ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

エジプト大使館文化教育科学技術局のイベントで演奏してきました。

2013-03-30 06:17:17 | 音楽
今日は、エジプト大使館文化教育科学技術局主催のイベントで演奏してきました。前半は、亀田さんの精巧なエジプトの遺産の模型、イシス神殿、ムハンマド・アリ・モスク、スフィンクスなどの作成の仕方などの講義と実物の展示、

後半は、私(ウード)、ペタシ君(ダラブッカ)、瑞穂(ヴァイオリン)、未知子(カーヌーン)のアラディーン・カルテットの演奏、

しかも、ライス・プリンも食べれて、入場無料と言う、超お得なイベントでした。

ここでは、普段、アラビア語のレッスンの行われていて、かく言う私も、生徒で、アラビア文字と簡単な文法を見につけました。

その頃は、Dr.ミセルヒーが赴任されていましたが、12月から新しくモハメド先生が赴任されていて、事務所で待機中の間、簡単なアラビア語と日本語で会話させて頂きました。

さて、30分枠と言う当初の予定が、45分の演奏時間になってしまいましたが(笑)

今回も、頑張って、Ya Musaafer Wahedak, Sawah を歌わせて頂きました。

皆さん、楽しんで頂けたようで、良かったです。

また、アラビア語のレッスン、受けようと思います。

何事も継続ですね。

March29





リハーサルでした。

2013-03-21 03:51:56 | インポート
本日は、リハーサルでした。まだ公に内容は告知出来ないのですが、今回のプロジェクトの一部公開です。

共演は、フルート奏者の萩谷康一さんです。

萩谷さんは、ピアニストの吉川由利子と共に、「恋の鶯(うぐいす)」というアルバムを最近リリースされています。
http://oikawa-classic.com/cd/yzbl-1012_koinouguisu.html

大先輩にあたる、しかも私とは分野の違う、西洋クラシックの奏者の方と、

今回の主催の、才能あふれる天才ピアニストのT君が作曲した曲を、細かく色々と詰めていく作業は、何とも刺激的でした。

今日は、軽く、IC レコーダーでリハーサルの録音してみましたが、

スタインウェイ(由利子さんの所持品で、もう製造されていない一品)のピアノ紡ぎだされる音といい、

萩谷さんのフルートといい、本当に素晴らしい音の渦でした。

6月のレコーディングに向けて、良い作品が出来上がるよう、頑張ります!

ちなみに、今回の録音の為に、ダラブッカの練習も詰めていますが、トルコ式の左手のテクニックも、相当上達しました(笑)。

何事も、練習ですね。


PENTACOAST 独演奏会 2013 後記

2013-03-08 05:56:15 | 音楽
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写真(左からApartment、ハナカタマサキ、松尾賢)

急いで告知したので、Facebook の投稿が「自分のみ」になっていたのを自宅に帰ってきてから気づくと言う・・・(苦笑)ポカをやってしまいましたが、

今日は、友人のハナカタマサキ君による「PENTACOAST 独演奏会 2013」に、下北沢の風知空知(フーチークーチー)と言う、素敵なカフェで演奏してきました。

1番目はAPARTMENTの弾き語りで、楽曲がビートルズを彷彿とさせるようなオリジナル曲で素敵でした。

トリのマサキ君、「今日のイベントに向けて緊張しすぎて、ギターを練習しすぎて手が取れた夢を見ました。」と爆笑のMCを引き起こしてましたが、

素晴らしい演奏で、楽しめました。彼の自主制作の曲を聞いた時、弾き語りでどう再現するのだろうと思っていたのですが、

昔、彼にアドバイスした通り、ギター一本でしっかり聞かせてくれ、楽しませてくれました。

彼らの演奏を聴いて、色々とインスピレーションが沸きました。

自分も頑張らないと!!

と言う事で、兼ねてから考えていたウード1本ライブを、今年はやろうと決意した夜でした。

●出演者のウェブサイト

APARTMENT
http://www.apartment-jp.com/

ハナカタマサキ
http://www.masakihanakata.com/index.html



「ベリーダンスと音楽の夜 第82夜 後記」

2013-03-02 12:55:00 | 音楽
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遅くなりましたが!大勢に皆様にお越し頂きまして、大盛況で終えることが出来ました「ベリーダンスと音楽の夜 第82夜」でした。

今回は、Masumi さんこと、Nenuphar さんと、そのご紹介で初共演となったRhia さん、そして毎年7月にレギュラー出演していただいているFarasha さんに出演して頂きました。

今回は、1部はNenuphar さんのアイデアで、MC無しでテンポ良く進めたり、フィナーレを短くしたり、と全体的にサクサク進みましたが、

各ダンサーのパフォーマンスは、それぞれ濃い内容で、あっという間に楽しい時間が終わった!という感じでした。

初共演のRhia さんですが、物凄くエネルギッシュで、かなり日本人離れしたパフォーマンスで、客席からも「凄い迫力!!」と感嘆する声が沢山聞こえました。

Nenuphar さんは、わたしの作曲したユーラシア、そしてウンム・クルスームのエンタ・オムリと、どの曲もしっかり聞き込まれていたのが分かる位、曲のメロディーをダンスで表現した、と言うのがピッタリのパフォーマンスでした。

個人的には、ユーラシアを、帯のようなヴェールを使って表現していたのを見て、何か日本的だなぁ、なんて思いました。

アラディーンにとっても、大事なパートナーになっているFarashaさんですが、エシュタヤアマルのイシス・ウィングを使ったパフォーマンスと言い、チキチキで見せたトライバル・フュージョンといい、ペタシ君との息の合った即興のドラム・ソロと言い圧巻だったと思います。

ともあれ、Nenuphar さんは、いつも新しい人を起用したり、以前は、ミュージシャンを育ててきたり、常味さんのFarha の結成の切っ掛けを作ったりと、本当にありがたい存在だと思います。

やはり、それぞれ人の繋がりが大事であって、個性の違う、お互いを尊敬し合い、共に盛り立てようとする中にこそ、本当の意味での舞台芸術が現れるのだと、

実感した夜でした。

また、皆さんよろしくお願い致します!