松輪で10キロ

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ハセガワ 1/12 ホンダ NSR500(1989)#1 E.ローソン / #56 巨摩郡

2023年08月28日 | モデリング レポート


積みプラは罪プラ!今回の積みプラ溶かしはハセガワ 1/12 ホンダNSR500のカラバリ2台。「1989 WGP500 チャンピオン」と限定モデルの「バリバリ伝説 “巨摩郡”」の同時製作です。



せんえつながら軽くお題の説明を。

ロスマンズ・ホンダのゼッケン#1は1989年にエディ・ローソンが駆りWGP(現MotoGP)チャンピオンになったマシンです。

ずっとヤマハのエースで前年もチャンピオンを獲得したローソンが、この年ライバルのホンダへ電撃移籍。マルボロ赤→ロスマンズ青で新鮮でしたね。長島が阪神に移籍して阪神のユニフォーム着たみたいな。

直線番長ジャジャ馬のNSRを、名メカニックのアーブ金本と改良を繰り返しながらチャンピオンを獲得。そして翌年またヤマハに戻るというw




もうひとつの”GUN BOY”は、漫画「バリバリ伝説」で主人公の巨摩郡(グン)が駆ったマシン。”GUN BOY”は外人がグンにつけたニックネーム。

作中、シーズン中盤まで好調ヤマハに苦しんだホンダ勢。イギリスGPで満を持して投入されたブランニューマシンがこちら。このマシンでグンは宿敵アンダーソンを逆転し世界チャンピオンを獲得するのです。

トランポから新型登場のこのシーン。連載当時、まさに「キタ―――――ッ!!Σ」って感じで興奮したの今でも覚えてますよ。





キット内容はデカール以外、基本共通。2回作るより効率的かな?と軽い気持ちで始めたんですが。当たり前だけど作業が2倍w。ガンプラとか、手足を左右で2度同じ作業するのが割と苦痛な人なので、予想以上にストレス有w。



今回、カウル塗装に発色と隠ぺい力に定評のあるフィニッシャーズを使ったんですが、希釈率?希釈剤?気温が高かったせいか?愛用のレイウッドとの相性かな?いろいろ試すも内部で詰まりが多発。その都度、分解メンテ。



そいえばこのレイウッド。何年か前に買って凄くお気に入り。圧や細吹きとかできないけど、手軽だし静かだしオレの使い方なら十分。最新のも買っちゃおうかしら。



モチベUPのために少し進むたびに何度も仮組みし、完成を想像してニヤニヤ。




車体がある程度できてきたのでカウル類も。デカールが下地透けるらしいので、塗り分けライン系デカールだけ先に白カウルに貼ってクリアでオーバーコート。そのラインに沿ってマスキングして他色の塗分けをしていきます。



この辺りになってくると子供みたく早く完成させたくなって予定工程を飛ばしがちw。案の定、雑なマスキングで余計手が掛かるというプラモあるある?

このキット最大の難関フロントカウルの取付。98%の人は組めない。最後の最後に部品が割れたり壊れたりとかもう、先人の知恵がなければ2度とハセガワのキットは買わないと思ってしまうレベルww

何度もトライして最適解を模索。なんとか壊さず組めそうなことを確認。自分なりの答えは、「フロントフォーク後組みでカウルと同時に」&「カウルは車体下からラジエターに沿って」。。かな?w



キットに付属しないタバコのロゴは社外品を。ロスマンズのマークは金箔縁取りでクリアを吹くとひび割れるらしいので最後に貼ります。(前にホンダコレクションホールで実車見た時はこの89だけ金じゃなく銀の縁取りだったんだけどとか、細かいこと言うなって?)



と、ここまで来たとこでコレが着弾。元はというとコレとセットで積んでたNSR500を作ろうかってのが発端。しかしポチッたあと発売延期で500を2台でスタートしてたって経緯。箸休め的にちょっと開封し脱線。



実はアオシマの単車模型は初めて。疑う訳じゃないけど一旦仮組で素性を確認w。まあ、T&Hの様にはいかないし所々クセあるけどオレでもなんとかなりそう。


さて。安心した所で500に戻ります。あと少し。

と、ここでトラブル!クレオスのスーパークリアⅢを重ね吹いていったところ、全く同じ工程で進めたのになぜかグンの方だけデカールにクラックが!(泣。




何かしら起きますね、トホホ。グンのは限定だからデカールの質が違う?これはリカバりー出来ないし進めるしかない。面出しの研ぎ出し前に一旦しっかりと乾燥させます。トホホ

車体の方も最終仕上げしてこれで完成とします。カウル付けたらもう外せないのでストリップはこれで見納め。完成したら見えなくなるのになんで苦労して作ってんだオレ💦。




そして完成!ギブバーーーース!!

結局ガードナーの#2車にしちゃいました。ディテールはローソン車のまんまでゼッケンだけ②w




最後にタミヤのモデリングワックス。車や単車のボディには絶対オススメ。塗る前と後では2ランク質感⇧の仕上がりになります。














オートアートのCBと並べてみたりして。なんちゃってでトロフィー、シャンパン、月桂樹を添えて最終戦鈴鹿でチャンピオン獲得したときの雰囲気を。



「これでGUN BOYの物語はお終いです。グンが追っ掛けていたのはラルフではなく秀吉だったのかもしれませんね」なんつって。

グンの憧れのファスト・フレディーのNSR500と並べてみたらタミヤの86NSRで島崎SP作りたくなってきたw




やっぱ89はもっと濃紺だったな。フィニッシャーズのブライトブルーは87までだ。失敗。ま、完成できたからいいや。あと、2台同時とかもうやめよう。疲れるから。

いつもどおりショーケースに展示しておしまい。やっぱ500はカッコええな♡。ロスマンズは88NSR250が出来るまでもう少しそこで待っててね。




少しだけ詳しいモデリングレポート in X はコチラから



さ、少し休みながら88NSR250を作ろう。しばらくバイク模型触りたくないけど、積みプラは罪プラなので。溶かしていきますよ、どんどん。