
本日は、二本立ての仕事でした。
以前から計画していた、ハスィンと私とニサちゃんとのアラブ音楽のワークショップ。曲は、ハスィンのチョイスで、レバノンの歌手、サバーの「ザイ・エル・アサル (まるで蜂蜜のような)」でした。
オリエンタル音楽の百科事典的存在のハスィン、オリエンタル音楽のリズムとマカームに付いて、様々な知識と演奏力を持つ私と、素晴らしいダンサーのニサちゃんとのワークショップ、とても楽しく終える事が出来ました。
このワークショップでは、私はダラブッカを担当。メロディを活かす為の伴奏としてのダラブッカは、歌やメロディの歌い回しに対して、どう対応するか等、個人的には、とても成功したワークショップでした。
ニサちゃんの、振り付けを作る時の哲学も、端で聞いていて、とても興味深かったです。
夜は、フラメンコピアニストの、安藤紀子さんとのデュオで、毎回お世話になっている、阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴァイオロンでした。
あわや、お客様はゼロか、と思いきや、演奏の音に惹かれて入って来た方々がいらっしゃって、充実したライブとなりました。
このデュオでは、私は伴奏者として毎回学ぶ事が多いのですが、徐々に自信も付いて来ました。
来月は5/25(木)です。こちらもお見逃しなく。
ライブ終了後、ヴィオロンのマスターと音楽談義で盛り上がり、マスターご推薦の秘蔵レコードを、ヴィオロンの蓄音機、それもゼンマイ式の、電気を通さない本物の音で聞かせて頂けるというプレゼント付きでした。
長い1日でしたが充実の1日でした。
皆さん、ありがとうございました!

お越し頂いた皆さん(勿論、ライブ後に残って頂いた方々です。)と記念撮影。

名曲喫茶ヴィオロンのマスター御自慢の、ゼンマイ式蓄音機。レコード針から伝わった音を、金管楽器と同じ仕組みで増幅して出しているだけ。電気は一切使わない「生音」で聞く事が出来ました。営業時間中は、マスター御自身が制作された真空管アンプを通して増幅した音(これがまた凄い)だそうです。中々聞く事が出来ない音なので、とても感動しました。ヴィオロンでは毎月、蓄音機の生演奏日があるそうですので、興味のある方は、是非遊びに行って下さい。
貴重な名盤ばかりです!

マスターのこよなく愛するヴァイオリン演奏家の写真。左は「カール・フレッシュ(英語: Carl Flesch)」、右はクライスラー。マスター秘蔵のカール・フレッシュのレコードを聞かせて頂きました。やっぱり、マスターには様々教えて頂く事が沢山あります。