又七の不定記

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それでもやはり鳶は鷹を生まない

2006-03-07 07:30:50 | etc.
 単細胞生物を除き,生き物の体は細胞の集合体である。
 体を構成する細胞は全て同じ遺伝子を持っている。
 たった一つの細胞から分裂し,体ができる。
 途中までは同じ形の細胞が分裂して増えていくだけ。
 ある時,細胞はそれぞれの役割を果たすためにそれぞれ違う形へと変化し始める。

 何がそうさせるのか?
 細胞は皆,自分の位置を知っているのか?
 そこで何をすべきか知っているのか?
 それを,どうやって知り得たのか?

 目は目となり,葉は葉となる。シマウマには縞があり,花は美しい色を付ける。生殖細胞は減数分裂し,再び結合して命となる。


 受容する情報の違いで異なる性質へ変化するのなら,これは同一の遺伝子を持っていても異なる表現型を持った個体へ成長する可能性を意味する。
 さらに,DNAはシャッフルされる。
 よって,親と全く同じ遺伝子を持つ子ができる確率は限りなく0に近く,親と全く同じ表現型を持つ子ができる確率は限りなく0に等しい。

 受容する情報の違いで異なる性質へ変化するのなら,異なる遺伝子を持っていても同じ表現型をもつ個体が出現する可能性も意味している。
 よって,全く違う親から全く同じ表現型を持った生物が生まれる確率も0ではない。
 それでもやはり鳶は鷹を生まない。

 そもそも細胞が分裂し器官へ分化するきっかけは何?
 外的な要因であるなら,桑実胚の片側から反対側までの極僅かな距離の違いで細胞が受容する情報が変わるのか?
 内的な要因であるなら,桑実胚中のどの細胞がどうやって情報を発するのか?

 神が創った謎解きはまだ解けそうにない。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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受精卵の段階で細胞の中になんかの物質のグラディエントがあるっていう話は、だいぶ前に出とったような気がする。そのあとの話はだいぶ解析がすすんどるよーだよ。 (FM)
2006-03-07 21:53:59
解析したから、全貌がわかる、というもんでもないけど。
返信する
FMさんどうもです。 (又七)
2006-03-07 23:26:37
ここはとりあえず試験サービス中なんで、まだこそっとね。
本サービスに移行してからリンク張ろうと思ってます。
返信する

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