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お金をかけずに子供と遊ぼう!

無料or安価で遊べ、学べる施設、工場見学、社会見学で子どもと感動体験!

エーデルワイスミュージアム

2015-04-05 | 尼崎市


異食文化の会、初の遠征?で、「エーデルワイスミュージアム」へ訪れた。
ここはヨーロッパの歴史的な製菓道具類が約5000点展示されているというミュージアム。
この会の皆ならきっと興味を示してくれるに違いない~と期待して、
メンバーのKさんの運転で連れてきてもらった。
エーデルワイスミュージアムは尼崎の本社工場4階にあり、大人一人200円の入館料、要予約で見学することができる。





四階でエレベーターを降りて目に飛び込んできたベルギーやドイツ、イギリスなどヨーロッパのアンティークのお菓子の木型。
この木型に我々(私?)はすでにノックアウトされてしまった。





この動物たちの木型を見よ!
なんて!かわいいんだ~~
どの木型のデザインも素朴で愛らしく美しいものばかり・・





そして館内へ。
所狭しと並ぶお菓子の道具たち。
こちらはチョコレート型。
チョコレートの起源は約1400年前のメキシコのマヤ族によるもので、
17世紀にスペインからヨーロッパ全土へ広がったそう。
当時は苦い液体だったが、やがて砂糖やミルクが加えられ、現在のような板のチョコレートが登場するのは19世紀に入ってからだそう。
チョコレートはやはりベルギーが本場だそうでこちらのエーデルワイスでもベルギーから輸入し、菓子作りに使用しているのだという。






こちらはパン職人の部屋を再現したもの。
銅でできたボールや型などなど・・どの道具も美術品のように美しい~





ねずみなどの害虫から守るパンを保存していた棚。
店頭などに置かれてたそうだけど、なんと豪華な・・





こちらもパンキーパー。
淡い水色のホーローがとってもかわいい!





陶器でできた出産祝い用の赤ちゃんの形をした型など。
陶器の型も味わいがあっていいなあ。
ヨーロッパでは今でも陶器製のプディング型、ビスケット型、スポンジ型が使われているそう。





こちらはもっとも高価な銅製のクグロフ型。
銅板を使って職人が匠の技でコツコツと打ち出して作ったもの。
クグロフはフランスのマリーアントワネットの好物といわれ、
フランスやオーストリアのクリスマスには欠かせないものだそう。





生地を挟んで直火で焼き上げるワッフル型。
ワッフル型の原型は聖体拝領の時に信者が食する薄焼きせんべいからきてるとのことで、
焼き面には聖体が図案化されているものがあり、ワッフルの始まりは宗教と深く結びついていたことがわかる。
ちなみに日本のゴーフルはワッフルのフランス語訳だそう。





うわぁ~このパイカッターもいいなあ。





麺棒も、陶器製のものからガラス製のものまでいろいろ。





お菓子の会社の景品として作られたビスケット型のインク壺。
ほ、欲しい~。





館内にも菓子木型がたくさん。
ヨーロッパの木型の中でもベルギー、ドイツ、オランダで作られた菓子木型の中には
美術的に見ても傑作が多いそうで中には16世紀の古いものも残っており、
補修されながら200年以上も代々大切に使用されてきたものもあるのだそう。





キャンデー製造機。
みかんなどのフルーツ型がかわいい。





そして最後のコーナーにはお菓子を入れるブリキの缶のコレクションも。





お菓子のパッケージ。

まだまだすばらしい展示品はたくさんあったがきりがないのでこの辺で。
お菓子道具ひとつひとつを見てもどれも職人の魂が込められた美しい細工が見られ、
それに敬意を表して代々にわたって大切に使い続けるお菓子職人の姿も垣間見え、
ヨーロッパのお菓子文化の奥深さにあらためて感動させられた。


エーデルワイスミュージアム→HP

岸田ラムネ

2015-04-04 | 尼崎市


エーデルワイスミュージアムを出て、車を走らせた途端、私の目に飛び込んできた消え入りそうな「ラムネ菓子」の文字。
皆に、「今、ラムネ菓子って書いてあったんやけど、工場かなあ??」
と気になるそぶりを見せたら、皆察知?してくれ、Uターンして行ってみることに。
うれしい!
旦那と車で走っていても、こういうのは80%以上は却下されるんで、今までいろいろ気になるものを泣く泣く見逃してきた。
その点、この仲間は興味の対象が結構かぶっているので楽しい。





一方通行の道をぐるりと回ってきてあった気になる入り口。





「ラムネ菓子売ってます」の札が下がってる~
早速中へ入ってみることに。





大きなパレットにできたてのラムネが積まれている。
ご家族で?営まれている小さなラムネ工場だった。
奥ではちょうど一台の大きな機械が動いていてラムネ製造中だった。
年季の入ったなかなかいい機械だったのだが、ここは撮影はご遠慮をと言われたので写さず。
「岸田ラムネ」、聞いたことあったが、ここで作られてたんだなあ~
ほんのり温かいできたてのラムネも試食させていただけた。
(ラムネはできたてよりしばらく置いたものの方がおいしいのだそうだけど。)





小さな販売コーナーには、スーパーで買うよりお手頃価格になったラムネが売られていたので皆で購入。





以前、この異食文化の会でラムネ作りにもチャレンジしたこともあり、
その時ラムネ作りを教えてくれたラムネフリークのIさんがここのこのコインのような動物ラムネが一押し!
というので皆で買ってみた。
Iさんいわく、ここのラムネはコーンスターチがほんの少しダマになり舌に残るザラザラ感がいいのだ!とのこと。
なるほど、なめらか過ぎず素朴な手作り風のラムネだなあ。
お店のおばちゃんには包装ミスがあったラムネを一袋ずつおまけに頂いて、皆で満足感にひたりながら福島方面へ向かった。











森永製菓工場見学

2014-11-22 | 尼崎市



森永製菓の工場見学へ。
ここ塚口工場は全国に5箇所ある工場のうちの一つで大正10年に一番最初に造られた。
ここでは150種類のお菓子を製造、一日で1億円分のお菓子を作っているのだそう。

創業者の森永太一郎は11年のアメリカ修行の後、日本で初めて西洋菓子作りを始めたのだという。
一番最初に作ったマシュマロがエンゼルフードと呼ばれていたことにヒントを得て森永でおなじみのエンゼルマークを作ったのだそう。





工場内は桜がちょうど見頃となっていた。
甲子園球場の約3倍の敷地にある工場内にはグランドやテニスコート、専用の消防車、制服のクリーニング施設まで整えられている。





案内の方の説明を聞いた後、この工場で作られたクッキー「ムーンライト」を食べながら、チョコレート、ビスケット、ハイチュウ、ウィダーインゼリーができるまでのスライドを見る。
チョコボールのキョロちゃんが出てきて、子供にも分かりやすいスライドだ。

生地をじっくりねって短時間で焼くと「マリー」のようにパリッしたビスケットが、「マリー」の10分の1の時間ねって二倍の時間で焼き上げるとサクサクした「ムーンライト」が出来上がる。

作りたてのハイチュウはものすごくのびる。
これは原料にゼラチンが使われていて、かみ心地をよくしてるのだそう。





そして実際に作っているところを見学しに行く。
残念ながら撮影は禁止。
最初に、日本でここだけしか見れないというカカオの木が栽培されている温室を見せてもらう。
カカオの実って思ってたより大きかった・・そして実は木に直接くっつく形でなっている。
この実一つから板チョコが三枚分くらい作れるのだそう。
チョコレート原液工場の辺りからチョコレートの匂いがまわりに立ちこめていて、あまりのいいにおいにうっとり~してしまう・・

そしてチョコチップクッキーが100mのオーブンから焼きあがってベルトコンベアーに乗って出てくるところや、チョコレートが個装されパッケージへ流れるところ、などなど見学。





最後に大人には「マリービスケット」子供には「ハイチュウ」のフルーツパフェ味チョコボールの消しゴムを頂いた。

ちなみにハイチュウで一番売れているのはぶどう、二番人気はいちご、三番はパイナップル味だそう。


*現在森永製菓塚口工場の見学は行われてません


尼崎信用金庫・世界の貯金箱博物館

2014-11-06 | 尼崎市


尼崎信用金庫の世界の貯金箱博物館へ。
日本はもちろん、欧米や中南米、アジア、中東など世界60カ国の今と昔の貯金箱を約12000個収蔵しているユニークな博物館。

この黒人の貯金箱は手にコインを乗せると口にコインが入り、目を白黒させるという面白い仕掛けのもの。





貯金箱のルーツはアジアでは2100年前、青銅製の「貯貝器」だろうといわれている。
ヨーロッパでは教会献金箱がルーツだそう。
日本では縄文時代の甕が元祖・貯金箱ではないかということ。





19世紀から20世紀初め、欧米では見事な細工が施された金属工芸品の置物を兼ねた貯金箱が多く作られたという。
このアンティークの貯金箱が結構面白くて思わず詳細に写真に撮ってしまった・・





歯医者が歯を抜くと、患者さんと歯医者さんがひっくり返り、歯医者さんのポケットのコインが貯金箱に入るというもの。





パンチ(右)とシュディ(左)はイギリスの人形劇。
つまみを引くとパンチが棒をふりおろしジュディがフライパンのコインを奥へ投げ込む。





パディーと豚
豚の足がコインをはじきパディーが大きな口をあけて飲み込む。





象がコインを飲み込むと象の背中の箱の中から少年が飛び出す。





笑ったのがこの「悪徳役人」という貯金箱。
コインの重さでふところにコインが入り、役人はうなづくというもの。
役人のこの無表情さが悪徳っぽい・・





戦時中の子ども貯金箱。
戦車や爆弾型、兵隊風など色彩もどことなく暗めで時代を現わしているなあ。





江戸時代の銭箱。
金庫のようなもの?!





日本の貯金箱コーナーではダルマや福助、招き猫、七福神など縁起物の置物が貯金箱に変身したものがたくさんそろっていた。





さわって遊べるからくり貯金箱のコーナーにはコインが用意されていて、いろんな仕掛けを楽しむことができる。
子どもたち大喜び!





めちゃめちゃ大掛かりな?!貯金箱は日本銀行本店の木造模型貯金箱。
塔の中央部を取り上げるとコイン投入口がありコインは地下収納庫に貯まる仕掛けになっていて、500円硬貨だと50万円貯まるそう。





貯金箱の素材もいろいろ。
鉄、木の実、竹、ゴム、ブリキ、石膏、ガラス・・・





無料の博物館だというのに最後には記念品として、子どもにはサンリオのキャラクターの貯金箱を、大人には、持っているとどんな願い事もかなう”如意の玉”「宝珠」をかたどった陶製の貯金箱をいただけた。

あ~~面白かった・・


世界の貯金箱博物館→HP