーツ・ティー
   
いろんな種類の赤いフルーツが入っていて味・香りも豊か
   これを飲むとビタミン補給された気分になる。


他にもダージリンやアールグレイなどの英国茶や
日本からの貴重な緑茶や煎茶も気分によって飲んでいるが

お茶はただ飲むだけでなく香りも楽しめるし

またお茶をゆっくりいれるという行為もリラックスになるような感じがする。



ところで、

先日久しぶりにこのお店に行ったとき、変わったものを目にした。
それは冷蔵ケースに入った見慣れない文字の書かれた容器数個。
で早速何か聞いてみたところ、ヨーグルトと‘サワークリーム’えっ!サワークリーム?!

なんで驚いたかというと
今までサワークリームがイタリアで売ってるのを見たことがなかったからである。
(いや、正確に言うとオーストリア国境の町まで行けばあるにはあったが)

実はここの店主、イタリア人ではなくリトアニア人で(だからお茶に詳しいわけだ)、
最近故郷のロシアや東欧の食材もここで働く出稼ぎ東欧人の要望で置くようになったのだという。

ちなみに私、イタリアに来た当初、
チーズケーキやディップを作ろうと思って散々サワークリームを探し回ったことがある。
そんな思い出話を彼女としていたら、後ろからイタリア人客が口を挟んできて

‘あぁ、サワークリームだったらイタリア人もよく使ってるわ’

それを聞いた店主の彼女、冷たい笑みを口元に浮かべ‘そんなの聞いたことがないけど、、。’
(私も同感)

客‘あら、あなた達がまだイタリアのことよく知らないだけよ。イタリアではよく使われてるわよ’
(じゃ、なんでどこにも売ってないんだぁ)

店主‘まさかぁ、普通は逆で外国人だったら皆知ってることだってイタリア人は知らないのに’
(アレ、ちょっとヤバいかもその口調。いちおうお客だし。)

客‘外国ったってeste(東欧)じゃ、たかが知れてると思うけど’
(ヒェェェ、それ言っちゃマズいんじゃ?)

店主‘あぁ、そのたかが知れてる者に親や旦那の面倒見させて自分はお茶飲んでる人が多いわけだ。’
(ヤッバーーーーっ)

私はそこでCIAOと言ってその場をあとにしたが、、


憩い(お茶)を求めに来るハズ?の‘ティーコーナーで’


とんでもない修羅場が繰り広げられていたのであった。。!?



秋・カボチャ

2010-10-08 | 
         イタリアでもカボチャと柿は秋の味覚の代表

            

ちなみにこの柿は‘バニラ’という種類で日本の柿と似てるものだが
普通に売ってるイタリアの柿とはまるでジャム寸前の超熟(苦手~)したもの。
(それをスプーンですくって食べる話も去年の今頃書いたかと思う)

カボチャのほうはというと、

1年中出回ってるオレンジ色のものや、秋から冬にかけて多くなる緑色のものがある。
個人的には緑色の方がどんな料理にも向いてるような気がする。


  カボチャのスープはこばとの大好物

細切りにしたバゲットを浸しながら食べる



朝食用のマフィンにも入れてみた
     
                  中からボコっと出てくるカボチャ、ほんのり甘くていい感じ




そういえば去年の今頃も、カボチャでケーキを作ってたような、、、


                             もうすぐハロウィンかぁ。。