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海辺の暮らし

アドリア海に面した海辺の小さな町での生活日記

カーニバル(ドルチェ編)

2010-02-06 | フェスタ
2月はカーニバルの時期。
世界的にも有名なヴェネチアのカーニバルは
公式には今日から16日までの10日間催される。

カーニバルの様子(行くつもりではいるが)はまた次回に、
今日はこの期間に食べられるカーニバルのドルチェをご紹介。


籠いっぱいに入っているのは‘キアッケラ’(おしゃべり)という名の揚げ菓子。
小麦粉と卵(牛乳が入るのも)だけで作った薄い生地を揚げて粉砂糖をかけたもの。
一緒に入っているボール型のは‘フリッテレ’(サクッとしたドーナツのようなもの)
毎年これらを作って持ってきてくれる友人のマリザは、イタリア菓子を作らせたらピカいちの腕前。

何でもそうだと思うが、揚げものは油のよしあしで風味が決まるもの。
パッケージに入った市販ものも出回っているけど、家庭で作ったものとは色も味も断然違う。


これはうちの下のパスティチェリアで売っているカーニバル菓子。

特大メレンゲ、私には甘すぎてとうてい食べれないがこちらでは人気のあるお菓子。
‘ガラニ’(キアッケラを厚く長くしたようなもの)はカーニバル菓子の代名詞。



‘フリッテレ’フンワリ生地の揚げドーナツ。
ベーシックは生地にレーズンや松の実などが入ったプレーン版だが、
これのように中クリームが入ってるものも幾種かある。



左上がフリッテレ・プレーン版。
右が‘ブジエ’(嘘という意味)、形が違うだけであとはまるっきりガランと同じ。
(つまり形や厚さが違うだけで名前も変る。この‘トリック’はパスタと同じかも?!)
写真のブジエは中に詰め物(チョコレート、マーマレード)が入ったもの。

いやはや、書いてるだけで血糖値上がりそぉ、、、。


というふうに、なぜかすべて揚げたお菓子。
ということはイタリア人、そんなに揚げ菓子が好きだったの?と思いきや
そういうわけでもないようで、
その証拠にこういった揚げ菓子が店頭に並ぶのはこの時期だけ。
また、日本やアメリカにあるような‘ドーナツ屋’というのも存在しないのである。
(ちなみにこばとはミスタードーナツの大ファン、、なので残念。)


ベファナ

2010-01-06 | フェスタ
              クリスマス休みの一番最後の日にやってくるのが、   
                 
                  ‘befanaベファナ’婆さん。


                
実は長靴下の上についてた婆さん               こちらはこばとお手製の長靴下

               で、ベファナとは??長靴下とは??

手短に説明をばいたしますと、
今日はepifania(日本語で主顕節というらしいです)という国民の祝日で、
いったい何の日かというと、キリストの誕生が公現されて東方の3博士がお祝いをもってやってきた日。
にちなんで、昔はこの日に子供達にクリスマスプレゼントが渡されたんだとか。
今はかわりにこのベファナ婆さんが良い子にはお菓子、悪い子には炭の入った長靴下を子供達に配る、
というわけ。

で,この日はこばとの教会でも催しがあった。

   
ベファナに扮するオバさん、      どんな祭りにでも出張こばと。
(ロックンローラーか?!)       


             
        そして最後にベファナは厄払いに広場で焼かれてしまうのです。。
         (もちろん人形が、です)



          
         うちに帰って長靴下の中味を確認。。。
         
         ドルチェだけでした。ホッ。

クリスマスランチ

2009-12-25 | フェスタ
                    
                クリスマスは旦那の実家があるトリノで過ごした。


カソリック国であるイタリアでは25,26日が祝日となり
特にこの25日クリスマス当日の‘クリスマスランチ’は親戚一同が集まる特別なランチでもある。
ちなみにこの日集まったのは総勢12人。

ランチが始まる2時まで、おのおの時間を過ごす。
  
暖炉の番人?こと長老ノンナ(お婆さん)。  こばとと叔父さん。     体重計に乗ってるのは叔母さん。



  
ここの家主でもある義兄は雨の中、魚を焼くのに大忙し。



アンティパスト(前菜)は各自のお得意を持ち寄った。
   
タルティーネ(カナッペ)              プロシュット・コンソメゼリーよせ

   
エビカクテル、キノコのマリネ、小玉葱の甘酢漬け ビッテロ(子牛)トンナート(ツナソースあえ)
                                                        
                
           インサラータ・ルッサ(ポテトサラダと呼ぶにはあまりにも具沢山な豪華版!)




    
プリモ(一皿目)はトリノ名物の                      アニョレッティ(肉入りラビオリ)




セコンド(二皿目)は肉料理数品。(食べてるうちに写真撮り忘れました。)
と、さっき焼いてた魚。



ドルチェはもちろんパネトーネ。         こちらはトローネを使ったケーキ。
どちらもジェラテリアを営んでる従妹のサラのお手製。



  
延々と続くランチに子供達(とノンナ)はとっくに飽きて


               
                でも大人たちのランチ(もう外は暗くなってるのに、、、。)は
               
                まだまだ続くのでありました。。。

クリスマス市

2009-12-24 | フェスタ
イタリア全土に大寒波が押し寄せている中、近郊の山へクリスマス市を見に出かけた。
     
麓は冷たい寒気に包まれて靄の中だったが、標高800mを越えたあたりで空が青く輝きだした。


                  
                     


ASIAGO
          それにしても-13℃とは
                  
                  
             
               もちろん他にもいろいろ出店はあったけれど、
                    クリスマス市全体としてはちょっと地味?でした。



午後は、グラッパの里でもあるBassano del grappaへ。

4時ちょっと過ぎに着いたらもうあたりは真っ暗。



mercatinoとはマーケット(市)という意味。



      
自家製マロングラッセ            木彫りプレセッペはクリスマス市の定番



    
こちらは大人気のブリュェの出店。          こうやってやかんから熱々を出す。
(ブリュェとは、赤ワインにリンゴ、オレンジの皮、シナモン、クローブなどを入れて煮たてたもの)



でも私たちはこちらで暖をとることに。
(チョコラータ・カルダ クリーム入り)




それにしても、まさに記録に残るほど寒い一日でした。。。

お菓子の家

2009-12-17 | フェスタ

先日IKEAで買ってきた‘お菓子の家’を作る。


まず箱をあけると、
          
家の各パーツごとに焼かれたジンジャークッキーが入っている。
ただそれだけなのだが、あなドルなかれ。
素人がキッチリサイズのしっかりクッキーを焼くのはそんなに容易ではないし
手間と材料費を考えても3ユーロちょっと(¥400くらい)のこっちの方が断然お得!
ちなみに飾り用のチョコ等は別。(自前で)




このお菓子の家、実は去年もやって簡単だったので
今年はこばとにおまかせ。
まずはアイシング作り。。。でおしまい。




お絵描きはこばとの得意分野。 真剣。

全部のパーツに模様をつけてから、アイシングを使って組み立て。
あとは乾くのを待って、、、





できましたぁ~! お菓子の家。

(ちなみに、えんとつの‘5A’は5年A組。翌日学校にてクラスの皆と食べるのでぇぇす。)