弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

審査直前予習 ~ 【基本動作の注意点】

2006-05-12 01:22:04 | Weblog
前回に引き続き、四段審査の学科試験に向けて、課題の項目についてまとめてみたいと思います。
今回は「基本動作の注意点」です。基本動作の注意点としては、以下の八項目があげられています。

1.【心】 … 「生気体」と「死気体」
 すべての動作は、確実に心に覚えて行わなければなりません。動作には実体である「生気体」と虚体である「死気体」がありますが、しっかりと心に銘じ、意識の通った動作は「生気体」となり、心が離れた形ばかりの動作は「死気体」となります。

2.【胴】 … 「胴造り」
 起居進退において最も大切なことは、「胴造り」を完成させることです。「胴造り」が完成することで自然体の動作が可能となり、容儀を正すこと(礼儀にかなった姿、態度)にもつながります。なお、「胴造り」とは射位に立ってからのみ行うことではなく、射場にはいるときから意識を置かなければなりません。

3.【目】 … 「目づかい」
 目は常に半眼に開き、鼻頭を通してやわらかで生気を持つことが肝要であるといわれています。また礼、揖、足踏み、弦調べ、物見等の動作においては、それぞれの意義をわきまえて目づかいを正しく行うべきであると言えます。このことが心気を整え、全体をとらえることにもつながります。

4.【息】 … 「息合い」
 動作は正しい呼吸に合わせて行うように注意します。これを「息合い」といい、ことに動きの短い動作ほどこの「息合い」を心がけなければなりません。習熟して「息合い」が無意識のうちにできてくると、動作も生きてくることになります。

5.「腰」 … 「腰が基幹」
 腰は身体の中心であり、すべての動作において、腰を基幹として行います。腰が据わっていなければ、身体が崩れ、動作も乱れることになります。

6.「残」 … 「残心」
 すべての動作には「残心」が伴うと言うことを意識します。動作の決まるところでは特に気を注ぎ、「残心」が伴わなければなりません。一つの動作が終わるところでは残心に注意し、動作をしっかりと締めくくって次の動作に移るようにします。

7.「間」 … 「間を整える」
 動作にはすべて間が大切になります。動作中の間を乱さぬようにするとともに、射場の状況により緩急・軽重を合わせなければなりません。間には「自身の間」「相互の間」「全体の間」があり、これらに対してよく注意を払う必要があります。

8.「確」 … 「急所〃〃を確実に」
 動作について、初めのうちはなるべく大きく、急所急所を確実に行うように心がけます。動作は習熟するに従い徐々に小さく、スラスラと自然に行われるようになります。しかし初めからこのような動作をしようとしても、実のない形骸であるといえます。

学科試験対策としては、キーワードを覚えてこれを説明できればよいのではないかと思いますが、やはりこれらのことを実感できるような稽古をしていきたいと思います。これぞまさに「生気体」かな(^^;)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かえらぶ)
2011-10-23 13:05:05
初めまして。

弓道をやって今年4年目を迎える
高一のものです。

最近、会が持てなくなってきてしまっているのですが、解決方法はありますでしょうか?

またいい練習方法などあったら
おねがいします。
Unknown (あすな)
2016-01-30 21:13:41
これ嘘ですよね。
基本動作八つって
立ち方、すわり方、歩き方、停止体の回り方、歩行中の回り方、坐しての回り方、礼、揖
の八つですよ?
てきとうなこと書かないでもらえます?
Unknown (弓太郎)
2016-12-22 23:19:14
基本動作の「注意点」八つってきちんと書かれてますよ。
嘘でも適当でもないと思いますが…。

私は有りがたく拝読しました。
Unknown (アエ)
2018-11-29 22:05:02
あすなさん・・・・・はずっw

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