10月25日に劇場公開となった、映画「八犬伝」を見に行ってきました。
平日の昼頃の上映であったため、場内には、前期高齢者の20名くらいの方々でした。私は、中央のやや前寄りの席
(前には誰もいない)で鑑賞してきました。
『南総里見八犬伝』は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって書かれた千葉県内安房の国が舞台となっている長編小説で、
江戸時代の 文化11年に刊行が開始され、28年をかけて天保13年に完結した、全98巻、106冊の大作とされています。
この映画は、八犬伝そのものでは無く、滝沢馬琴とその家族、そして、挿絵に関わる葛飾北斎の完成までの課程と
八犬伝の名場面シーンを組み合わせた構成となっていました。

ある映画館のサイトでは、この作品の評価は、あまり高くなく、星3.6でしたが、私は、十分楽しませて貰いました。
南総里見八犬伝と言えば、50年位前の1973年にNHK総合テレビ 月曜~金曜 18:30~18:45で、放送
された、語り・坂本九 と 人形師・辻村ジュサブローによる 連続人形劇「新八犬伝」を思い出します。
また、映画化されて1983年に公開された「新里見八犬伝」には、薬師丸ひろ子、真田広之、千葉真一
さんなどが出演されていました。

何年か前に文庫本を読みましたが、本棚から取り出して、もう一度、読み直したいと思いました。
本の厚さが3センチほど有り、読み応えがあります。もともとは、全98巻、106冊の大作ですから。