えんがわ

猫の事とか仕事の事とか映画の事とか。・・・何でもいっか。

「やつがれとチビ」

2009-01-06 23:28:04 | よんでる(マンガ&小説)
猫好きならば知っている、「くるねこ大和」さんの最新刊。
ブログも毎日見ているし、本「くるねこ大和」も3巻持っている。
なので、絵本が出たとゆー事で当然それも買い。

・・・・・騙された・・・・・・っ。

っても、悪い意味ではなく。
そーゆー内容だったとは・・・騙されたっ

「やつがれ」とゆー猫。←名前ではなく、「自分(ぼく)」をさす言葉
(江戸言葉で話すあたりは、くるさんの江戸好きがしのばれる。)
「チビ」とゆー仔猫。
「先生」とゆー鍼治療師。
主要人(猫)物はこの3ぴき。
1枚1コマで物語は進む。

「やつがれ」は竹やぶの中で「チビ」と出会い、拾う。
男のコなのに、赤ちゃん猫に夢中になっていく様はなんとも微笑ましい
哺乳瓶でミルクを与え、「女は顔じゃねぇ」と慰め、
「チビ」の目が開いて可愛い顔になっていくと「顔がいいにこしたこたぁねえ」(笑)

「やつがれ」と「チビ」の小さな生活。
膝の上のかすかな重み。
一緒にご飯を食べる楽しさ。
一途に自分を慕う瞳の輝き。
絵がシンプルな分、言葉数が少ない分、そこにあるわずかな情報だけで
「やつがれ」と「チビ」がどういった生活をしていたかが垣間見える。
散らばるオモチャや震えるシッポ。
猫飼いならばどれも見慣れていて、「やつがれ」を自分のように感じるかも。
だから、泣けてくる。

大晦日に本を買って、それから読む度に泣いてしまった。
泣き納めと、泣き始めをこの本でしてしまったよ。
そして、温かくて少しせつない読後感を残してその後の「やつがれ」と「チビ」を
心に思い浮かべる。



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2 コメント

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泣く (もも)
2009-01-07 16:12:34
松ちゃん、にゃんこネタ2連発。
こちらでもごあいさつをば。
本年もよろしくお願い致します。

女番長のブログも松ちゃんの影響で、
ずっと見てたのに。
今、見てきました。
また元気になって、どSセリフでどやして
欲しい・・。うう・・。

やつがれとちびも、買わなきゃ!
と思っていたところ。くるねこさんは
本当に猫の描写が上手ですねー。
もうツボで、かわいくて切なくて、泣いたり
笑ったり私も大ファンです。

出会いと別れについてまた考えますね。
今が今。大事に毎日を一緒に生きたい。
また強く思わされる記事ふたつ。ありがとうです。

それではまた。
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泣いちゃうね (松ちゃん)
2009-01-07 19:28:35
ももさん、こんち。
今年もじゃんじゃか猫道歩いていきましょうねー。

社長の事は、もう何がなんだか・・・。
自分ちの事のように、もう落ち着かないです。
昨夜何度社長の夢を見て起きたか・・・。
早く画像のようないつもの社長に戻って欲しい!!

「やつがれとチビ」は・・・行間とゆーか、隙間を見るとホントに泣ける。
私達は、この小さな体の生き物をどれだけ愛しているんでしょうね。
自分(人間)とは全く違うこの生き物。
生のサイクルの違う生き物。
でも、何度泣いてもいい位に愛している。
それだけは間違いないと、本当に思う。
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