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海辺の暮らし

アドリア海に面した海辺の小さな町での生活日記

プレ・パスクア

2010-04-01 | フェスタ
            
             

                   3日前に買ってきた桃の花が咲き始めた。

       
               
            パスクアを前にした家の中は、いたるところに小鳥や、卵、ヒヨコ、


                    
                          そしてウサギの姿が。
                   これらはすべて誕生(復活祭)の象徴でもある。


パスクアのお菓子‘コロンバ’(鳩=平和の象徴)
  
ハッキリ言って‘クリスマスのパネトーネとどう違うの?’といった感じ(私はパネトーネが好きではない)ので、、、
         こうして‘ガールズ’がドッと来た時に食べさせてしまう。。。そういうお菓子である?!


そしてuova di cioccolato(チョコレートの卵)
  
子供達が楽しみにしているのはチョコレートのみならず、こうして中に入っている  (くだらな~い)景品。

親戚が多い子などはこの時期1人で何個ももらったりする(お年玉と同じシステム?)のだが、


こばとは親戚が近くに1人もいないので、
小さい頃は可哀想かなと思い多めに買ってあげていた。

が最近はもちろん1つ。そして‘これもそろそろ卒業だわね’とクギを刺したら、

‘ママ、大人用のuovaもあること知らないの?’

、、、そんなの1度ももらったことないから、知りません!



*おまけフォト*

       

こばとが近所に咲いてた桜をと(盗?!)ってきてくれました。

セマナ・サンタ

2010-03-29 | フェスタ
昨日から始まった春休み。
家中がまだ寝ていた日曜の朝、ルチアからの電話で起こされた。
‘今日はdomenica delle palmeだから30分早く教会に行くんだよ’
時計をみると8時15分、教会のミサは10時に始まるんで早く始まるにしろまだ時間があるハズだが、、
しまった!今日から夏時間、時計を1時間進めなければならなかったのを忘れていた。

パスクア(復活祭)前の週はセッティマーナ・サンタ(聖週間)とよばれ
日ごとに教会にていろいろな行事が行われる。
今日は教会前にて信者にパスクアのシンボルでもあるパルマ(ヤシ)の葉やオリーブの枝が配られるのだった。

急いでこばとを起こして行かせたあと、
TVをつけてヴァチカン中継を見る。

    
ローマの空はいつ見ても真っ青。広場にも沢山の信者が。


十字架とオリーブの映像。

パスクアはカソリック信者にとってクリスマスの次に大切な行事。
カソリックの国ではお祭りというより、より厳粛な姿勢で祝っているように思う。

この時期いつも思い出すのがスペインでのセマナ・サンタ(スペイン語)
かなり昔だが、この時期にアンダルシアのセビリアに滞在していて、
そこで初めてこの宗教的行事を間近に目にした。

  
山車に乗って街の中心を行進する守護神、十字架を背負うキリスト、顔をすっぽり被った頭巾姿の信者グループ、
異様な空気の中、それを囲む人の数もさることながら、中には涙ぐむ人の姿さえもあり、
南スペインの人々の宗教心の深さに、当時驚いた覚えがある。

そして、ほぼ同時期かすぐあとに始まるのが有名な‘セビリアの春祭り’
今度は空気がガラッとかわって‘オ~レ!!’
街の外に大きな特設会場を設けて、連日連夜食べたり飲んだり踊ったり(もちろんセビリアーナ=フラメンコ)

     
名物の闘牛も開幕。     フラメンコ衣装に身を包んだセニョリータ達も観覧席に。 子供とはいえ決まってる!


セビリアでの春そしてセマナ・サンタは、その太陽と影のようにあまりにも印象が強く、
何年たっても記憶が色褪せない。


さて、
お昼近くになってこばとが教会から戻ってきた。

手にはもちろんオリーブの枝を持って。




フェスタ・デラ・ドンナ

2010-03-08 | フェスタ
今日3月8日は‘ドンナ(女性)の日’。
国の祝日ではないが、女性に関してのいろんな催しや
特典(日本のレディース・ディのような)をもうけたりする日でもある。

また一般的に、女性にミモザの花を贈る習慣がある。
今年は寒さが厳しくミモザの開花が遅れていて、品不足の上、少し値上がりもしてるらしい。


とはいえ、うちにも届いた2束のミモザ。。。Grazie


もう1つの(うちの)習慣は

この日に‘ミモザケーキ’を作ること。
と言ってもミモザを入れるわけでも風味(どんな?!)をつけるわけでもなく、
ただミモザの姿形をしたケーキのことだ。

数年前、この時期にヴェネチアの街を歩いていた時
パスティチェリアの店先に飾られていたのを初めて見たのがキッカケ。
残念ながら地元の店では作っているところがないので、
その時の記憶をもとに見よう見真似で作っているのだが、、、



見た目のかわいらしさが自分でも気に入ってる。。
スポンジの中は、カスタード、バナナのスライス、生クリームが交互に。
外はクリームを塗ってから、小さく切ったスポンジのかけらをつけてある。



Viva le DONNE !!

いつまでカーニバル

2010-02-15 | フェスタ
またカーニバルの話かぃ!と思った方、
申し訳ありませんが、、カーニバル、まだ続いているのであります。
それどころか、ヴェネチアという土地柄か?今日から4日間カーニバルのため学校もお休み。
今日は教会での催しに行ってきた。

  
仮装大会場は教会というよりディスコ?!     今年のこばとはうさぎ。    親友のルチアはピノキオ。

いやはや、毎年のこととはいえ大音響、大喧騒の中、参加者はすごい盛り上がりよう。
そして明日はその名もmartedi grasso(大げさな火曜日)、
こうしてバカ騒ぎのピークでもある最終日をむかえる。


ともあれ、
私がこばとの仮装に付き合うのも、もうそろそろ卒業かもしれない。


初めてのカーニバルは3歳のころ。

ペンギンの衣装は私が作った。
恥ずかしながら、ミシンを使うのはこれが初めて。
しかし始めてみてわかったのは、難しいのはミシンかけではなく型紙の取り方であった。

              
翌年のシマウマは私の‘伝説的’一着!     当時流行っていたハム太郎にも挑戦した。

ちなみにご覧のとおり、幼稚園時代はすべて動物、それも着ぐるみが好きだったこばと。

ところが小学校に入ると、

まわりの女の子は皆‘お姫様’
       
なので自分もやってみた。 が、やはり違うと悟ったか?次はインディアン、なのに翌年はカウガールであった。


こうして今年はまた動物に戻ったこばとであるが、来年はいったいなにになるのだろう?

それとも、今まで一緒に写真に収まっていた友達が1人1人抜けていったように、
こばともそろそろ仮装から卒業するのかも。

そうだとしても、いままでのカーニバルが楽しい思い出として
彼女の心のどこかに残ってほしいものである。

ベネチア・カーニバル

2010-02-11 | フェスタ
行ってきました。ベネチアのカーニバル。この日は珍しくお天気もよくラッキー!

   
サンタ・ルチア駅の前、各地から集まった観光客も思い思いのコスチュームをまとい、さっそく記念撮影、パシッ。            

                   
                   かっわいいダック発見!(なぜかムッとしてたけど)


普段にも増して街中にマスケラ(仮面)があふれてる。
          
シックな店先から                          路上の売店までチョイスはいろいろ。



  
途中で仮装行列に出くわした。


  
参加している‘公爵’も‘お姫様’を熱写!?                ‘春~よ、(早く)来い’という気持ちに同感。


  
こばともフェイスペインティングしてもらって、クラウンハットでいざ出陣!



メイン会場でもあるサン・マルコ広場。

すっごい人、人、人。 寺院のバルコニーまで人で埋まってる。



この広場に来る人は2種類。
  
仮装する人。            それを撮る人。



記念写真も順番待ち。(人気があればだが)


衣装に合わせた小物にも注目。
 
鏡の盾を持つ騎士、               手元に真っ白なオウム


 
カフェ・フロリアンにて優雅にお茶中。    こちらはゴンドラ前にて休憩中。


   
立ち話中のおじ様達、ベネト訛りでした。    夕日に輝く黄金夫妻。



  
素晴らしいお帽子。いったい幾らくらいかかってるんでしょ、こういう衣装って。


超豪華なものからクリエイティブなものまで、もう写真に撮りきれないくらいあったけれど、


私の一番お気に入りは

これ。

水の都にとてもマッチしてました。