夫婦って、不思議。
赤の他人が親以上の存在になるのだ。
私達夫婦は
高校入学の日、
同じクラス
隣の席に座って以来
もう半世紀もの”おつき合い”になっている。
クラスを間違えて
遅れて教室に入ってきた男子生徒が、
(どんくさ~~)と思った子が
まさか自分の夫になるとは。
漫画じゃないけど
いまだに信じられない。
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昨日の毎日新聞の
『男の気持ち』欄。
奥様が脳出血から認知症を発症し
介護と家事の日々を送られている
Kさん(74歳)の投稿から抜粋。
<<妻の認知症は突然始まった。・・・(略)・・
妻が家に帰ってきてからぼくの介護と家事の日々が始まった。だが、自分の時間が全くないというわけではない。
妻は朝9時まで眠っているので、ぼくは5時に起きてウォーキングに出かける。帰宅後、朝食を済ませ、ゆっくり朝刊を読む。週2回は洗濯をし、他の日は煮炊きをする。
それから妻を起こし、着替えと洗面を促し、髪にシュシュを結んでやる。・・(略)・・
友人やきょうだいたちは「無理をするな」と言ってくれるが、ぼくは妻の認知症を実は楽しんでもいるのだ。「ぼくはあんたのなんや?」の問いにこれまでの答えは「おっと」だったが、最近は「わたしのだいすきなひと」と言い、ハグをするようになった。ぼくは彼女と夫婦でよかったときょうも思うのだ。>>
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私が認知症になったら、
うちの夫は
髪にシュシュを結んでくれるだろうか。
逆に夫が認知症になったら
Kさんのような気持ちになれるだろうか?・・・