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白き焔BLOG

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ガンガン10月号 鋼75話 ネタバレ感想

2007-09-12 02:27:52 | 鋼コラム
うわーーー、キター!という感じの75話です。ハガレンピープルに「ネタバレ乾燥」っていうタイトルでTBしちゃって、ガビーンって感じです・・・。

ちょっとズルイ感じの20代ホーエンハイム、すんごい好みなんですけど。23号時代もイケてましたけど、このノッケのシーンいいわぁ。

しかしクセルクセスのシーンは、どうも駆け足な感じがする。最低限のストーリだけ補足しました!というような。10代後半から50代くらいの見た目まで変化してるから、30年分を27Pで描いているようなもんだ。(ちなみに私は助手時代がそうとう好きです)

ああ、もっとホーエンハイム若い時代をやって欲しいーーーー。

ホーエンハイムとホムンクルスの会話で、
「家族とか仲間とか、そういうものに幸せってのがあったりするんだよ。俺たち人間は」
とホーエンハイムが言う。

ホーエンハイムはずっとそういう考えを持っていた。だけれどそれを上手く他人に伝えられたかというと、エドとの関係にあるように、微妙だとしか言いようがない。ホーエンハイムはエドとアルを愛さなかったわけではないし、トリシャをないがしろにしたわけでもないのだ。(トリシャは理解していただろうけども)

一方、幸せとは何かを問われたホムンクルスは「フラスコから出ること」と答える。そして「この容れ物から出ると私は死んでしまう」と言っていう。

また、この前の会話で「人間は(中略)コミュニティーを持って繁殖せねば種を存続できない」と言ってます。

◆ホムンクルスを殺すには容れ物壊せばいい?(賢者の石で肉体が再生できなくなるまで容れ物を壊せば滅びる。例:ラスト)
◆ホムンクルスにはコミュニティーは不要、繁殖も不要で種を存続できる?(もしくは種の存続と言う概念がない=単体でほぼ永遠に生きられる?)

でもこのホムンクルスは、血を分けたホーエンハイムを「親」として敬愛している部分がある。

次のホムンクルスの気になる言葉は「不老不死、どうして権力と栄華を極めた奴はそっちにいくのかねぇ」フラスコの状態では不死ではないことが、前出から明白である。つまりホムンクルスは不死ではない。真理を究めたものは不老不死に興味がないのだろうか?
ホムンクルスに対する疑問が増えた・・・・・・。

そして最悪の錬成が行われる。ホムの中のホーエンハイムの血を使って、世界の中心で二人手を繋いで分解・再構築・・・。「扉を開けさせてもらった」クセルクルスの最期。ホーエンハイムが名前を呼んで死を確認している人は、67話「この国のかたち」で呼んでいる人の名前と同じ。(ホーエンハイムが自分の胸に指突っ込んで血?が出てるシーン)

賢者の石が創られ、それを分け合って不老不死の体を手に入れた二人。ホーエンハイムREBORNとお父様の誕生である。

この後、ホーエンハイムはホムンクルスと袂を分かち、放浪?そして建国されたばかりのシンに向かい、西の賢者になるのだろう。シンの系統の医学を学んでいたなんてエピソードも出てくるし。それは当然錬丹術につながると。

そしてお父様は東の賢者になり、後にフィクサーとなって軍事国家アメストリスを建国。ちなみにりほ様の素晴らしい年表によると、ブラッドレイ(ラース)が大総統になったころ(つまりアメストリスが軍事国家になったころ。あの旗の模様を見たら、ホーエンハイムはぎょっとしただろうな。クセルクセスの錬成陣の中央の図案なんだから)、ホーエンハイムはホムンクルスのしようとしていることに気づき、アメストリスにもどってくる。そしてトリシャと出会い、エド、アルが生まれる。

と、こんなストーリーが想像されるのではないだろうか。

こんな重大なシーンがホーエンハイムの夢オチで語られた。しかもホーエンハイムよだれ垂れてますがな。ホーエンハイムを起こしたのはイズミとシグ。

同じ場所に向かおうとしていた?

イズミとホーエンハイムは懐かしい再開という様子だ。しかもエドが生まれる前の知り合いだ。錬金術学会とかあんのかなぁ?そんなもんに顔出しOKなのか、ホーエンハイムは(笑)二人の会話は省略されすぎだと思う。展開早いよー。

<9/13追加事項>
通りすがり様からのご指摘どおり5巻20話にイズミとホーエンハイムの接点がありました。バリーとかヒューズの死とか色々あって、師匠に会いに行こう!と兄弟が決断。旅行から帰ってきたばかりのイズミと会う。イズミに賢者の石について何か知らないかと聞くと、「セントラルでやたら賢者の石に詳しい男に会った。名前はホーエンハイム」という。兄弟はそれは父親だという。さらにホーエンハイムは「もうすぐ長年の夢がかなうと語った」そうな。

あれ?ホーエンハイムの夢って、「家族と一緒に年をとりたい」じゃなかったっけ?
不老不死はもう嫌だっていう。
<9/13追加終わり>

イズミに触れ、彼女が真理を見たと察するホーエンハイム。人柱候補であるということも気づいている。しかしイズミは、この前の勧誘とは行き違いを起こしているので、「前に大総統が来て国家錬金術師になれと・・・」と話す。大総統自ら?!すごすぎ。(笑)

今までの読者は、大総統が来たならイズミが真理を見たことがばれていると読むが、ホーエンハイムは大総統がホムンクルスだと知らない・・・・・・のではないか。だから「よかった」という返事になる。

「ちょっと失礼」とイズミの腹に手を差し込むホーエンハイム。眼鏡が光ってて怖いです。最初、いきなりこのページを開けちゃったんで、「実はホーエンハイム悪者?!」と思っちゃいましたよ。しかしシグの一撃はすごいなぁ。横とびにふっとばされてるもん。

「もって行かれた臓器は(略)戻せないけど、(略)血の流れをよくしといた」

これはエドとアルは戻れないってこと?あれも罪の証だよね?個人的には少なくともアルはもとに戻ると思ってるけど。内蔵喪失は血の流れを良くすると、体調良くなるんですかね・・・・・・。

っていうか、脊髄損傷ので神経の流れが止まってるのも、治せそうですよね。
「ホーエンハイムさん、おたくの息子さんにはトイチで520センズ貸している上に、年中便宜を図ってやってるんですが、うちの部下のハボックの足も何とかしてもらえませんかね」っていう気持ちで一杯です。(爆)

最期にホーエンハイムのすごい告白。これは誰も予想してない展開では!!
「(私が)人間の形をした賢者の石だ」

えええええ? そんなのアリ?!
エドぉ、探してたものはすぐ近くにあったんだよー。青い鳥だよー。
っていうか、エドとアルって賢者の石の子供・・・・・・って、子供には遺伝しないもんだってことかな。
そりゃお父様「あいつ子供作れたんだ」って言いますよ。びっくりですよ。
私だって賢者の石に子供が作れるとは思いません。

しかしその機能が残存していて何百年も生きてきたんだから、もっと子供居ても不思議じゃないけど、(年取って死んでるとも思うけど)そういう雰囲気じゃないし・・・・・・ホーエンハイムも出来ないだろうと思ってて避○してなさそ。(爆)

今月、主人公1も2も1のCP最大派閥のお相手も出てこなかったね・・・。ホーエンハイム祭りだったなぁ。短いけど・・・。

私が感じている謎:
◆なぜ人柱が必要か
→ホムンクルスはクセルクセスと微妙に違うことをやろうとしているのでは?必要なポイントで普通の人が死んだのでは足りない。真理を見た人柱を配置する必要がある。では、なにを?

◆ホーエンハイムは年をとっていないのに、お父様はなぜヨボヨボしているのか。
→他のホムンクルスを作るために賢者の石を使いすぎているから?

◆生命維持装置みたいな雰囲気の椅子は何?
→プライドが「一番初めのホムンクルス」と名乗っていることから、お父様は細胞分裂というか、自分を「分けた」のではないかと思った。そういうことを繰り返して、お父様は老化したところがある。

プライド=セリムは、成長するホムンクルスである。どう見てもベースは人間型である。ラース=ブラッドレイを創った後、ブラッドレイを見張る・指示を出すために、側に居られる姿として<子供>の容れ物を用意したのかな。
(別に奥さんを容れ物にしても良かったとは思うけど)
それは誰にも任せられない仕事で、うぞうぞ君はセリムに乗り移った。乗り移りの作業のためにあの巨大装置がいるのかもしれない。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あーだから (さや)
2007-09-12 11:10:54
>でもこのホムンクルスは、血を分けたホーエンハイムを「親」として敬愛している部分がある。

あーだから自分もホムつくって「お父様」とか呼ばせてるのかねえ。羨ましかったのかなあ。
アメストリス国旗の件はさすがだと思いました。それは驚いて戻ってくるよね。
次号までの一ヶ月、謎だらけでじりじりするよ~(笑)
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謎が増えたねー (真朱)
2007-09-12 21:02:10
>ホムつくって「お父様」とか呼ばせてる

それについて、別記事書きました。
http://blog.goo.ne.jp/masoho-zero/e/720bc992d7d0a75879c62b5ea7cd7632

欲求とはなにか?
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Unknown (通りすがり)
2007-09-13 09:58:56
>イズミとホーエンハイムは懐かしい再開という様子だ。
>しかもエドが生まれる前の知り合いだ。
ホーエンとイズミが知り合ったのは最近ですよ。
確か兄弟が師匠宅を尋ねたとき、前回の旅行で知り合ったってエピソードがあったと思います。
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ご指摘ありがとうございます (真朱薫)
2007-09-13 17:48:08
「セントラルで賢者の石に詳しい男に会った」との記述、確かにありました。

記事、そのあたり修正しました。
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