フっくん、クリア！

フっくん病院。血液検査。
隙をついて洗濯ネットに入れ、キャリーへ。
そしてキナを捕獲しようとするも、逃げられる。。。
一度はネットに入れたのに・・・・・。
あまりフウをネット＆キャリーに長く入れておきたくないので、
とりあえず先にフっくんを連れて行く。

FeLV＋FIV検査。
陰性！やた！
ジンくんに続いてフウくんもセーフ。
この分ならライくんとキナっちも大丈夫かも。だといいな。

警戒心の強いキナはずっと私に近寄らず・・・。
いいさ。
また金曜に行くし。
今度はキナを先に捕まえよう。
ライはそう難しくないし。



病院頑張ったフっくん。いいコだね＾＾
フウも警戒心バリバリなので、写真があまり撮れません。。。
ケータイのシャッター音に驚いて動いたからブレてしまった。
もっともっと可愛いのになー。
フウ、体重が３．３５キロに増えました。
ライとジンが３．８キロだからちょっとやっぱ小さいね。
でもいっぱい遊んでご飯も食べてるもんね。
これからもっと大きくなっていくもんね＾＾
おかーちゃんにいっぱい面倒見させてね。
そんで・・・早くおかーちゃんに慣れてね^^;

むくみ

ここ数日、足が痛いです。
特に左足の膝から下。
股関節も痛むから（疲れているのかなぁ・・・）と思っていた。
（昔から疲れると股関節が痛む。と言うかリンパ節が痛む）
が、土曜の棚卸の日。
久し振りに通しだったんだけど、その日は朝から足が痛くて
職場の試供品のパップ剤を貼っていた。
普通ならこれで乗り切れるのが、時間が経つほどに痛みが増す。
う～む・・・コレは何だろう？？

残業しての帰宅後、靴下脱ぐと足がぱんぱんに。
もう「腫れている」状態。
えー、何コレっ？！
むくんでるのっ？！
えっ、でも脛が凄いんですけど・・・コレむくみっ？！ホントっ？！

・・・むくみです。。。
押すとくっきり指の痕が(-_-;)
今までも足がむくんだ事はある。
立ち仕事だしね、無縁ではない。
だが、ここまでヒドイむくみは初めて・・・。
そりゃ痛いはずだわ。こんなに腫れちゃってるんだから。

左のリンパ節が痛む。
これは水分うんぬんではなく、リンパの流れが悪いんだわ。。。
代謝が衰えている。。。
左って、ちょうど卵巣がダメな方側。
今、月二回目の生理中で（もういらんがなっ！！）それと関係あるのかな。
子宮筋腫はどの辺にあるんだっけ？？
ああ、今度検査結果聞くとき一緒に聞いておこう。

お風呂につかりながら腫れ上がった足をマッサージ。
それでも昨日１日ずっと痛いままだった。
今日は職場で「メディキュット」を購入。
朝から履いていたら、痛みがそうひどくならなかった。
休憩時間は靴を脱いで足首を伸ばしたりとした。
帰宅してメディキュットを脱ぐと、むくみはそうヒドクない。
うん、やっぱコレだね！
リンパも一昨日程痛まなかったし。
これから仕事ではメディキュットを着用しよう。
って、すでに一足持ってはいたんだけど、暫くはいてなかったんだよね～。
元々そんなむくまない体質だったし。

あまりに痛いのが続くようなら「寝ながらメディキュット」も買おうかと思ったけど、
まだそこまでしなくても大丈夫かな。
あ、私別に「メディキュット」の回し者ではありませんから^^;
ま、あれだ。疲れをためないよーにしろと。
自分の身体のメンテはしっかりしておけと、そーゆー事でございますな。はい。

これにて・・・

サビちゃんベビーず、全て保護終了。
最後の最後まで手を焼かせたお嬢ちゃまです。
今日で丸２日、うちにいる。
女子なので早めに手術を受けさせたい。
なにしろ「男」が３匹いるからねぇ。。。（兄弟だけど）
明後日血液検査にフっくんと一緒に行って、出来れば一番で手術。

これでもう本当に、マジに打ち止めにせねば。
え～と、７匹・・・ですか。
にゃんずの隙間に私が住まわせてもらっているって感じですな。はっは。。。
でも「七福神」ってゆーし。
ま、私の人生の選択肢としては「アリ」だよな。うん。

名前・・・名前は・・・「ナツ（夏生まれだから）」「キナ（兄弟がきなこ色だから）」
「マイ（サビ猫＝べっこう＝タイマイ）」・・・・・。
語感、字面としては「キナ」が好み。
どうでしょうか？

経過・４

あ～、ジンくんの「遊んで」攻撃が凄まじいです。
オモチャを咥えて持ってきては「遊んで」とエンドレス。
もう可愛いです。
おとなしいのは寝ている時だけです。
そりゃもう可愛いです。

さて、血液検査の結果、ジンくん白血球が正常値に戻りました！！
検査結果オールクリア！！
これでワクチン接種が出来ます。去勢手術も出来ます。
もちろん、「うちのコ」のままです。
次はフウくんの血液検査。
済んだらジンくんと同じワクチン接種→去勢手術といく予定。

問題は・・・ライくん。
くしゃみは変わらず。
お腹ゆるいのも変わらず。
そして、クラミジア感染による、結膜炎と・・・。
ジンかフウ、どちらかからの感染なのか、元々持っていたのか。
投薬が１０日延びました。
目薬もイヤがりながら受けている。
なので、目の症状は治まってきた。
不安なのはくしゃみが続いている事・・・。
先にフウ・ジンがワクチン接種受けるようになりそうだな。
頑張ろうね。
おかーちゃんも頑張るからね！

経過・３

昨日、携帯に動物病院から留守電。
月曜に採った採血が、何でも間違った検査をされてしまったよう。
なので、ワケわからず、でも仕方なくジンくん今日２度目の採血に。
病院が開くのは９時。
ご飯を食べさせない方がいいと言われていたので、かわいそうだけど
皆朝食抜きで待っててもらう。
当然私も抜き。
（自分だけ食べるワケにはいかんわなぁ。。。）
９時ジャストに病院に行って、採血してもらう。
ジンはキャリーに入れて病院着くまでは「きゃーきゃー」鳴くんだけど
着いてからはとてもおとなしい。
診察台の上でもじっとしていたようで、先生の「いいコだね～」の声に
待合室にいる私の顔が緩む。
うんうん、いいコでしょう。いいコなんですよ＾＾

で、本日の採血料は無論タダ。
お詫びにフロントラインを２ついただいた。
何でも肝臓の検査をされてしまったようで。。。
いや、知りたいのは白血球だから・・・。
でも、月曜に飛沫検査を軽くしたらしく、その結果もやはり白血球が少なかったようだ。
「ちょっと少なかったですね」と言われた。

うーん・・・「ちょっと」ならばいいのだけど。
夜間センターの時は「かなり」少なかったから。
どうなのかな。「ちょっと」になっていればいいな。

他に誰も来ていなかったので、ライの事を話してきた。
くしゃみがまだ出ている事、まだ少し下痢気味な事。
ご飯はしっかり食べてくれている。
暴れん坊で遊んでいる。
でもくしゃみが気になる・・・。
来週までに体調が変わらないようなら、別の薬も加えてみましょうと。

外のコでいるのはよほどの運がなければ生き続けていられないって事なんだよね・・・。

チビッコ毛玉～ずと遊びつつ、グミちゃとも遊びつつ、ベイビーを甘やかし
リン姫を撫でる。
帰宅するとあっとゆー間に２時間くらい経ってしまう。
職場が異動になって良かった！！
１時間早く帰れて良かった！！ホント。
人生って、なるようになるーーーと言うか、なるべき方向に動いているのねぇ。
１年後の自分なんか想像出来ないけど、１年後のうちのコ達は今私が守る事が出来る。
そう思うと頑張れるんだ。

残念でした。。。

私の病院。検査結果。

「え～とね、うん・・・またダメだったのね。失敗です」

・・・・・先生・・・だから「失敗」ってゆーのヤメテ・・・

「中にはいるんですよね、頑固なのが。抗生剤の効かないやつ」
はあ・・・そーですか。頑固なんですか。私みたいですね、そりゃやっかいですね。
「ってゆー事は、もう除菌出来ないって事ですよね・・・？（２回目だし）」
「まあそうですね。でもほとんどの人はピロリ菌持ってますから。
７０％は持ってるんです」
「はあ・・・（でも頑固なピロリん持ってる人ってのはもうちょっと少ないっすよね。。。）」
「で、次は１０月にしましょう。胃カメラ」

きゃ～～～～～～っでたっ

「いやあの、無理ですっ」
「潰瘍痕があるしね、１年に一回はやらないと。１０月５日に予約入れます」
勝手に決めないでっ。勝手に話進めないでっ。先生こっち向いてっ・・・
「５日に来て、それで胃カメラの日を決めましょう」
「・・・本当に無理です・・・」
「細いカメラ使うから」←自分がやるんじゃないのにー。。。
「もう本当にダメなんです・・・」
「秋には鼻からの胃カメラが入る予定だし」
「えっ」
「やっと導入出来るのね、たぶん秋には。だから１０月はそれになるかも」
・・・・・もしそうだったら・・・喉さえ通らなかったら・・・出来るかも・・・。
それで、もしまだだったら・・・その時は丁重にお断りします。
「・・・期待しています」

胃カメラなんて毎年やってたらストレスで今度こそ胃に穴開くわっ
鼻からのも「痛い」とは聞くけど、まだマシでしょ。
大腸内視鏡よりは痛くないはずだし。
市立病院さま、ほんっとに期待してますので、よろしくです

さて、ジンくん。
血液検査に行ってきました。
結果は来週、ライくんを診てもらう時に。
白血球増えているといいな。
今日のジンはとても良いコでした。
診察台の上で暴れる事なく。
あごニキビの消毒もお願いしたのだけど、その時も嫌がらず。
先生も「いいコだね～」と撫で撫で。
体重が３．８キロになっていました。
１週間で４００ｇ近く増えた。
ちゃんとご飯食べているものね

ライもご飯を食べるようになりました。
でもまだすっかり回復ではない。
くしゃみもまだしているし。ちょい下痢気味のままだし。
ま、昨日の今日だからね。
先生も「２～３日かかるかも」と言っていたし。大丈夫。
もうちょっとだ。きっともう少しで落ち着く。うん。

経過・２

ライ病院。
今朝元気がなかった。
ご飯も食べない。
隅っこでじっとしている。
良かった。今日は遅番。仕事前に病院に連れて行ける。

病院では少し暴れたけど、比較的おとなしい。
先生も「元気だったらきっと暴れているでしょう」だって。
熱が３９℃越していた。
くしゃみもしている事から感染しているおそれあり。
少し下痢気味。
ダニがいると言われ、ダニ駆除と寄生虫駆除。
インターフェロン６日分処方。
フウも一緒にワクチン接種させたいので、兄弟感染を防ぐ為に
フウの分もインターフェロンを貰う。
うまくいけば、ジンも一緒にワクチン接種出来るようになるかも。
明日行って、血液検査の結果しだい。
ワクチン後は去勢手術だ。

チビッコは楽～。
薬も仔猫用ミルクに混ぜればちゃんとキレイに飲んでくれる。
一応仔猫用離乳食も用意して、それにも混ぜてみたけどどっちもOK。
ジンはすっかり元気になったので、シリンジで飲ませると抵抗するようになったのだ。
元気なのは嬉しいけど、ちゃんと薬飲んでくれないとね。
水もしっかり飲んでくれているし、白血球増えているといいな。

ジンの前に自分の病院を済ませなければ。
こっちの検査結果も重要。
来週はまた検査だし。
私が健康でいないとにゃんずの病院代が稼げない^^;




おっちゃんの夢を見た。
どんなだったか今はもう覚えていないけど、おっちゃんがいた。
ごつい顔で「にゃぁ」と言っていた。
お刺身を食べて嬉しそうにしている顔と同じだった。

しーちゃんが凄く甘えたになっている。
時間の許す限り、しーちゃんのそばに行って話しかけるようにしている。

経過

今日のジンとフウ。
朝は外に出たがった。
今までなら朝になってご飯を食べた後、私が玄関を開けるから。
でももううちのコだからね。
特にジンくんは今外に出て、もしケガや風邪でもひいたら大変なんだよ。
何度も「外に出たい」と言われたけど、だめだめ。
おかーちゃんはね、もっと大きなお兄ちゃんに何度もそれやられているから
チビッコのあなた達に鳴かれるくらい、どーって事ないんだよ。
ビー兄ちゃんは実力行使もしてくれたからね(-_-;)

心配なのは、ジンのおしっこ（センターで膀胱を絞ってもらった）と
水分補給。
フウのもーもー（う＠ち）。
帰宅後トイレチェックすると夜の分と合わせて十分人数（匹数）分以上の
もーもーがあった。
フウは夕べお腹マッサージしたから出たみたい。
さっきお腹触ったら柔らかかった。
ジンもお水を飲んでくれた。
あ、薬もちゃんとシリンジで飲んだ。
ご飯もちゃんと食べてくれたし、夜だから「外行きたい」とは言わない。
たくさん遊んで、やっと寝てくれた。ジンは膝上で寝ている。
熱も下がって、食べるし飲むし遊ぶし。
薬が効いてくれるといいな。
フウもね、体が一回り小さいけど、頑張ろうね。

ライ・フウ・ジン

茶トラ３兄弟をそう名付けて「うちのコ」にします。

昨日の夜帰宅すると一番元気のいいコが姿を現さなかった。
確か朝、一度外に出てそれから戻ってきていたはずだったけど・・・？
朝はおっちゃんをお寺さんに連れて行くので、あまり注意を払っていなかった。
でも確か家にいるはず。
皆にご飯を用意し、トイレ掃除をし、自分のご飯を食べ。

・・・おかしい。
あのコは家にいるはずなんだけど？？
もしかして具合が悪いとか？！
あちこち捜して、ロフトにいるのを見つける。
「・・・どうしたの？具合悪い？どっか痛い・・・・・？」
マザーボールの上で、ただじっとしている。
触れると喉をごろごろ。
でも、下に降りてこない。

明日は休み。朝イチで病院に連れていける。
だけど、その間に何かあったらどうするの？
おっちゃんは救えなかった。手遅れだった。
迷うな。
もう迷うな。
おっちゃんが教えてくれた事を無駄にするな！
「迷ったら動け」！

タクシーで深夜救急動物センターに行く。
以前ビーを連れて行ったところ。
キャリーの中で、やっと鳴き声を出す。
センターに着いて診察台に出すと暴れだし逃げ出す。
なんとか捕まえて、診察。
熱が４０度超す。
興奮しているからかなのかどうか、その時点では不明。
血液検査とレントゲン。

結果、白血球が異常に少ない事が判明。
ただこれも興奮している状態なので多少誤差はあるらしい。
らしいけど、それにしても少ない。
脾臓も大きい。
エイズは陰性。
白血球が少ないと去勢手術は出来ない。
入院させて朝また検査して、白血球を調べる手立てもあるが
ちょっと遠方からタクシーで来た私を見て、
「近くに行きつけの病院があればそちらで検査を」となった。
水分補給の点滴をしてもらう。
今のところ、何か「病状」が出ていると言う事はない。
帰宅後少し落ち着いて静かに寝る。

今朝いつもの病院にレントゲン写真を持って連れて行く。
センターからは血液検査の結果と診察内容がFAX済み。
脾臓と白血球から診ると、もしかしたら「リンパ腫」の疑いもあり。
でも体にその兆候はない。
免疫を上げる療法を行うことにする。
１０日間インターフェロンを飲ませて、その後血液検査。
今日は少しご飯を食べた。

その後、もう１匹の歩き方のおかしいコを診てもらう。
こっちも暴れて大変だったけど、捕獲してレントゲン撮影。
通常猫は脊椎が７本ある。
このコは６本。
ひとつ足りない。
足や腰に問題があるのではなく、脊椎だった。
先天性のもので、そのせいで歩き方が変だったんだ。
神経系統に問題が出る場合もあるし、便秘をしている事から
内臓にも問題が出る可能性がある。
もちろん今の段階では普通に生活出来ているし、今後も何もなく過ごせるかもしれない。
どちらにしても要注意して様子を見る事が必要。

なので、里子に出せればーーーと思っていたけど、「うちのコ」に。
名前は元気印くん（白血球の少ないコ）が「ジン」。
もう一方が「フウ」。
ライが雷神なら風神もいるでしょ。
で、神で皆繋がる。
下にある写真で、顔まで茶トラ模様なのがジン。
鼻のあたりが白いのがフウ。

うん、いいよ。
おかーちゃんなんとか出来るよ。
６匹くらい面倒見れなくてどーするさ。
こっちゃオトナなんだぜ。働いているんだぜ。
今度はライくんを診てもらおうね。




月曜の朝７時半。
おっちゃんを連れて家を出た。
しーちゃんが挨拶に来てくれた。
「これからおっちゃんね、お寺さんに行くの。
そこでちゃんと見てもらうからね。
バイバイって言おうね」
しーちゃんは途中まで一緒についてきた。

タクシーで小田原にある成願寺まで。
おっちゃんをおろして、お坊さんに読経を上げてもらった瞬間に涙が出た。
お線香を上げる手が震えた。
合わせる手が震えた。
私は無宗派で、特に宗教を考えた事はなかったけど
宗教っていうのはこういう時の為にあるのだと思った。
おっちゃんはもう大丈夫なのだ。
もう苦しむ事もない。
もう何の心配もない。
おっちゃんはもう安全なのだ。
どこの誰よりも安全なのだ。
何度もおっちゃんを撫でて、そう思った。
極楽浄土というのがあるのなら、きっとおっちゃんはそこにいる。

おっちゃん

「おっちゃん」と呼んでいました。

初めて会ったのは約１年前。
なんか薄汚れていて、体大きくてゴツくて面構えもコワそうで。
この辺のボスなのかなと。
うちでご飯が食べられると知っていたようで、毎日来るようになった。
最初は（う～ん・・・）と思っていたけど、それでもだんだんとお互いに慣れてきて
ちょっとだみ声混じりだけど「にゃあぁん」と可愛く喋ってくれるようになった。

何度かふっと姿を現さなくなる時があって、私はその度にどうかしたのじゃないかと心配した。
長くて１週間ちょっと、短くて２日。
でも、ちゃんと戻ってきてくれていた。
しーちゃんとも仲良しになって、よく一緒に寝ていた。
お刺身が好きで、生の牛肉も好きで、生卵も好きなおっちゃん。
私が休みの日の夜、駅前のにゃんこにご飯を持っていくと
しーちゃんと一緒について歩いてきた。
途中途中でごろんと横になって「撫でて」と催促。
お腹や顔を撫でられると気持ち良さそうにしていた。
歩きながらしーちゃんに体をぶつけ、大好きとアピール。
本当に仲良し。

火曜日までは姿を見た。
水曜からまた姿が見えなくなった。
金曜の夕方、６時過ぎに外へ出て猫用に用意してある寝床のダンボールを見ると、
そこにいた。
吐血していた。

その姿を見て、このコはもうだめなんだ・・・と思った。
病院に連れて行くか迷ったけど、状態から見てだめなのは素人でもわかる。
連れていくか、このままでいさせるか、迷う。
おっちゃんの口元を拭いて、汚れたフリースを拭いて、（どうする？）。
どうすれば一番おっちゃんにいい・・・？

暫くしてまた見に行くと、今度は猫ベッドの中にいた。

このままいさせよう。
おっちゃんがこの場所がいいなら、このままでいい。
頭を撫でて「ずっとここにいなさい」と言う。

夜、おっちゃんは姿を消した。
朝も見えなかった。
昨日はアパートの掃除の日で、仕事行く前に猫ベッドを片付けていった。
帰宅すると玄関横に吐血跡。
ベッドの下に敷いているすのこの上にもついていた。
おっちゃんが来たんだ。
来て、ベッドがなくて私を待っていたんだ。
水で洗い流した血は、まだそんなに固まっていなかった。
ベッドを用意して、何度も様子を見に出たけどおっちゃんはいない。

すぐそばの山にでも入ったのかも・・・。
そんなに遠くには行かないはず。行けないはず。
あの様子じゃ長くはもたない。
おっちゃん、どこに行ったんだろう。
ベッド用意したよ。
もう一度来てごらん。
ちゃんとベッドあるよ。


今朝、おっちゃんを見つけた。

アパートの向かいの駐車場の隅に。
砂利の上で横たわっているおっちゃんがいた。

「・・・・・・・」
すぐにわかった。
寝ているのじゃないと。
「・・・おっちゃん・・・おっちゃん」呼んだけど、もう聞こえない。

私はまた迷った。
なんて醜い。
これから仕事に行かなければいけない。
どうやって触れる？
このまま見なかった事に・・・・・・。

私は醜い。
最低の偽善者。
そういう事を、一瞬でも思った。

駐車場の隅のおっちゃん。
アパートの２階通路から見る私。
他には誰もいない。
誰にも私が見た事を知られていない。


それで？

誰か、近所の人がその内気付くだろう。
それで、おっちゃんはきっと、「処理」される。
ゴミのように・・・・・？

でも、おっちゃんは「ゴミ」じゃない。
部屋に戻ってダンボールとバスタオルを持って下に降りる。
おっちゃんに近付く。
ごめんね、おっちゃん。
いつからここにいたのかな。
オバちゃん、気付かなかった。こんな近くにいたのに。
おっちゃんを１人で逝かせちゃった。
オバちゃんはいつもいつも、やる事がだめだね。
それでも、おっちゃんはここに来たんだね。
お山には行かずに、オバちゃんにすぐ見つけてもらえるように？
それなのに、ごめんね、オバちゃんずるかったね。

バスタオルにおっちゃんをくるむ。
ああ、そうじゃない。
全然いやじゃないじゃない。
なのに、私は迷ったんだ。
おっちゃんをこのままにーーーなんて、考えたんだ。

ダンボールにおっちゃんを入れて、気付くとしーちゃんがいた。
こちらには近寄ってこなかった。
しーちゃんはここにおっちゃんがいるって、知っていたんだね。
大丈夫。おっちゃんはオバちゃんが面倒見るから。
ごめんね。
しーちゃんの大事なお友達なのに、放っておいてごめんね。
自分勝手でごめんね。

おっちゃんは家にいる。
花を買ってきて入れた。
ご飯も入れた。
明日の朝、お寺に連れて行く。
うちでお骨を持っている事は出来ないけど、おっちゃんが淋しくないように
皆と一緒の場所にいれるようにするからね。
もうどこにも行かなくていいからね。


おっちゃんはどこで生まれたんだろう。
いくつだったんだろう。
「おっちゃん」と呼んでいたけど、きっと若いよね。
色んな事を考える。
もっとおっちゃんに何か出来たのじゃないか。
病院に連れていくべきだったんじゃないか。
土曜の夜、おっちゃんを捜しに出かけるべきだったんじゃないか。
おっちゃんは何を考えていたのかな・・・。
こんな私の事、少しは「でもいいや」と思ってくれたのかな。

１人にしてしまってごめんなさい。
寂しい思いをさせてしまってごめんなさい。

おっちゃん。
オバちゃん、もっと頑張るから。
だから・・・・・・・ごめんなさい・・・