この「西行花伝」を出版直後に買い求め、一度時間をかけて読んだ。勤め人はなかなか読書ができないままに4半世紀が流れた。紀野一義氏の講演を聞いているとしばしば西行が登場する。
本棚からほとんどの本は破棄されている。この「西行花伝」も二束三文で売り払った。読みたくなったら図書館でと思いながら。
図書館で読んでみた。4半世紀前に読んだよりも面白い。母と観音と恋が歌と一体化した素晴らしい作品だ。
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紀野一義氏youtube講演からのメモです。
大乗の徒が小乗と呼ぶと南伝仏教のタイの人々などは怒ります。テラワーダと言わなければいけない。小乗とは大乗の人がそれまでの原始仏教をさげすんで呼んだ言葉ですから。
釈迦在世の頃の仏教は根本仏教とよばれ、その後のは原始仏教と呼ばれる。釈迦滅後の弟子たちは経から律や論の研究に勤しみ、人への救済をおろそかにした。経、律や論をできるだけ多く暗記している人 . . . 本文を読む
なにげなく原町田通の古くから続いているカフェで店頭に並んだ豆を買ってみた。いつもは駅前のスーパーで豆を買うがそのときはなんだか理由もなく買ってみる気になった。
淹れてみると熱湯を注いだ瞬間にその黒々とした泡立ちの豊かさに驚いた。そうなんだ、かつて淹れていたのはこんな風だったと改めて思い起こされた。飲んでみるとうまかった。
ささやかな発見だ、いやいつのまにか忘れていたことの再会だ。 . . . 本文を読む