義父の命日・・まだ迎えは早いですよ

2024-10-14 17:07:10 | 家族

今日は義父の命日。

ちょうど11年前の今日、

現在夫が通院して抗がん剤治療を受けている医療センターで

義母、夫、義弟、義妹、義父の姪、私、孫5人。

病室いっぱい、少ない身内全員に囲まれて

旅立ちました。

認知症ではありましたが、意識がなくなるまでは、

トイレは自力で行ったし、

(入院中、ベッドの柵を乗り越えて、トイレに一人で行こうとして、

看護師さんに何度も叱られました。)

家で居るときも ほとんど下の世話をする必要はありませんでした。

私達は楽に見送らせてもらったと思っています。

義父のような最後を見習いたい。

 

お墓参りでは いつも

夫は几帳面にお墓を磨きます。

タワシででピカピカにします。

今日 磨きながら

「まだ、もうしばらく迎えに来なくていいで・・・」

と、頼んだら、

「まあ、迎えに来て欲しいときには呼べよ!」と

義父は答えたとか。

 

 

『おじいちゃん、あなたの息子を守って下さいね』

 

 

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今日の夫

 

2回目の抗がん剤7日目

ステロイドホルモン剤を飲み終えて2日目

ステロイド服用中は、本当に元気で病人とは思えないけど。

服用なしで1日過ぎて、

やはり、だるさや疲労感が出てきます。

今、いびきをかいて眠っています。

微熱37度。

明日は、外来診察日。

 

 

 


秋が来た・・

2024-10-11 16:27:51 | 日記

 

「秋」だ!

 

この柿は、本来は渋柿で、

焼酎を振りかけて袋に入れて密封しておくと

渋が抜けてとても甘くなっている。

全国的なのかどうかわからないが、この辺では「合わせ柿」と呼ぶ。

この柿が届くと、この地方の季節は一気に秋が深まっていく。

米農家の方が、柿、土ショウガ、ミニトマト、を 新米とともに届けてくれた。

お米は1年分を米農家に直接頼んでいる。

保管もしてくれ、必要なときに家まで届けてくれる。

おかげで 最近の『米騒動』にもあわてずにすんだ。

 

頂いた土ショウガは

すぐにすりおろして、ラップに平らに広げて

冷凍しておく。

 

筋を付けておくと必要な分だけ使えて便利。

生姜は大好きで、どんな料理にも使うことが多い。

もう何年もスーパーで買ったことがない。

 

田舎に暮らすのは、いろんなことが不便で、車がなければ ほぼ生活はできない。

ちょっと都会へ 買い物に、イベントに、行きたくても 時間はもちろんかかるし、

交通費の方が高額になってしまって 「もういいか~」になることも多い。

学校とか、文化的なこととか、もーーーね。

 

でも、季節ごとに新鮮な物を味わえるというのはホントに幸せ。

ありがたい・・・

 

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本日の『夫』

 

2回目の抗がん剤4日目

ステロイドホルモン剤を大量に服用しているので、

痛みなし、発熱なし、いたって元気。

食欲も大いに有り。

便秘が続いているのが、今の最大の副作用。

指先がすこしピリピリするらしい。

昨日は しゃっくり。

しゃっくりも、副作用に出ることがあるとか。

 

見た目は髪がなくなってるだけで、

ステージ4のガン患者とはとても思えない。

 

こんな日ばかりだといいのにね・・・

 

 

 

 

 

 

 


抗がん剤治療の2回目・・食べる喜び

2024-10-09 09:08:15 | 家族

昨日は 夫の抗がん剤治療の2回目。

今回から 市内の医療センターで抗がん剤治療を受けることにした。

骨髄移植はしないと決めたので

大学病院から転院させてもらった。

 

外来での抗がん剤治療が始まった。

容態が急変した場合など 臨機応変に

状況に応じて入院治療になる予定だ。

 

夫が受ける抗がん剤治療は

<CHOP療法>

*1日目 吐き気止めの点滴(約30分)→続けて、3種類の抗がん剤の点滴(約2時間半)

* 点滴後 1日目~5日間連続で、 かなりの量のステロイドホルモン剤を内服

*その後は 21日目までお休み

*3週間が「1コース」で、「6コース」する予定

 

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血液内科の主治医は若くて茶髪の小柄な先生で、

うちの息子達よりも少し若いかな?と思う。

ドクターウェアの背中のワンポイント模様はポケモンだった。

「悪性リンパ腫です! 白血病です! 1週間2週間先はわかりませんよ」

と、可愛い顔でサラリと言われると、

ポカンとしてるのが、ますます実感がなくなる。

なんか・・・

この可愛い先生で良かったなと思う。

かなり深刻で

ある意味 絶望的な話なのに、

診察室の中が明るくて 

私達は笑顔で話しているのだ。

夫はこの先生の話し方が好きみたいだ。

主治医のことで笑えるって、ラッキーかも。

 

 

病名が確定する前に

腋の下のリンパ組織検査の組織を切除する際も、

外科の担当医師が、

これまた明るくて、軽くて軽くて

これからガンの組織検査をするってことが嘘みたいな・・

夫と、

「めちゃ軽先生で、良かったねー」

悲壮感とか、落ち込みゼロ。

深刻に話されるより気が楽だった。

お医者様の当たりは良かった!!

ラッキー\(^o^)/

 

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昨日の朝は 8時半から医療センターに入り

採血~結果待ち~主治医の診察~抗がん剤の点滴~支払い~薬局で薬をもらう

薬局を出たら15時になっていた。

腹ぺこということで、

『丸亀製麺』へ。

夫はかけうどんに天ぷら、いなり寿司も食べた。

食べられる時に食べておかないと

食欲が落ち出すと途端に食べられなくなるようだ。

冷たいご飯の方が食べやすいようで、

夜は キュウリ、お新香、ウインナーで細巻き寿司を作ったら、

結構食べられた。

食べられることに 感謝。

 

やっぱり

『食べる』ことは

とてつもない喜びだ!!!

 

 


元気なうちに会っておきたい人達・・・感謝

2024-10-07 22:50:26 | 家族

 

今朝は 孫(5歳)が通う保育園の運動会の予行演習だった。

今週末に本番の運動会があるのだ。

夫は

週末に運動会を見に行けないかもしれないので、

保育園の隣家の生け垣の陰に隠れて見ること一時間以上・・・

嬉しそうに孫の姿を眺めていた。

たぶん

来年の運動会を見ることは叶わないと思ってのことでしょう。

 

 

昨日は

同じ敷地に住む次男一家が、

近くの山の上にある牧場へピクニックに誘ってくれて

孫との楽しい思い出を

また一つ増やしてくれました。

 

近くに嫁いで暮らす娘は旦那さんが丁度晩御飯がいらなくて

ここ3日ほど、毎晩ご飯を食べにきます。

賑やかしにきてくれるのです。

 

離れた都会暮らしの長男夫婦は

離れていると余計に心配が強くて

よく電話をくれます。

 

うちの家族は今まで

割合にクールというか

普段 密に連絡を取り合ったりすることもなく、

それぞれが

好きなように

ほとんど干渉することなく暮らしてきました。

こんなに親のことを気に掛けてくれるとは、

思っていなかった。

感謝・感謝。

 

 

夫は

急に悪化して動けなくなることがあるというのを

予想してか

 

4日前

小学校からの同級生M君。

大人になってから なぜか馬が合って

夫婦共々 私は奥さんととても仲良くなって、

ずっとずっと一緒に歳を取っていくと

思っていたM君に会いに行った。

元気なうちに元気な姿で会っておきたいと。

 

3日前

高校時代からの悪友H君に会いに行った。

普段はほとんど会うことはないが

会うとすぐに悪友に戻れる仲。

突然の話に、絶句するH君。

そりゃそうだよね。

驚くよね。

 

2日前

ボランティア活動のお仲間に挨拶に行った。

5年ほど前から、夫は、

社会福祉協議会の「おもちゃ病院」のドクターになり、

ボランティアで子供達の壊れたおもちゃを修理していた。

この地域のおもちゃ病院開院の1期生として、

今年度は『副院長』を拝命していた。

 

昨日

全く突然に 

中学の同級生で 同じバスケットボール部だったT君が

沢山新鮮な卵のお裾分けにきてくれた。

T君にも連絡しておかないとね、と言っていた矢先。

「虫の知らせ」っていうの?

お正月前に会って以来連絡もせず

ご無沙汰だったのに。

言葉をなくすT君。

 

そして昨日夕方

近くに住むいとこのTちゃんに 会いに行く。

元気な時は全く連絡もせずにいた。

「お互い 歳は歳だからね・・」

「Tちゃんも 健康第一で気をつけてね」

 

ほぼ気になる人達へ挨拶は済ませたかな・・・

 

 

夫は明日から

2回目の抗がん剤治療が始まる。

明日、病院へ行って

通院での治療になるか入院になるか、主治医と相談する。

 

まさか

こんなに突然に余命を限られてしまうなんて

 

 

誰にも

わからないけど、

誰でもに 

起こるかもしれないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夫の覚悟

2024-09-30 10:32:22 | 家族

 

お盆からこちら夫の病気がわかり

入院~検査~入院~

病名と今後の治療方針が確定した。

 

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夫の病名は

『成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)急性型』

成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)は、HTLV-1というウイルス(母乳などで感染する、九州地方に多い)が原因で白血球の中のTリンパ球がガン化することにより、血液中にがん細胞が出現し、リンパ節や臓器に腫瘤ができる血液のがんです。

HTLV-1ウイルスを持つ人の約5%がATLLを発症すると言われています。

急性型の場合、抗がん剤治療だけでは治癒は望めないと考えられています。治癒を目指すには、抗がん剤で病勢が落ち着いた状態で同種造血幹細胞移植を行う必要があります。

移植のメリットとしては、唯一根治が期待できること。

(長期生存率:20% 治療関連死:30% 再発率:50%)

 

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検査を重ねるにつれ

どんどん病名が悪性になって行く。

 

とうとう

病名がわかって

あまりに突然のことに唖然とした。

このウイルスのキャリアであっても

ほとんどの人がウイルスを持ったまま

発症することなく

寿命を全うしていくというのに。

 

ホントに起こっていることなのか実感がない。

お盆まで普通に元気に暮らしてたのに。

 

思い返せば

5月のゴールデンウィーク頃から

よく熱が出たり

不調気味だった。

その時に精密検査をしてれば助かったのか

 

夫の場合

5月の時点で治療に入っていたとしても

おそらく たいして変わらない。

このウイルスが

何が原因で目覚めて発症してしまうか

わからないのだ。

「あーー! 発症しちゃったね。運が悪かったね。」

ということ、らしい。

 

宝くじが当たるのはラッキー^^

だけど

ウイルスに当たっちゃうなんてね。

 

 

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明日のことはわからない

人の寿命は決まっている

なんとなく思っていたけど、

あーーー自分にもこんなことが

突然に起こるんや。

・・・・・

 

 

この1ヶ月

病名が確定し今後どうするか決めるまで

本当にしんどかった。

夜は眠れない

食事はのどを通らない

家にいても何も手につかない。

不安感で胸に大きな塊が出来たみたいだった。

 

 

1週間前に主治医から

子供達も全員そろって

病名と骨髄移植のこと

今後の説明を聞いた。

 

夫も覚悟が出来たみたい。

私もできた・・・

 

移植はしない!

誰かにリスクを負わせてまで助かりたいとは思わないし、もう歳も歳になった。

もし もっともっと若い頃なら移植を選択するかもしれないが。

 

でも、

完治は望めないけど、標準治療の抗がん剤治療は

やってみよう!

少しの寿命延長を期待して。

ただし、もしも

抗がん剤治療の効果が全くなく、

副作用がしんどいだけの場合は

途中でやめることも選択肢には入れておく。

 

訪問看護や介護を頼んで最後の時までを家で暮らしても良し!

どんな経過をたどって行くのか

わからないから不安

でも

その時その時に

考えよう!

 

 

 

4ヶ月前の5月末

何を思ったか、

ブログなんて全く興味がなかったのに

感謝を伝えたい!

書いて見よう!と

なぜか

突然思い立った。

 

こんなことが起こると、

予見していたわけではないけど。

こんな時にこそ

ブログに記録し経過を書き残しておかねば。

泣いても 悩んでも 落ち込んでも

夫の病気が良くなるわけではない。

 

同じ時間を生きるなら

 

これからの夫との日々を

出来るなら

楽しく綴りたい・・・