鋼60話!!牛様、お疲れ様ッス!
今月も今月ですが、個人的にはメチャクチャ萌えまくり。ハイテンションでネタバレお届け。恐ろしく長いです。腐女子要素を含むのでご注意。
今日は有耶無耶のさやさまと某駅付近で飲み+二人で席を並べてガンガンを読むという不思議な状況に。読み終わった後の状況をそのままチャットにしたいくらいだった。
今月もイシュバール編です。もう第二期軍部祭り!!というか、イシュバラ祭りというか。私、大興奮でございました。バリバリにネタバレますので、よろしく。
サブタイ「神の不在」。もうこれだけで重々しいですね。さやちゃん曰く「遠藤周作かよ」。『海と毒薬』とか『沈黙』ですかね。文学史の授業を思い出しましたよ…。
冒頭は前々回と同じく、ホークアイの父親がらみで始まります。鷹父の墓の前で、ロイとリザの会話。なんでホークアイはスーツ一丁なのに、ロイはコートまで着ているのでしょう。そんなに寒がりですか。木の葉の加減からいって、冬なんでしょうな。鷹父もずいぶん温かそうなローブを着てたし>先月
リザの身の上語り。
・母はとっくに死んでいる。→トリシャと同様に錬金術師の夫を持つと苦労のあまり早死にするということでしょうか(違)
・父も母も家族と疎遠で、親戚の話を聞いたことがない→案の定、駆け落ち系だと思われます。
マスタング「何か困ったことがあったらいつでも軍部にたずねて来い。たぶん一生軍にいるから」
すでにマスタングは「一生軍にいる」という決意を固めているようです。先月、鷹父と話していたときも、軍のためが大衆のためになると考えていると主張していたように、その決意は根深いようです。一体なぜ、そう思うようになったのだろうなぁ。別に大衆のためというのならば、他にも道はあるはずだし?軍に固執する理由が気になる。だって彼のそこまでの決意を持ってしても、軍人として戦うことに苦しんでいるから。(後述)
リザ「死なないでくださいね」なんとなく若い女の子の単純な発想っぽい発言。本気で愛している人にいうならともかく、社交辞令的に言われてもな(苦笑)
ロイ「不吉なこというなぁ」顔に斜線と汗たらたら。後ろのカラスが不吉さをあおる(笑)
ロイ「この国の礎の一つとなって皆をこの手で守ることができれば、幸せだと思っているよ」この国の礎の一つって、人柱…(爆)ここでは流石に「俺、大総統になってやる!」なんてブチはしませんでしたよ…。
「青臭い夢を話してしまったな」って、お前らそんなに年齢差ないだろう!おっさんか!!>ロイ
リザがとうとう「秘伝」について語りだす。
リザ「背中を託してよいですか」
うわっ!!!キター!!!『背中』
例のアレ、首筋から見えてますよ。この子、この時は隠してないんだね…?髪も短いし。狙撃兵時代のリザは隠してるんだよ。やはりグラマン将軍が隠せといったのかな?
ロイは、やたらとリザに「”背中”は任せる」って言ってるなぁって思ってたんだけど、もともとはリザの「”背中”を託された」わけなんだね。リザの「皆が幸せに暮らせる未来」という夢を託された。リザの背中の重みは、自分が背負うから、俺の背中はお前の背中ってこと?!(考えすぎです多分。)背中で支えあう仲ってかんじですか?はぁ・・・・・・。
リザの”守るべき人”っていうのは、ロイ個人というよりは、『自分を含めた世界(少なくともアメストリス)の未来を幸せにする錬金術(父の遺産)を継ぐもの』なのかもしれない。
秘伝の話をしているところから、リザの顔は、微妙な角度でしか描かれない。最後には、二人はシルエットになってしまう。このあたり、リザの弱り具合の描かれ方がすごいなぁと思う。だって、キッとにらみつけるように「背中を託してよいですか」と言ったっていい。でも、うつむいたまま、正面を向かないリザは…孤独感…とか重い…。
そのままシルエットが、イシュバール人の死骸に重なり、時間転換。巧い。(秘伝の伝授はあっさり行われた模様。やはりビジュアル化するのは少年誌では無理だから?!違)
やはり横顔のリザ。大人びた表情。ここではピアスをつけている。
やたらと情けない顔のロイ。あのころの約束は一体なんだったんだろうという悔恨。あのころ軍でなそうと思い描いていたことが、何一つ出来ていないのではないか。
多角的に詰め込まれる戦場シーン。ロイも、アームストロングも、消し炭になったイシュバール人、治療をするユーリ、そして半分本体に戻ったようなエンヴィー。
戦争への「なぜ?」答えは「仕事だから」だろう?というキンブリー。
なぜそれが仕事なのだ?疑問はもう一歩踏み込まなければならない。そこで思考を止めてはいけない。しかし、そこで思考を止めたほうが、罪悪感を感じなくて済む。
若いキンブリー……すいません、あまりにツボすぎてダメです。丁寧語で紳士風な似非インテリ・偽悪趣味サイコー。(爆)ごめんなさい、本当にキンブリー…たまんないっ。いや、今月は全般にオッサンがタマラナイのですが。(もっと頭悪い)ジビコちゃんから、ほんっとサド系の男ダメだねといわれました。
キンブリー「そこのお嬢さん(リザのこと)、『私は嫌々やっている』という顔をしている」
リザ「殺しは楽しくなんかありませんから…」
リザちゃん、自分の仕事を「殺し」っていうんだぁ。うわー。それもどうだ。「狙撃」じゃなくて「殺し」が楽しくないんだねとか、私はつっこむよー。と思ったら案の定…
キンブリー「自分の腕前にうぬぼれ、仕事に達成感を感じる瞬間が少しでもないと言い切れますか?」
一人殺した=誰かを助けたといことにもなるしなぁ。現に、先月はヒューズとロイが助けられているわけで。
しかしあまりにご丁寧な口調が嫌味度1000%だったため、ロイが逆切れします。
襟首を掴まれてもキンブリーは冷静なままです。
キンブリーの台詞、長いので意訳します。
「錬金術で殺すのも、銃で殺すのも、一人殺すのも、何千人殺すのも、同じだ。それを覚悟して軍人になったのだから、自分の選んだ道で被害者ぶるな」「死から目を背けるな。前を見ろ。貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ」
同階級だから、同じ錬金術師だから、ロイは「正当なこと」を言われて、反論できません。
ロイもリザも青いです。そしてロイは…BLUEでも、まだ割り切れていない。逡巡し続ける。それのヘタレ度合いが私の愛すべき点でもありますが。それが、彼の部下を捨てきれない甘さでもあるのですが。それが、この物語の最終的な救済に繋がるのだとは思うのですが。
自分の選んだ罪から目を背けるな。ということは、至極最もです。ロイにも、リザにもその覚悟が足りない。その点、ヒューズは覚悟しているのです。もっとも家庭的で優しさにあふれていたヒューズのほうが、ずっと割り切っているのです。苦しくても黙ってるという彼の男の精神はすごいです。
自分の選んだ罪から目を背けるな。それはここには登場しない、母を錬成しそこなったエルリック兄弟においても言えるのです。彼らは自らの罪の証を、鎧と機械鎧という形で、常に眼前に突きつけられ続ける。その世界だけで完結してしまえば、それは自己憐憫でしかない。お互いの哀れみの連環の中では、成長はない。だから、罪は後悔するだけものではなく、反省すべきものなのではないでしょうか。
美味しいところを持ってくなぁ>若いキンブリー。(キンブリーについての萌えは後日別記事にします。)
戦場のひと時の休息中、そんな青臭い甘えた会話をし、出撃の時間が来る。ヒューズは全部見ていたようです。彼はこの青い議論に加わらない。ヒューズは「”死にたくねぇ”ただそれだけだ」とだけ言う。最も人間の根源的欲求です。彼の中の帰結は「仕事」ではなく、その原始的な欲求にすり替えます。彼だって、それが詭弁だと言うことは理解している。自分が死にたくないのと同じように、敵もまた死にたくないと思っている。しかし、仕事=敵の死よりも、自分の死=敵の死の方が、等価交換として許容できるということなのでしょう。
「理由はいつだって単純だよ、ロイ」
ヒューズはシンプルに物事を見ます。物事を考えるときに、感情を避けて考えられるタイプの人なのでしょう。彼だからこそ、第五研究所の謎に近づけた。だからこそ、ヒューズは死んでしまったのでしょう。たぶんロイの甘さは、彼の目を曇らせている。そして、第五研究所で起こっていた出来事も、実は「単純な誰かの欲望」が原因なのかもしれません。
シーンは変わって、アームストロングがイシュバール人の子供を抱きしめて号泣自失しています。はっきり言ってこんな奴が戦場にいたら迷惑です。自分が納得する・しないというのは、自分の中で解決すべきことであって、周囲にダダモレにするものではない。特に極限的な状況ならば。
誰しもが「おかしい」「殺したくない」と薄々感じているのならば、「迷い」をあらわにするものというは、癌細胞のようなものでしかない。それは全体の士気を下げ、集中力をそぎ、致命傷となる。
まぁこのフェスラー准将も相当アホですが。部下に向かって「死ぬ気で行け!」って、自分は高みの見物ですから。ここで、表面上は従いながらもホゾを噛んでいるヒューズがたまらないです。ついでに言えば、ヒューズの隣に居る人も超好みです。(顔が)
ロアが「オレ達を使い捨ての駒としか思ってねぇのか」とつぶやきます。
そしてグラン登場です。なんか、グラン、、、今まで名前だけしか出てきてないから、アニメなイメージでいたら、すげーカッコイイんですけど。というか最終兵器並みの強さです。ラオウかと思いました。(違)
大佐なのに前線に突っ込みます。また言うことがマンガっぽいというか、B級映画っぽいというか、オーバーゼスチュアというか、芝居がかってるというか…かっこいいです。
「我が名は鉄血の錬金術師 バスク・グラン。鉄と血、すなわち兵器と兵士。この見こそ戦の先駆けにならんでなんとする!!」
鉄=兵器、血=兵士ですか。上これだけやる気に溢れるプレイングマネージャーだと、部下はゲンナリするか、熱血でついていくか、二つに一つなのですが…「大佐を死なせるな!」部下に愛されてるようです。まーこれだけ強くて、ちゃんと部下を人間扱いしていて、判断も正確で早いとなれば、信頼は高いでしょうなぁ。
フェスラー准将のほとんど作戦とも言えない作戦に、内心イラついていたヒューズに出撃命令が下る。さやちゃんが「あー、なんか上司にケッと思っていたら自分に振られるって、リアルだなぁ」と言ってました。ほんとです(苦笑)
ここで、ヒューズの部下名がズラズラと登場。ご存知のとおり、鋼世界の登場人物は第二次大戦の戦闘機に関する名前が多い。
確かにフォッケウルフ社のFw190D(通称:長ッ鼻のドーラ)、同シリーズにアントンもあるらしい。メッサーシュミット社のBf109B1(ベルタ)、同C-1(シーザー)、同D-1(ドーラ)などがある。カウフマンという戦闘機は発見できず。だがアメリカにその名の駆逐艦があるようだ。
しかし、この制式番号でピンとこないだろうか?これドイツのフォネティックコードなのだ。(無線で文字を間違えないために使う言い方。日本語で言うと、あさひの”あ”、いろはの”い”。NTT式はアメリカのA、ブリテンの”B”など。米軍系・自衛隊系で言うとAlfa,Bravo,Charlieって言えば、亡国のイージスなどを見ていた人にはわかるかな?)
A=アントン、B=ベルタ、C=シーザー、D=ドーラ、EFGHIJがなくて、K=カウフマン。
で、大幅に脱線しました。NATOフォネティックコードについてのリンク
えっと、自分の覚書みたいになってきたよ・・・。少なくとも11人はヒューズ隊にいたってことね。E-Jは戦死でないことを祈ろう。
というまもなく、死にます。ざっくりと。(TT)血を流しながら、浅い息をこぼし、死にたくないという兵士。ヒューズが傷口押さえても…。うーん。重いよ…。
そこに白旗。イシュバラの最高責任者ロウ登場。自分と引き換えに、残っているイシュバール人全員を助けて欲しいのでブラッドレイに会わせろと。
ヒューズはきちんと敵にも礼を尽くす。もちろんグランも。そして戦闘は一時中断される。ところが、フェスラー准将は…殲滅しろ!の一点張り。こいつ士官教育受けたのか?つーか、なんでこんなに偉いんだ。どっかのお偉いさんのボンボンとかじゃねぇの?絶対に叩き上げじゃない。(苦笑)
グランが恐ろしいことを言う。
「戦場における士官の二割が、部下に殺されたものらしいですよ」
どこの統計情報ですか。(滝汗)ろくでなしの部下だと、死ぬからなぁ。こっちも必死にならざるをえないけど。ズドンと一発でフェスラー准将はフェスラー中将におなりになりました。(合掌)
それを見ていたヒューズ。まいったなという表情のあと「・・・流れ弾だ」と。わざわざ言う。平然と。前を見つめて。ヒューズは目を背けない。ここで流れ弾だと言う誤魔化しは、欺瞞ではない。そう処理するのがベストという冷静な判断だよなぁ。うわーヒューズ黒~(萌←ヤメレ)
あっさり「次の指揮権は儂か」とか言って、グランが指揮を取り始める。ベルモット少尉って、ヒューズの副官の人の名前かしら~?ドイツ語読みするとヴェルムートかな?>さやちゃん。
酒の名前だよー。ドライさんが出てきて、「俺達二人でマティーニでーす」とか言われたら笑う。(意味不明の方はカクテルレシピ集をご覧ください)
…大総統、キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
ひぃーカッコイイ、オッサン萌え
目つきの悪さが、ダブルのロングが、オールバックが、眼帯が、ヒゲが、ひじのつきかたが、足の組み方が、目じりのしわが、頬のこけ方が・・・(ヤメレ)
ロウが条件を切り出すと
大総統「貴様一人で残り数万のイシュバール人を助けろと?同等の価値があると?自惚れも大概にせよ、人間」
うわー、「人間」だって。すでに読者は彼が元人間であって、今は間であることを知っているわけで。キッツイっす。
「一人の命はそのもの一人分の価値しかなく、それ以上にも以下にもならん。替えはきかん。殲滅も止めん。」
実はこれはある種の正論なわけで。一人の命が地球より重いとかいうのは、やっぱりどうなの?って私は思っちゃう人間だし。もちろん、一人の命をないがしろに言うわけじゃないですけどね。
さっすがにヒューズも汗たらたらですわ。普通の戦争ならこの手の取引は有効だ。なんらかの目的があるのならば、目的さえかなえば、戦争を続けることは自軍の浪費でしかない。大総統の目的は、イシュバール人を支配することではなく(ならば、ロウの申し出は有効になる)、殲滅そのものにあるから、交渉の意味はないということだ。
イシュバール人が「人でなしめ!」「神の鉄槌が下るぞ!」と呪詛をはく。
人でなしはともかく、神を信じない人間に、神の罰が下ると言う無意味さを彼らは理解できない。
大総統「イシュバール人が滅びようとしている今になっても神は現れん。いつどこに神は現れ、貴様らを救うのかね?そもそも神とはなんだ?弱気人間が寄る辺が欲しくて作り出した偶像ではないのか?」
うーん、、、、、この辺は遠藤周作先生にお任せするとしようか。しかし偶像であっても、それで救われたと思うのならば、それはそれでよいと私は思う。救いが、命を助けることかどうか、というのも、定義されていないしね。死んだほうが永遠の命とか、神のお側にっていう発想もあるかもしれないし。常に信じるものが救われるのだ。
イシュバール人が次々と大総統に呪詛をなげかける。その様を見ているヒューズと副官君。ヒューズ「おまえ宗教なに?」「これといって信奉しているものはありません。しかしこの先特定の宗教を選ぶことになったとしてもイシュバラ教は選びません」「俺もだよ。神サマに見捨てられた宗教なんか願い下げだ」
・・・ヒューズヒドイ・・・。
所詮人間みんな足掻いてるわけじゃん?それこそ「皆がいるから頑張れる!」ってのも同じでさ、信じ、愛するものがあれば、頑張れるし、そこに救いはあるんじゃないのかなぁ。それが神という名であろうと、なかろうと。そういう意味で言うと、ヒューズの神は、家族だったのかもしれない。
大総統が夕日をバックに「神は人間によって創りあげられた。人の手によるものに過ぎん。ならば我々に鉄槌を下しに来るのは、神ではなく、あくまで”人間”だろうな」
うわ、映画のようです。やっぱり人間は、人間のせいで滅びるのかもしれないと、思ったりします。自然から生まれた人間が自然を壊し、自然と対称のものを人工と呼ぶように。
シーンはアエルゴに。(アエルゴ軍からイシュバール人は兵器の横流しを受けて、アメストリスと対立していた)アエルゴの収容所、まるで某強制収容所のようです。アエルゴは、イシュバール人の亡命を受け入れていないようです。では、なんのためにアエルゴはイシュバールを使って、アメストリスと対立しようとしたのか。
アメストリスの国軍力を、対イシュバールで浪費させ、そこへ漬け込もうとしたのか?この辺は材料が少なすぎるのでパス。イシュバール人の悲痛な叫びが響きます。
シーンはロックベル夫妻に。運ばれてくるのは子供ばかり。大人は死ぬまで戦えということなのでしょうか。ウィンリィの母は、自分の子供と同じ年くらいの戦争で傷ついた子供達を泣きながら治療し続けます。このシーンは泣ける(><)不安げに待つ、エド・アル・ウィンリィ。エドがウィンリィの頭を撫でていて、ちょっと守ってやるぞ風でよいです。
つづいてロックベル夫婦のいる地区に殲滅作戦が下りる。キンブリー登場。キンブリーは事故に見せかけてロックベル夫婦を殺すというような話をしています。
そしてスカー兄弟へ。兄はとうとう刺青をしています。右腕が分解、左腕が再構築と、違う模様が入っています。頭で理解して、右腕で分解して、左腕で再構築するという循環をつくるのでしょう。
錬成の等価交換で兄は右腕以外を持っていかれ、弟は右腕を持っていかれた・・・のでしょうか。それをロックベルが繋げて・・・分解の力で・・・どうなってしまうのか。この夫婦とスカーの関係は来月で明らかになるのでしょう。
そうそう、スカーなんですけど、まだスカー(傷)がありません。そして誰も彼の名前を呼んでいないのです。本来の名を。彼の名には、何か秘密があるのかもしれません。(さやちゃんが神様と同じ名前なんじゃないのー?などと言ってました。マリアとか、ヨゼフとか、モハメッドとか、そういう系ってことですね?)
兄の周囲にいる人たちは、錬金術・錬丹術がイシュバラの禁忌だとは言いません。力には力を、復讐のためには、この程度の禁忌は許されるといわんばかりです。
そこへいよいよキンブリー隊が・・・。次号へ。
来月でイシュバール終わるんじゃないかなぁ。戦場という日常はすでに十分描かれて、スカーの話が終われば、ロイとヒューズのエピソードっていうのは・・・もうこれ以上描かれないんじゃないかと。リザとロイの話も、後はもう殲滅戦後のことだと思うし。
今月のヒューズの戦い方を見ていると、本当にロイは「人間兵器」として一人で投入されていたのかもと思う。ヒューズのチームプレイを見た後だと、ロイの周りに人がいなさ過ぎるし、ロイが戦ってるシーンで、ロイが部下に指令を出しているシーンはないので。
今月も今月ですが、個人的にはメチャクチャ萌えまくり。ハイテンションでネタバレお届け。恐ろしく長いです。腐女子要素を含むのでご注意。
今日は有耶無耶のさやさまと某駅付近で飲み+二人で席を並べてガンガンを読むという不思議な状況に。読み終わった後の状況をそのままチャットにしたいくらいだった。
今月もイシュバール編です。もう第二期軍部祭り!!というか、イシュバラ祭りというか。私、大興奮でございました。バリバリにネタバレますので、よろしく。
サブタイ「神の不在」。もうこれだけで重々しいですね。さやちゃん曰く「遠藤周作かよ」。『海と毒薬』とか『沈黙』ですかね。文学史の授業を思い出しましたよ…。
冒頭は前々回と同じく、ホークアイの父親がらみで始まります。鷹父の墓の前で、ロイとリザの会話。なんでホークアイはスーツ一丁なのに、ロイはコートまで着ているのでしょう。そんなに寒がりですか。木の葉の加減からいって、冬なんでしょうな。鷹父もずいぶん温かそうなローブを着てたし>先月
リザの身の上語り。
・母はとっくに死んでいる。→トリシャと同様に錬金術師の夫を持つと苦労のあまり早死にするということでしょうか(違)
・父も母も家族と疎遠で、親戚の話を聞いたことがない→案の定、駆け落ち系だと思われます。
マスタング「何か困ったことがあったらいつでも軍部にたずねて来い。たぶん一生軍にいるから」
すでにマスタングは「一生軍にいる」という決意を固めているようです。先月、鷹父と話していたときも、軍のためが大衆のためになると考えていると主張していたように、その決意は根深いようです。一体なぜ、そう思うようになったのだろうなぁ。別に大衆のためというのならば、他にも道はあるはずだし?軍に固執する理由が気になる。だって彼のそこまでの決意を持ってしても、軍人として戦うことに苦しんでいるから。(後述)
リザ「死なないでくださいね」なんとなく若い女の子の単純な発想っぽい発言。本気で愛している人にいうならともかく、社交辞令的に言われてもな(苦笑)
ロイ「不吉なこというなぁ」顔に斜線と汗たらたら。後ろのカラスが不吉さをあおる(笑)
ロイ「この国の礎の一つとなって皆をこの手で守ることができれば、幸せだと思っているよ」この国の礎の一つって、人柱…(爆)ここでは流石に「俺、大総統になってやる!」なんてブチはしませんでしたよ…。
「青臭い夢を話してしまったな」って、お前らそんなに年齢差ないだろう!おっさんか!!>ロイ
リザがとうとう「秘伝」について語りだす。
リザ「背中を託してよいですか」
うわっ!!!キター!!!『背中』
例のアレ、首筋から見えてますよ。この子、この時は隠してないんだね…?髪も短いし。狙撃兵時代のリザは隠してるんだよ。やはりグラマン将軍が隠せといったのかな?
ロイは、やたらとリザに「”背中”は任せる」って言ってるなぁって思ってたんだけど、もともとはリザの「”背中”を託された」わけなんだね。リザの「皆が幸せに暮らせる未来」という夢を託された。リザの背中の重みは、自分が背負うから、俺の背中はお前の背中ってこと?!(考えすぎです多分。)背中で支えあう仲ってかんじですか?はぁ・・・・・・。
リザの”守るべき人”っていうのは、ロイ個人というよりは、『自分を含めた世界(少なくともアメストリス)の未来を幸せにする錬金術(父の遺産)を継ぐもの』なのかもしれない。
秘伝の話をしているところから、リザの顔は、微妙な角度でしか描かれない。最後には、二人はシルエットになってしまう。このあたり、リザの弱り具合の描かれ方がすごいなぁと思う。だって、キッとにらみつけるように「背中を託してよいですか」と言ったっていい。でも、うつむいたまま、正面を向かないリザは…孤独感…とか重い…。
そのままシルエットが、イシュバール人の死骸に重なり、時間転換。巧い。(秘伝の伝授はあっさり行われた模様。やはりビジュアル化するのは少年誌では無理だから?!違)
やはり横顔のリザ。大人びた表情。ここではピアスをつけている。
やたらと情けない顔のロイ。あのころの約束は一体なんだったんだろうという悔恨。あのころ軍でなそうと思い描いていたことが、何一つ出来ていないのではないか。
多角的に詰め込まれる戦場シーン。ロイも、アームストロングも、消し炭になったイシュバール人、治療をするユーリ、そして半分本体に戻ったようなエンヴィー。
戦争への「なぜ?」答えは「仕事だから」だろう?というキンブリー。
なぜそれが仕事なのだ?疑問はもう一歩踏み込まなければならない。そこで思考を止めてはいけない。しかし、そこで思考を止めたほうが、罪悪感を感じなくて済む。
若いキンブリー……すいません、あまりにツボすぎてダメです。丁寧語で紳士風な似非インテリ・偽悪趣味サイコー。(爆)ごめんなさい、本当にキンブリー…たまんないっ。いや、今月は全般にオッサンがタマラナイのですが。(もっと頭悪い)ジビコちゃんから、ほんっとサド系の男ダメだねといわれました。
キンブリー「そこのお嬢さん(リザのこと)、『私は嫌々やっている』という顔をしている」
リザ「殺しは楽しくなんかありませんから…」
リザちゃん、自分の仕事を「殺し」っていうんだぁ。うわー。それもどうだ。「狙撃」じゃなくて「殺し」が楽しくないんだねとか、私はつっこむよー。と思ったら案の定…
キンブリー「自分の腕前にうぬぼれ、仕事に達成感を感じる瞬間が少しでもないと言い切れますか?」
一人殺した=誰かを助けたといことにもなるしなぁ。現に、先月はヒューズとロイが助けられているわけで。
しかしあまりにご丁寧な口調が嫌味度1000%だったため、ロイが逆切れします。
襟首を掴まれてもキンブリーは冷静なままです。
キンブリーの台詞、長いので意訳します。
「錬金術で殺すのも、銃で殺すのも、一人殺すのも、何千人殺すのも、同じだ。それを覚悟して軍人になったのだから、自分の選んだ道で被害者ぶるな」「死から目を背けるな。前を見ろ。貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ」
同階級だから、同じ錬金術師だから、ロイは「正当なこと」を言われて、反論できません。
ロイもリザも青いです。そしてロイは…BLUEでも、まだ割り切れていない。逡巡し続ける。それのヘタレ度合いが私の愛すべき点でもありますが。それが、彼の部下を捨てきれない甘さでもあるのですが。それが、この物語の最終的な救済に繋がるのだとは思うのですが。
自分の選んだ罪から目を背けるな。ということは、至極最もです。ロイにも、リザにもその覚悟が足りない。その点、ヒューズは覚悟しているのです。もっとも家庭的で優しさにあふれていたヒューズのほうが、ずっと割り切っているのです。苦しくても黙ってるという彼の男の精神はすごいです。
自分の選んだ罪から目を背けるな。それはここには登場しない、母を錬成しそこなったエルリック兄弟においても言えるのです。彼らは自らの罪の証を、鎧と機械鎧という形で、常に眼前に突きつけられ続ける。その世界だけで完結してしまえば、それは自己憐憫でしかない。お互いの哀れみの連環の中では、成長はない。だから、罪は後悔するだけものではなく、反省すべきものなのではないでしょうか。
美味しいところを持ってくなぁ>若いキンブリー。(キンブリーについての萌えは後日別記事にします。)
戦場のひと時の休息中、そんな青臭い甘えた会話をし、出撃の時間が来る。ヒューズは全部見ていたようです。彼はこの青い議論に加わらない。ヒューズは「”死にたくねぇ”ただそれだけだ」とだけ言う。最も人間の根源的欲求です。彼の中の帰結は「仕事」ではなく、その原始的な欲求にすり替えます。彼だって、それが詭弁だと言うことは理解している。自分が死にたくないのと同じように、敵もまた死にたくないと思っている。しかし、仕事=敵の死よりも、自分の死=敵の死の方が、等価交換として許容できるということなのでしょう。
「理由はいつだって単純だよ、ロイ」
ヒューズはシンプルに物事を見ます。物事を考えるときに、感情を避けて考えられるタイプの人なのでしょう。彼だからこそ、第五研究所の謎に近づけた。だからこそ、ヒューズは死んでしまったのでしょう。たぶんロイの甘さは、彼の目を曇らせている。そして、第五研究所で起こっていた出来事も、実は「単純な誰かの欲望」が原因なのかもしれません。
シーンは変わって、アームストロングがイシュバール人の子供を抱きしめて号泣自失しています。はっきり言ってこんな奴が戦場にいたら迷惑です。自分が納得する・しないというのは、自分の中で解決すべきことであって、周囲にダダモレにするものではない。特に極限的な状況ならば。
誰しもが「おかしい」「殺したくない」と薄々感じているのならば、「迷い」をあらわにするものというは、癌細胞のようなものでしかない。それは全体の士気を下げ、集中力をそぎ、致命傷となる。
まぁこのフェスラー准将も相当アホですが。部下に向かって「死ぬ気で行け!」って、自分は高みの見物ですから。ここで、表面上は従いながらもホゾを噛んでいるヒューズがたまらないです。ついでに言えば、ヒューズの隣に居る人も超好みです。(顔が)
ロアが「オレ達を使い捨ての駒としか思ってねぇのか」とつぶやきます。
そしてグラン登場です。なんか、グラン、、、今まで名前だけしか出てきてないから、アニメなイメージでいたら、すげーカッコイイんですけど。というか最終兵器並みの強さです。ラオウかと思いました。(違)
大佐なのに前線に突っ込みます。また言うことがマンガっぽいというか、B級映画っぽいというか、オーバーゼスチュアというか、芝居がかってるというか…かっこいいです。
「我が名は鉄血の錬金術師 バスク・グラン。鉄と血、すなわち兵器と兵士。この見こそ戦の先駆けにならんでなんとする!!」
鉄=兵器、血=兵士ですか。上これだけやる気に溢れるプレイングマネージャーだと、部下はゲンナリするか、熱血でついていくか、二つに一つなのですが…「大佐を死なせるな!」部下に愛されてるようです。まーこれだけ強くて、ちゃんと部下を人間扱いしていて、判断も正確で早いとなれば、信頼は高いでしょうなぁ。
フェスラー准将のほとんど作戦とも言えない作戦に、内心イラついていたヒューズに出撃命令が下る。さやちゃんが「あー、なんか上司にケッと思っていたら自分に振られるって、リアルだなぁ」と言ってました。ほんとです(苦笑)
ここで、ヒューズの部下名がズラズラと登場。ご存知のとおり、鋼世界の登場人物は第二次大戦の戦闘機に関する名前が多い。
確かにフォッケウルフ社のFw190D(通称:長ッ鼻のドーラ)、同シリーズにアントンもあるらしい。メッサーシュミット社のBf109B1(ベルタ)、同C-1(シーザー)、同D-1(ドーラ)などがある。カウフマンという戦闘機は発見できず。だがアメリカにその名の駆逐艦があるようだ。
しかし、この制式番号でピンとこないだろうか?これドイツのフォネティックコードなのだ。(無線で文字を間違えないために使う言い方。日本語で言うと、あさひの”あ”、いろはの”い”。NTT式はアメリカのA、ブリテンの”B”など。米軍系・自衛隊系で言うとAlfa,Bravo,Charlieって言えば、亡国のイージスなどを見ていた人にはわかるかな?)
A=アントン、B=ベルタ、C=シーザー、D=ドーラ、EFGHIJがなくて、K=カウフマン。
で、大幅に脱線しました。NATOフォネティックコードについてのリンク
えっと、自分の覚書みたいになってきたよ・・・。少なくとも11人はヒューズ隊にいたってことね。E-Jは戦死でないことを祈ろう。
というまもなく、死にます。ざっくりと。(TT)血を流しながら、浅い息をこぼし、死にたくないという兵士。ヒューズが傷口押さえても…。うーん。重いよ…。
そこに白旗。イシュバラの最高責任者ロウ登場。自分と引き換えに、残っているイシュバール人全員を助けて欲しいのでブラッドレイに会わせろと。
ヒューズはきちんと敵にも礼を尽くす。もちろんグランも。そして戦闘は一時中断される。ところが、フェスラー准将は…殲滅しろ!の一点張り。こいつ士官教育受けたのか?つーか、なんでこんなに偉いんだ。どっかのお偉いさんのボンボンとかじゃねぇの?絶対に叩き上げじゃない。(苦笑)
グランが恐ろしいことを言う。
「戦場における士官の二割が、部下に殺されたものらしいですよ」
どこの統計情報ですか。(滝汗)ろくでなしの部下だと、死ぬからなぁ。こっちも必死にならざるをえないけど。ズドンと一発でフェスラー准将はフェスラー中将におなりになりました。(合掌)
それを見ていたヒューズ。まいったなという表情のあと「・・・流れ弾だ」と。わざわざ言う。平然と。前を見つめて。ヒューズは目を背けない。ここで流れ弾だと言う誤魔化しは、欺瞞ではない。そう処理するのがベストという冷静な判断だよなぁ。うわーヒューズ黒~(萌←ヤメレ)
あっさり「次の指揮権は儂か」とか言って、グランが指揮を取り始める。ベルモット少尉って、ヒューズの副官の人の名前かしら~?ドイツ語読みするとヴェルムートかな?>さやちゃん。
酒の名前だよー。ドライさんが出てきて、「俺達二人でマティーニでーす」とか言われたら笑う。(意味不明の方はカクテルレシピ集をご覧ください)
…大総統、キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
ひぃーカッコイイ、オッサン萌え
目つきの悪さが、ダブルのロングが、オールバックが、眼帯が、ヒゲが、ひじのつきかたが、足の組み方が、目じりのしわが、頬のこけ方が・・・(ヤメレ)
ロウが条件を切り出すと
大総統「貴様一人で残り数万のイシュバール人を助けろと?同等の価値があると?自惚れも大概にせよ、人間」
うわー、「人間」だって。すでに読者は彼が元人間であって、今は間であることを知っているわけで。キッツイっす。
「一人の命はそのもの一人分の価値しかなく、それ以上にも以下にもならん。替えはきかん。殲滅も止めん。」
実はこれはある種の正論なわけで。一人の命が地球より重いとかいうのは、やっぱりどうなの?って私は思っちゃう人間だし。もちろん、一人の命をないがしろに言うわけじゃないですけどね。
さっすがにヒューズも汗たらたらですわ。普通の戦争ならこの手の取引は有効だ。なんらかの目的があるのならば、目的さえかなえば、戦争を続けることは自軍の浪費でしかない。大総統の目的は、イシュバール人を支配することではなく(ならば、ロウの申し出は有効になる)、殲滅そのものにあるから、交渉の意味はないということだ。
イシュバール人が「人でなしめ!」「神の鉄槌が下るぞ!」と呪詛をはく。
人でなしはともかく、神を信じない人間に、神の罰が下ると言う無意味さを彼らは理解できない。
大総統「イシュバール人が滅びようとしている今になっても神は現れん。いつどこに神は現れ、貴様らを救うのかね?そもそも神とはなんだ?弱気人間が寄る辺が欲しくて作り出した偶像ではないのか?」
うーん、、、、、この辺は遠藤周作先生にお任せするとしようか。しかし偶像であっても、それで救われたと思うのならば、それはそれでよいと私は思う。救いが、命を助けることかどうか、というのも、定義されていないしね。死んだほうが永遠の命とか、神のお側にっていう発想もあるかもしれないし。常に信じるものが救われるのだ。
イシュバール人が次々と大総統に呪詛をなげかける。その様を見ているヒューズと副官君。ヒューズ「おまえ宗教なに?」「これといって信奉しているものはありません。しかしこの先特定の宗教を選ぶことになったとしてもイシュバラ教は選びません」「俺もだよ。神サマに見捨てられた宗教なんか願い下げだ」
・・・ヒューズヒドイ・・・。
所詮人間みんな足掻いてるわけじゃん?それこそ「皆がいるから頑張れる!」ってのも同じでさ、信じ、愛するものがあれば、頑張れるし、そこに救いはあるんじゃないのかなぁ。それが神という名であろうと、なかろうと。そういう意味で言うと、ヒューズの神は、家族だったのかもしれない。
大総統が夕日をバックに「神は人間によって創りあげられた。人の手によるものに過ぎん。ならば我々に鉄槌を下しに来るのは、神ではなく、あくまで”人間”だろうな」
うわ、映画のようです。やっぱり人間は、人間のせいで滅びるのかもしれないと、思ったりします。自然から生まれた人間が自然を壊し、自然と対称のものを人工と呼ぶように。
シーンはアエルゴに。(アエルゴ軍からイシュバール人は兵器の横流しを受けて、アメストリスと対立していた)アエルゴの収容所、まるで某強制収容所のようです。アエルゴは、イシュバール人の亡命を受け入れていないようです。では、なんのためにアエルゴはイシュバールを使って、アメストリスと対立しようとしたのか。
アメストリスの国軍力を、対イシュバールで浪費させ、そこへ漬け込もうとしたのか?この辺は材料が少なすぎるのでパス。イシュバール人の悲痛な叫びが響きます。
シーンはロックベル夫妻に。運ばれてくるのは子供ばかり。大人は死ぬまで戦えということなのでしょうか。ウィンリィの母は、自分の子供と同じ年くらいの戦争で傷ついた子供達を泣きながら治療し続けます。このシーンは泣ける(><)不安げに待つ、エド・アル・ウィンリィ。エドがウィンリィの頭を撫でていて、ちょっと守ってやるぞ風でよいです。
つづいてロックベル夫婦のいる地区に殲滅作戦が下りる。キンブリー登場。キンブリーは事故に見せかけてロックベル夫婦を殺すというような話をしています。
そしてスカー兄弟へ。兄はとうとう刺青をしています。右腕が分解、左腕が再構築と、違う模様が入っています。頭で理解して、右腕で分解して、左腕で再構築するという循環をつくるのでしょう。
錬成の等価交換で兄は右腕以外を持っていかれ、弟は右腕を持っていかれた・・・のでしょうか。それをロックベルが繋げて・・・分解の力で・・・どうなってしまうのか。この夫婦とスカーの関係は来月で明らかになるのでしょう。
そうそう、スカーなんですけど、まだスカー(傷)がありません。そして誰も彼の名前を呼んでいないのです。本来の名を。彼の名には、何か秘密があるのかもしれません。(さやちゃんが神様と同じ名前なんじゃないのー?などと言ってました。マリアとか、ヨゼフとか、モハメッドとか、そういう系ってことですね?)
兄の周囲にいる人たちは、錬金術・錬丹術がイシュバラの禁忌だとは言いません。力には力を、復讐のためには、この程度の禁忌は許されるといわんばかりです。
そこへいよいよキンブリー隊が・・・。次号へ。
来月でイシュバール終わるんじゃないかなぁ。戦場という日常はすでに十分描かれて、スカーの話が終われば、ロイとヒューズのエピソードっていうのは・・・もうこれ以上描かれないんじゃないかと。リザとロイの話も、後はもう殲滅戦後のことだと思うし。
今月のヒューズの戦い方を見ていると、本当にロイは「人間兵器」として一人で投入されていたのかもと思う。ヒューズのチームプレイを見た後だと、ロイの周りに人がいなさ過ぎるし、ロイが戦ってるシーンで、ロイが部下に指令を出しているシーンはないので。
私的にはヒューズの部下の名前がヒット!何かネタがあるな、と思っていたのですが、そうなのかー!ドイツ・・・ふふふ。また、そこに気が付く真朱様もさすが!
ところで、歌猫Blogの今日付け記事にこちらを引用紹介させていただきましたのでご報告いたします。
引用は「なぜそれが仕事なのだ?」のところ。反論を許さぬ断言を、更にひっくり返してみせる。すごい。
あるいはそこが、ロイが上を目指す取っ掛かりなのかもしれませんね。それが仕事というのなら、それを仕事で無くしてみせる、と。
ところでウチはティアラよりずっと東です。が、近い。びっくり。
歌猫さんの記事(+ご紹介先)を読んで、またちょっと書きたいことが出てきちゃいました。(笑)
ずっと東・・・?区内かな?近いのでしたら、今度気軽に遊びましょう。
ハガ錬、小3子ども経由ではまってしまったフルタイム勤務の母です。昼休みの時間、歌猫さん経由で、白き焔さんに出会えて嬉しくなってしまったのでコメントさせてください。。。
あとから超高速(2010年7月にアニマックスでハガレンを知った口)でコミックス派として進んできましたので、 じっくりと愛情を滞留させてきたファンの皆様にはたちうちできませんが、この15巻のイシュバール戦ではどうしてもオトナとしての心の戦慄を共有したくて!
この巻、小学生理解不能。暗いだけなのに、息子よよくがんばっって読んだ。 てか、人生と一緒で、避けようが無く進んだ息子でした。
この巻しかし、よくもまぁこんなにテーマをてんこ盛りにさせて。。。荒川先生のテーマ全部つめた?!?!?!
優先順位 序列 支配 魂の重さ 宗教不在 とまぁ 現在の社会の縮図のような。。。
大総統を通して語らせる迫真のメッセージに圧倒されました。前からそうでしたが、大総統にこの巻でやられました。ファンです。 おじさんを丁寧に書き込んでる先生、 さすが三国志経由!
白き焔さんの中では済んでしまったシリーズでしょうが、これからちまちまどうか読ませてくださいね。 冷静な分析力そしてギャグの突っ込みどころ及びキャラの突き放し方どれをとっても私のツボです。 勤務の昼休みを楽しくさせてもらい、ありがとうございます。
古い記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。
改めて自分の記事を読み返したら、
大総統のセリフが、お父様の成り立ちと結末へと向う伏線だったのだなぁと痛感しました。
小3子ども経由ではまられたとのことですが、
ハガレンは大人ならではの楽しみ方もできる作品だと思ってます。
お子様相手では一緒に盛り上がれない部分を
当blogで補完していただけるようでしたら幸いです。