IT屋によるNゲージのススメ

鉄道模型歴1年の新人による初心者向けNゲージ解説ブログです。

Nゲージが走る仕組み

2021-04-04 15:06:00 | 日記
事務所のNゲージを見たお客様から聞かれることの上位として、「Nゲージはどうやって走っているのか」が挙げられます。

マニュアル通りに原理を説明すると、レールに電気を流し、車両は車輪から伝わるレールの電流でモーターを回転させて列車が走る仕組みになっています。
同じく前照灯や尾灯などのライト、車内灯もレールからの電流で光ります。

Nゲージのレールにはそれぞれ+と−の電気が流れていて、これによって車両が走る方向が変わります。また、その電流の強さで速さが変わります。

一見単純な仕組みですが、複雑なレイアウトを組むほど、電気の流れを意識することになり、格段に難しくなります。
小学校の理科で誰しも習ったことですが、電流には方向があり、異なる方向の電流がぶつかるとショートします。

現在のNゲージには、万が一のショートに備えて、電源に安全回路が組み込まれています。
ショートが発生した場合、直ちに電流が遮断されるので、車両が大きなダメージを受けて故障することはほとんどなくなりました。

しかし、ショートを防ぐ意識を持ってレイアウトを組まないと、複雑なレイアウトを組めるようにはなれません。
安全装置が働くとは言え、車両への急な電力の供給停止はモーターに少なからずダメージを与える可能性があります。

初心者ほどレイアウトにポイントレールなどの複雑な分岐を組み込みたくなり、その気持ちも分かりますが、まずは単純なレイアウトからしっかり作って、徐々にポイントレールを追加して、複雑になる電流を意識することが重要です。

具体的なレイアウト例やNG例については、また機会があれば記述しますが、ベーシックセットなどに必ず冊子が入っていて解説されていますので、それを見て把握するのがおすすめです。


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