弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

大会成績、「びく」のなやみなど

2006-06-25 15:52:26 | Weblog
更新さぼっていました(汗)とりあえずその後大会には3つ参加しています。
野木大会、宇都宮大会、近的選手権大会です。
どれもぱっとしない結果だったのですが、とりあえず結果だけ。

5/21「第30回野木町長杯争奪弓道大会」
8射1中(|××××|××○×|)

6/4「第20回宇都宮弓道大会」
8射3中(|○○××|××○×|)

6/11「栃木県弓道近的選手権大会」
4射2中(|××|○○|)審査形式の採点制、上位30%が予選通過、3段以下の部で予選敗退

ということで、いずれも順位決定に残るような成績を納めることは出来ませんでした。
実は審査の後「びく」に悩まされていまして、野木大会、宇都宮大会のあたりは最悪でした。
的中云々の前にまともに離れが出ず、練習では弽に引っかかってとんでもなく大抜け(それこそ前の的の前とか後ろの的の後ろとか幕とか)したり、更にひどいときには会から離れに移行できないまま弓力に耐えきれなくなってそのまま戻してしまうとか、そういうような状況でした。大会ではラッキーなことにそこまでひどい矢は無かったのですが、的中しても本当に矢がたまたまそこに行ったくらいの状況でした。
それにしても早気であることには正直それほど悩んでいませんでしたが、「びく」は本当に苦しかったです。これまでも何度か「びく」の経験はあったのですが、引く弓引く弓がことごとくこのような状態になるまでひどいのは初めての経験でした。このときは趣味であり自分で好んでやっているはずの弓道がなんだかとてもつまらないような感じになり、その結果せっかくの休日で逆にストレスがたまるような感覚すらありました。以前はそれこそ風呂に入りながら弓道の本を読んでいるくらいだったのに、あまり考えたくないような、いわゆる「不数寄」の状態になりつつありました。それでも「これを克服しないと貴重な趣味が無くなってしまう」と思い、必死に練習しました。とはいえ、元々早気ではあったので、逆に早気を克服するチャンスだと思い、会でひたすら「かけほどけ」を意識するように心がけました。その結果、最近はどうにかまともに離れがでるようになり、未だ早気気味ではあると言っても以前よりは多少長く会が保てるようになったように思います。的中も良くは無いなりに練習で4割程度は的中するようにはなってきました。先月は1割程度しか的中しなかったことを考えればこれでも随分ましになってきましたし、なにより自分で「出来た!」と思う矢が的中したときは気持ちがいいものです。

あとはやはり会での安定感と、手の内の改善を目指していきたいと思います。他にも大三以降妻手先行になって狙いが高いとか胴造りとか注意すべきところは多いのですが、まずはこの2点を改善したいと思います。会は「びく」のおかげで改めて会の充実の重要さを思い知らされましたし、これまで感じられなかった伸び合いが止まっている自覚症状が感じられるようになったので、この機会に早気が克服できないかなと思っています。また手の内も昔から常に課題であった部分で常に多くの先生方からご指導を頂いている部分であったのですが、先日宇都宮大会の折り、前日の準備作業において宇都宮市弓連の会長の先生がわざわざ自分を呼び止めてくださりご指導を頂きました。大変ありがたかったです。その際に

「君は何段だ?なんだまだ参段か。早く四段をとったらいい。的中が悪いのか。だったら的中のコツを教えるよ。手の内だ。大三に移行するときに親指のところをこう挟むように締めるんだ。親指を伸ばして中指と離さないようにずらして、感覚としてはシラミを転がす感じだ。シラミって知っているか?丸いヤツで、ちょっと力が入るとつぶれちゃうんだ。これをつぶさないように中指の上ですっとずらして弓を挟むんだ。こういう感じで引けば的中なんて簡単だ。」

という内容でした。確かに、自分は会に持って行くまでに手の内が巧く整えられず、おかしな力のかけ方をしているなという部分は自覚がありました。ただ具体的にどういう風に力を働かせるのか、よくわからない部分もあり、これまで多くの先生方からご指導を頂いたり弓道関連書籍の記述をやってみたりしていました。そのなかでこのように具体的な表現でのご指導を頂けたのは貴重でした。もちろんこれまでご指摘を頂いていた部分も併せてですが、今回のイメージも合わせて注意しようと思います。