新緑の頃から若葉の頃まで、早咲きの株から遅咲きの株が咲き終わる迄、実に一ヶ月以上も目を楽しませてくれます。
子供の頃、母に「遠目のツツジと言うんだよ」と聞いたことがあります。
山で、遠くから緑の中に鮮やかな橙色の花が咲いている様子は、間近で見るよりも中々の見応えです。こんな事を言うのかな?等と、今は亡き母の事が何かと偲ばれる
今日この頃です。
この花を始めて見たのは、中学に通い始めたばかりの頃です。
駅近くのお宅の庭に、鮮やかなピンクの花が鈴なりになっている立派な株でした。
タイツリ草という名前である事を知ったのは随分後のことですが、鮮やかな色と
愛らしい形のこの花を見た時の感動は、今でも時々思い出されます。我が家のタイツリ
草は、と言えば当事見た立派なものとは程遠い代物で、来年も楽しめるかどうかハラハラ、ドキドキの心配園芸です。