弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

正法館弓道場

2013-02-17 23:42:01 | Weblog
妻がお世話になっている道場に行ってきました。これまでメインの練習場所だった桂林寺弓道クラブとは時間も被ら無いため今迄通り通うつもりですが、県弓連の所属支部は移籍になります。

妻と別の支部に所属し続けているのも違和感があり、以前からお世話になっている方々にご相談させて頂いていました。加えてこれまで師事してきた先生が先月県外に転居されたこともありました。これまで師事してきた先生は経験、知識、探究心、射技、お人柄いずれも素晴らしい方で、この先生にご指導頂けたことは本当に僥倖でした。この先生のご指導がこれまで通り受けられなくなるということは非常に残念なのですが、現在の自分の状態では講習会などで他の方と一緒に練習するわけにもいかず、一貫したご指導を受けられる先生を近くに持ちたいという思いもあって、新しい道場の門を叩くことにしました。

本日は当初四・五段講習会を受講したくて申し込みをしました。しかし先週土曜日の練習でもたれのような状態になってしまい、離れが出なかったり安土を外すほど矢どころが乱れたりしてとても他の方と一緒に講習が受けられるような状態ではありませんでした。日曜日、月曜日(休日)も練習したものの、巻き藁ですら離れが出ないような状態になってしまったため、役員の方にお願いしてキャンセルさせて頂きました。

そういった事情もお伝えした上で本日練習に参加させて頂きました。本日の練習では20射的前に立ちましたが、緩んだり腕を払ったりしたものの何とか離すことはできました。もたれについては「会は7、8秒だから長さ的には問題ない。息を丹田に落とすことに集中して丹田から離れるように意識するように。」とご指導を頂きました。また射型については平付け気味になっているとのご指導を頂きました。先ずは本日ご指導を頂いた部分に集中して行きたいと思います。

また本日練習前先生とお話をした際に「あなたは何を目指して弓に取り組んでいますか?五段審査を受けようと思いますか?」と質問され、回答に窮してしまいました。しばらく練習もしておらず射の状態も酷いため、先ずはこの状態から抜け出したいと思うばかりで、審査を受けることは意識からすっかり離れていました。そのことをお伝えすると「弓道自体を楽しみたいということになるでしょうか?これが一番難しいことなんですよね。」と仰いました。自分としてはそんな高尚な意識は全く無く、何も考えていないか、せいぜい射会その他に参加してわやわや出来ればいい程度の頭しかなかったので、「先ずは射を治して、大会やらに参加できるようにしたいと思っています。審査については今の射では現実味が感じられないのですが、いずれは目指したいとは思っています。」とか適当なお答えをしてしまいました。
ただその後ずっと考えてみて、自分は何を目指して弓を引いているのだろうかと考えてみると、情けないことに明確な目標が無いなと思いました。学生の時は試合に向けて練習をしていましたし、昇段を目指していたときはこれが目標でしたが、いまは漫然と引いているだけだなと思います。それこそ調子がいい日に何本かだけでるような糸を引くような矢飛びで的に吸い込まれるような矢がいつも引きたいとはおもいます。しかしこれが目標かといえるかと思えばちょっと違うような感じがしますし、とは言え真善美とか飛貫中とか射即人生とか射道芸術が目標ですといえるかと思えば本当かよという感じですし。(弓道がこういう高みに繋がる可能性を持ったものだということは魅力的だと思いますが、自分自身そこまで真摯に弓道に向き合っていないという意味です。)この機会に自分の弓道感を見直す必要があるような気がしています。


唐沢山神社奉納武道大会に参加してきました!

2012-11-03 23:44:28 | Weblog


平成24年10月28日(日)、佐野市弓道場で行われた唐沢山神社奉納武道大会に参加してきました!
この大会は晴天時には唐沢山神社の屋外弓道場で行われるのですが、数日前から天気予報で雨天が予測されていたため事前に佐野市弓道会のHPで会場変更の案内がでていました。

数年前大会に参加し始めた頃初めて賞をいただいたのもこの大会でしたし、規模は大きくないですが参加を楽しみにしている大会でもあります。とはいえ数年間大会参加から遠ざかっていたため、今回5年ぶりに参加することになりました。また最近は一人で大会に行くことが多かったのですが、今回は桂林寺弓道クラブの若手メンバー(妙齢の美女2名!)が一緒に参加してくれることになり、非常に楽しみにしていました。

当日は朝から冷たい雨が降っていました。雨自体は自分雨男であることもありそんなに嫌でも無いというか、むしろ「流れが来た!」と思うくらいなのですが、とにかく寒かったです。それでもまだラッキーだったのは、この大会は学生の部と一般の部に分かれており、一般の部は開始が午後2時の予定であったため、朝早く出なくても良かったことです。これで朝早かったら相当寒かったはず。とりあえず自宅を出たのが10時でした。朝早いときは高速道路で佐野まで行くのですが、この日は同行者のお二人と雀宮、小金井でそれぞれ合流することになっていたため、小金井までは旧4号線、そこからは新4号線→50号線で佐野へ向かいました。途中でガソリン入れたりして20分ほど余計に時間がかかったこともあり、佐野市弓道場に到着したのは12時30分頃でした。そこから一端佐野市内に戻りファミレスでお昼ご飯を済ませ、道場には13時30分頃に入りました。

道場で受付を済ませ準備をしていましたが、雨天のせいもあるのかこの日は学生の部が長引いており、開始時間が30分遅れることになりました。学生の部の閉会式が終わり道場に弓具を持ち込んだのが14時15分頃でした。佐野支部の支部長の先生にご挨拶したところ、「始まるまで練習していいですよ。」とお言葉をいただき、15分間付け矢をすることができました!こういうのはこの大会ならではですね~参加者はほとんど佐野支部の方だと思うのですが、一緒に練習させていただけてラッキーでした。

競技開始は14時30分。3人立ち2射場制で行われましたが、自分達3人は最初の立ちの前射場ということになりました。大会初参加の2人はいきなりの行射となり大変だったかもしれませんが、個人的には早い立ち順が好きなのでこれもラッキーでした。とはいえ、肝心の射は4射残念(|××××|0)と酷いモノでした(涙)

最近は手の内を中心に色々いじっているのですが、前日は試行錯誤しながらも「とりあえずこういう感じで行こう」と決めた手の内が、この日は全くしっくり来なくて、弓力を体で受けるというか矢筋を捕まえることが全くできませんでした。離れも出ないものを無理矢理引きちぎって矢を発出した感じ。散々でした。。。

とはいえ、この大会に参加できたこと自体は良かったです。酷い射でしたが手の内や弓力の受け方など反省点もありましたし、次頑張ろう!という気持ちにもなりましたし。なにより久々に大会に参加できる仲間ができたと言うことが嬉しかったです!また一緒に行けるといいなあ。。。

第50回宇都宮市民体育大会に参加してきました!

2012-10-21 21:48:28 | Weblog
平成24年10月14日(日)、第50回宇都宮市民体育大会に参加してきました。
この大会は3人1チームでの地区対抗団体戦。以前別地区で出場させていただいたことがありましたが今回は富士見地区として出場させていただきました。
予選が24射で上位16チームが決勝トーナメント進出、決勝トーナメントは12射での対抗戦で行われました。

個人的には今回は特に酷い的中でした。予選は8射1中(|××××|○×××|1)でしたが、強力な的中を誇る大エースを擁していたためチームとしては予選通過。
午後も引けることになりました。

お昼休みの間同行していた妻に射型を見てもらったのですが、「右手肘が下がっていて離れが二段離れになっている」という指摘を受けました。

このことを注意しつつ午後のトーナメントに臨みました。

1回戦は4射1中(|○×××|1)。チームとしては5中。1本差で辛くも勝ち抜きました。
準々決勝は4射3中(|○×○○|3)。チームとしては7中。ここも勝ち抜きました。
準決勝は4射0中(|××××|0)。チームとしては6中。同中競射となりました。自分は外したのですが他の方が的中して勝ち抜きました。
決勝も4射0中(|××××|0)。チームとしては3中で敗退。結果、準優勝となりました。

射は結局全く思うように引けず的中も目も当てられない状態でした。
かなり足を引っ張ってしまいましたが他の方の頑張りで決勝戦まで引くことができて楽しかったです。

あれ以降練習では先生にご指導いただきながらひたすら巻藁を引き続けています。
手の内と右手の位置を修正しており、まだ上手いこといきませんが試行錯誤しているところです。
あと素引きを毎日続けており、20キロでもそれなりの矢数がかけられそうな気がしてきました。
的中はまだ望めなさそうですが、せっかくの大会シーズンなのでなるべく参加して楽しみたいと思います。

第20回栃木蔵の街県下弓道大会に参加してきました!

2012-10-09 23:59:50 | Weblog
平成24年10月8日(月、体育の日)、栃木市総合運動公園内弓道場で行われた第20回栃木蔵の街県下弓道大会に参加してきました!
(ブログひっくり返してみるとこの大会に参加するのも5年ぶりですね・・・)

この運動公園は駐車場が広くて駐車の心配が無いので、結構余裕をもって7時半頃に出発しました。
現地に着いたのは大体8時15分頃だったでしょうか。受付が始まっていましたので会費1000円を支払って済ませました。
いつもは当日受付なのですが、立ち順早いほうが好みであるので事前に申し込みを済ませておきました。
その結果6立ち目で引くことができました。(ちなみに宇都宮中央支部で事前受付は自分一人・・・)

開会式に参加後、ゴム弓を引いて順番待ちをしていました。
前週桂林寺にて練習をしていた際に、先生から次のような注意点をいただいていました。

「手の内を握りすぎ。弓が強いわけでも無いのに引き分け、会、残心で力が入りすぎている。」

このときの練習ではとにかく巻藁をずっと引いていて力の入れ加減を練習していました。
最後の方では「大分良くなった」とも言っていただけましたので、今日の大会でもとにかく手の内を握り込まないように
注意することを第一に考えていました。となると、弓力を肩根で受けられるよう大三あたりで手首の角度にも気をつけつつ、
弓手先行、肘から肩の力で引き分けるというあたりを注意することを心がけました。

午前中の四射は次の通りでした。

1本目:12時頃に的中しました。結局これがこの日一番いい矢だったかも。
2本目:7時頃に外れました。これは右手が緩んだかな?という感触でした。
3本目:2時頃に外れました。これは引き分けから矢口が開いてしまったので、右手を手先で引っ張ったかもしれません。
4本目:9時頃に的中しました。なんとか2本目、3本目の失敗を補正しつつ的に合わせた感じか。

午後の四射は次の通りでした。

1本目:前下に大きく外れました。弓手が控え気味になった結果、弓力を親指で受けた感じ。
2本目:10時頃に的中。
3本目:8時頃に外れました。弓手を振り込んだか?
4本目:9時頃に的中しました。縮んでいたのか離れが出なくなったため、弓手の肩肘と右手の肘を強引に矢筋に
    引き抜いたところ、ラッキーなことに的中しました。

的中は羽分けでしたが、離れの感触が残心でも残っていました。まだ月に3日、4日ですし矢数もかけられませんが、
練習再開してきてようやく感覚が戻りつつあるような気がしてきました。また他の皆さんの弓を見学していても、
自分はあそこで来ていないな~と思うような部分をなんとなく気づくようになってきました。
このあたりは多少進歩したかなと思います。

ともあれ、この日は天気もよく晴れており、ここの道場も雰囲気がとても好きな道場だったので大変気持ちよく引けました。
大きな大会で参加人数も多かったのですが、いろいろな方に声をかけていただいたり色々お話もできて楽しく過ごせました。

第28回与一弓道大会に参加してきました

2012-09-17 00:02:57 | Weblog
平成24年9月9日(日)、大田原市玄性寺で行われた第28回与一弓道大会
に参加してきました!
この日は朝7時15分頃に出発し、高速を使って現地に8時10分頃に到着し
ましたが、このときすでに駐車場はほぼ埋まっており、自分の車が最後の一台
でした(汗)
8時30分から受け付け開始でしたのですぐに受付に入りましたが、当日申し
込みは事前申し込み分の後に入ることになったため立順は32立目と最後の方
になりました。個人的には早い立順の方が好みですので、次からは事前申し込
みしておいた方がいいかもしれません。

開会式は9時でしたので、餅つきを見物したり与一のお墓に墓参りに行ったり
して開会式までの時間を過ごしました。
その後9時からの開会式、矢渡しに続いて前年度優勝者による甲冑武者演舞が
ありました。この演舞では甲矢が扇を射貫き、大いに盛り上がりました。

ちなみにこの与一弓道大会、競技は普通の霞的ではなく扇形の的を使用する
珍しい大会で、扇の要に的中すると要賞が出ます♪

競技開始は10時からでしたが、後ろの方の立順ということもあり2時間
程待ちました。待っている間(11時頃)にお弁当(+きなこ餅)の配布
が始まりましたので、先にお昼を頂きました。

自分の立順が回ってきたのは12時頃でした。弓を引くのは前回日光大会に
参加したとき以来でしたので、調子云々の前に弓を引く感覚がすっかり薄れ
てしまっている状況でした。とはいえ、直近の稽古で先生からご指導頂いた
手の内をまずは気をつけることにしました。また、前回この大会に参加した
際のブログ(4年前?)を読み返していたところ、力の受け方について当時
ご指導を受けていたことが書かれていましたのでこれを思い出して手先に力
が入らないように引くことを注意しました。結果は4射2中。

 |○××○|2

1本目は悪くない感じで引けたと思います。外れた矢は会の状態で手先の力
で釣ったまま離したため緩んで上と後ろに抜けました。最後はちょっと合わ
せに行った感じもありましたがなんとか的中しました。

一般の部ではこの日の参加者は115名だったかな?30位以内が入賞とな
りますが、2中は順位決定のための競射となりました。とはいえ、人数があ
まりにも多くて遠近競射だけでは決められないため、まずは振り分けのため
の1本競射が行われました。

基本自分は的中に弱く(涙)、競射する機会もなかなか少ないため、緊張しま
したが久しぶりの競射は非常に楽しかったです♪とりあえず注意点は本射と
同じく手の内の形と手先に力が入らないようにすること。射は微妙でしたが
10時頃ぎりぎりになんとか的中しました。「ラッキーだなこりゃ♪」

これで順位決定の遠近競射に残りましたが、たぶん15人前後残った内、入
賞は6人だったかな?それなりにいいところに的中しないと入れない状況で
した。ここまで残れたので十分楽しめたのですが、何しろ緊張しました。
この矢がこの日一番酷かったです。両手の力が抜けないまま会に入ってしま
い、なんとか引きちぎって離したものの馬手が持って行かれる感じで的一つ
程後ろに抜きました。遠近競射でこれは恥ずかしい・・・

という感じで、良い矢もありそうでない矢もありましたが、結果久しぶりに
1本競射、遠近競射まで引けたのは楽しかったです!2本おまけがついた感
じでした♪また射の善し悪しも自分なりには感覚が残るようになってきまし
たので、次回大会に参加するまでにはもう少し練習して引けるようにしたい
かなと思います。余裕が出たら弓力も強くしていきたいですし。